太平洋戦争は山本五十六提督率いる連合艦隊が第一航空艦隊のゼロ戦でもってアメリカのハワイ真珠湾の太平洋艦隊を奇襲、また南ではマレー半島コタバルに上陸して始まった。日本では開戦日と真珠湾攻撃は１２月８日だが、アメリカでは１２月７日になる。

　戦艦アリゾナは日本軍の奇襲によって撃沈され、約1100人が戦死した。参観するにはアリゾナ･メモリアル･センターの窓口で一種のツアーに参加することになる。ツアーでは、まず太平洋戦争のあらましを伝える映画を鑑賞したあと、ランチボートで湾内に沈む戦艦アリゾナの上に建てられた記念館まで往復する。映画の上映時間は約３０分、記念館の往復は４５分。
　ツアーの参加者はアメリカ人がほとんど、日本人だとどうこう言う人がいるかとも思ったが、映画は割と中立的な内容、上映が終わってもみな冷静、興奮してしゃべったり、東洋系を見て舌打ちする人もいない。これは記念館でも同様だった。

　左上が記念館内の戦没者の氏名を記したパネル、右が沈んだアリゾナの船体の一部。

　昭和２０年９月２日、東京湾横須賀沖に停泊した戦艦ミズーリ号上で、マッカーサー率いる連合軍側と日本政府代表重光葵の間で降伏文書の署名がなされた。
　このあと、戦艦ミズーリは昭和２５年朝鮮戦争に出動、さらに平成３年湾岸戦争にも出ている。平成４年に退役し、平成１１年から博物館として公開されている。

　博物館へは、専用のトロリーバスに乗って橋を渡って行く。

　左は甲板上にある、条約調印の場所。右は条約文書。

　艦内のようす

　沖縄海戦で神風特攻隊の攻撃を受けたところ。スタンプラリーのポイントになっていて、ゼロ戦のスタンプがある。

　アリゾナ記念館の隣にある。
　潜水艦バウフィン号は第二次世界大戦時に太平洋で活動した潜水艦。

　艦内のようす。右が魚雷発射管室。

　敷地内にある、旧日本軍の人間魚雷回天（特攻に使用された魚雷）