主譜壇 基隆の友人に聞いた話:
基隆の主譜壇は、旧暦7月15日にお化けの集まるお化けのアパートで(この表現は友人の解説をそのまま借用)、盛大なお祭りが催される。
まるまる太った豚を何頭も飾り立て、お祭りが始まると屠殺して並べる。
果物その他の御供も沢山並べられる。
主譜壇も電飾できれいに飾り付けられ、大勢の人が集まる。
主譜壇は台湾でもここ基隆にしかない。
お化けは好兄弟(ハオシオンティー)と呼ばれる。
このお祭りには遊行(行列)というパレードがあり、一週間続く。
お祭りの当番は輪番制、半月板を放って占う中国式占いで、今年は苗字が陳さんの人全員、というように苗字で決まる。けっこうお金がかかるので、当番になると大変でもある。
主譜壇には新しいものと古いものとがあり、古いほうは現在では使われていない。取り壊してビルを建てようとしても、人が死んだりしてそのままになっている。(1982年当時)
1980年当時の主譜壇の写真はこちら