車窓-東部幹線


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東部幹線
 台北から花蓮まで台湾鉄道東部幹線に乗った。この路線は混んでおり、月曜なのに満座満座で午後の切符しか買えなかった。
 基隆を過ぎると山中に入り、雙渓、福隆などを通る。福隆駅では駅弁を売っており、大勢の人が買っていた。




 山中の途中駅から、おばあさんが乗ってきた。彼女は入り口近くのあいている席に座った。その席はたまたま子供が後ろへ遊びに行き空いていたもの。周囲の両親やら親戚やらが「席が違う、自分の席へ行きなさい」と言ってもわあわあ何事か言って動こうとしない。隣席のおじさんが台湾語と北京語でここは何号車何番だ、あんたの切符の席番と違う、と言っても通じない。彼女のしゃべる言葉も回りに通じない。おじさんはさらに座席番号を指差しつつ、「ナンバーフォー!」、「だいよんごう(第四号)!」と英語を使ったり日本語を使ったり。それでも通じない。
 ちょうどそこへ車掌が検札に来た。大人たちは「この婆さんはガオシャンズー(高山族)だ、言葉が通じない、座る席を間違えているが、言っても聞かない」と訴えた。車掌は婆さんの切符を見ると荷物を持ち、手まねで連れて行った。婆さんもぶつぶつ言いつつ従って出て行った。


 福隆の先でトンネルを抜けると海岸沿いになる。
 しばらく行くと田圃の広がる。ちょうど稲刈り後の田もあった。







台湾東部は多くの川が流れている。
こうした川の一つの奥に、有名な太魯閣渓谷がある。

今回乗ったのは花蓮までだが、この路線は台東まで混んでいる。





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