戦 跡 2 | |
夜明山近辺から林の中に入ると、軍道(トラックが通れる)と塹壕の跡が続く(写真左、塹壕跡と軍道)。 | |
左は破壊された14センチ高角砲。 | |
写真左は7センチ加農砲(カノン砲の当て字)。この場所は深さ15メートルの竪穴を降りた先にあるが、今はそこから降りる必要はなく、脇道からこのコンクリート部屋に入ることができる。 右の写真は水利施設。山の水をためて濾過し、ポンプで送るものでかなり大規模。爆撃を受け、コンクリート製の大きな水の貯蔵タンク2箇所に穴があいていた(片側から入ってぬけた)。タンクには今でも澄んだ水がたたえられている。後にアメリカ軍が入ったときは、本土から船で水を運び、こうした施設は使用しなかったという。 | |
自衛隊の通信基地の近くにある大きなコンクリートビルは、かなり爆撃を受けており、入り口の鉄扉が曲がっている。中に入ると、壁から入った砲弾が中で炸裂したため、天井が落ち、鉄筋がむきだしになり、壁が外に向かって湾曲していた(写真左)。 ところで、外から入りやすいところにある、陸軍の発電施設と海軍の監視所には落書きが多かった。英語で書かれているものもあり、「頭にきたアメリカ人かなあ」と言うと、違う、というので「日本の若者ですか」と聞くと「日本のばか者た。アメリカ人はこんなことしない」と言っていた。 |