ヘイアウ

 ヘイアウとは、古代ハワイの神殿で、戦争の神を祭ったもの。ハワイ島の西側には、北からラパカヒ州立歴史公園、プウコホラ・ヘイアウ、カロコ・ホノコハウ国立歴史公園、プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園など、大きなヘイアウがいくつも残っている。
 プウホヌア・オ・ホナウナウはコナの王族の埋葬場所であり、また戦争に負けた側やタブーを破った人がここに逃げ祈りを捧げると、それ以上追求されずに立ち去ることができたという、かつてのアジールでもあった。海岸に立つ神像も復元され、土俗的で興味深いところたが、今回は寄る時間がなかった。

■プウコホラヘイアウ

 ホテルのデスクでヘイアウに行きたい、とタクシーを頼むと、「先ほども日本人夫婦がプウホヌア・ヘイアウに行きたいと言うので、いつもお願いしているドライバーさんを紹介したところなんですよ。新しい人だけど頼んでみましょうか」と、ドライバーを紹介してくれた。ハワイ島に来てまもない若い人(日本人)だったが、ヘイアウは初めてだ、今後の勉強になる、と親切にガイドしてくれた。

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 プウコホラヘイアウはコハラ・コーストの北にあるハワイ最大のヘイアウで、1782年にカメハメハ大王によって築かれた。
 ヘイアウへは駐車場から野原を歩いてゆく。基本的には火山岩を積み上げた石垣で、周囲にいくつか小型の四角い構造物や長い石垣がある。
 海岸沿いにあり、水中のヘイアウもあるというが、今回時間がなくて確認できなかった。

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 右の木組みの塔は、民族博物館にあるヘイアウ全体のミニチュア模型で見ることができる、椰子の葉を葺いた神殿の木枠の部分のようだった。ポリネシアカルチャーセンターでは、この建物を実物で見ることができる。

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■ラパカヒ州立国立公園
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 ラパカヒ州立国立公園はプウコホラの先、ハワイ島の北の突端に近いところにある。
 「地球の歩き方」によれば、600年前の漁村を再現した施設で、ヘイアウ、家、船などが展示されている。

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