粉にひいてから、だんご(もち)にする。熱湯でこねて、中にあんこを入れて食べたりする。小さくまるめてお汁粉にすると一番おいしい。(九戸村の人から聞いた話)
かつてお茶栽培が盛んだった頃は、もろこし(茨城では高黍のことをもろこしと言った)の粉を湯で練って団子にし、沸騰したお湯に入れ、汁に入れて食べた。5月初めお茶の収穫期の忙しい時の食べ物で、何日も火を炊いてお茶を乾燥させる作業を続けるので、立ったまま家族みなでかきこんでいた。
この団子はふかすとべったりしてしまうので、ふかせない。あるいは、団子にしたものを砂糖ときな粉をまぶして食べたりもした。
一週間水につけてふやかし、石臼で水を足しつつひく。布巾で絞り日に干して、粉にして保存する。これを冬の晴れた日に行う。(茨城南部で聞いた話)
もち米と一緒に蒸して、もちつきと同様について、もちにする(もち米5、きび5の割合)。粉にしてだんごにもする。米8黍2の割合で普通に炊いてもよい。
熟さないうちに収穫して、おかゆにするとおいしい(高知県の山村で聞いた話)
もち米と一緒に蒸して、もちつきと同様について、もちにする(もち米5、粟5の割合)。粉にしてだんごにもする。米8粟2の割合で普通に炊いてもよい。
おかゆにする。(青森県田名部で聞いた話、中国人から聞いた話)
モチ米と5:5で混ぜ粟餅にして食べた。またご飯にまぜたり、雑炊にした。あまった餅は天日で乾かしてから、油で揚げ、砂糖をまぶすとおいしい。(茨城南部)
米8稗2の割合で普通に炊いて食べる。
おかゆにする。(群馬、茨城南部)