東 獄 殿


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東獄殿(岳帝廟) 台南の東獄殿(岳帝廟)は、戦前に民俗学者の国分直一も記録し、特に神像を「怪異な秀逸」と称えていた興味深い廟(詳しくはこちら(1980年代の岳帝廟)、2000年の岳帝廟についてはこちら)

 前回訪問時には、彩色を施されてしまっていた謝将軍、范将軍、牛将軍(牛爺)、馬将軍(馬爺)といった東獄殿の神像たちが、今回訪問すると、以前の古色蒼然とした雰囲気に戻されていた。やはりこのほうが、ありがたみも増すようで落ち着く。

 台南市では現在、市内の観光スポットを看板にそって回れるよう整備しており、東獄殿も城隍廟などと並んでルートの一つに入っている。東獄殿の価値が認められたようで、これは嬉しい。
 民権路に出ると、廟の前に大量の黄色い提灯が道路を跨いで吊るされていたため、すぐに見つけることができた(提灯はお祭りのためか)。

 ところで、今までこの廟を国分直一の本に合わせ岳帝廟と呼んできたが、現在当地では東獄殿と呼んでいるようなので、このサイトでも東獄殿と呼ぶことにする。

東獄殿
目印の黄色い提灯


范将軍(右)と馬将軍(馬爺)



謝将軍(左端)と牛将軍(牛爺、中央)



堂内のようす





参拝する人々

 お祭りがあるようで、「お供え禁止」の札をはずして、祭壇にお菓子や果物を並べ始めていた。時間がないので見られなかったが、ここは巫術師のような人がいるので、お祭りのときは面白い(台湾人の友人は怖がっていたが)。
 「シャーッ!シャーッ!」と気合のような声を発しつつ、線香(だと思う)で空を切りながら堂内を回るおばさんだの、父親が祝詞か呪文のようなものを唱えつつ母娘が跪いて占いをしている一家だの、独特の雰囲気。

紙銭を燃やす炉

芳名表

1999年の台湾大地震で損害を被った
東獄殿の修復に貢献した人々





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