ビショップ・ミュージアム

 ビショップ・ミュージアムは、ホノルルにある太平洋諸島の文化について展示した博物館。ハワイに限らず、サモア、バヌアツなど幅広く展示されている。
 ちょうど行ったときは、特別展示のテーマがセサミストリートのキャラクターが人体について解説する内容だったため、太平洋文化に関する部分はメインホールのみだった。
 韓国から修学旅行と思われる女子中学生が大勢来ていた。
 ハワイと日本との関係に関する展示室(日本の皇室との結婚話もあったカイウラニ王女など)や、世界で活躍するハワイ人(ハワイ諸島出身、の意味になるので日系人なども含まれる)の展示室もある。

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 右下はヘイアウの模型で、石垣に囲われた中に、椰子の葉を葺いた縦長の建物と両脇に立ち並ぶ木彫の神像、大型の小屋が見える。

 左は博物館に入ってすぐの右手にある神像。かつては、こうした木彫りの神像がヘイアウに立っていたが、キリスト教を布教する際にほとんど破壊された。
 博物館には、わずかに破壊を免れたものが展示されている。現在プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園に立つ像はレプリカ。

 下は石垣に囲われた小屋で、実物はポリネシアンカルチャーセンターで見ることができる。



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 2階と3階にはハワイ以外の太平洋諸島の文化に関する展示があり、当時の写真も興味深い。現在と異なり、かなり土俗的で異文化の感が強くする。
 下の写真に示すようなものが、観光資源としてではなく、真剣に信仰する対象として現れてくる状況を考えると、キャプテン・クックが誤解からハワイ島で現地の人に殺されたというのも、頷ける気がする。お互い、精神構造が、近代人と古代人ほどに隔たっており、相互理解は至難の技だったことだろう。

 右から時計回りに、ニューイングランドの仮面と凧、サンタクルーズ諸島Vanikoroの仮面、バヌアツの木彫。

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