音楽館:韓国 ラジオ韓国KBS 1970年代から80年代にかけて、BCLが中学生高校生の間ではやっており、ラジオ韓国KBSを愛聴していました。当時中波で聴取可能な海外放送のほとんどは、中国やソ連、北朝鮮という共産主義国家だったため、KBSが唯一、西側陣営で比較的くだけた内容の番組を放送しており、親しみやすかったでした(台湾の「自由中国の声」は短波放送のみで受信できなかった)。KBSは人気局でBCL雑誌にもよく取り上げられており、同放送のお便りの時間「玄界灘に立つ虹」に手紙を送って読んでもらうのは、至難のわざでした。この番組は現在でも続いており、今でも毎日お便りが読まれています(現在では日本人のDJも参加しています)。このDJ風のかけあいスタイルは、1970年代当時からで、朴容順さん、金英子さん、趙ミョンジャさんなどの人気女性アナウンサーが輩出しました。 当時、KBSの国内放送も聞いており、もっともよく聞いた番組が夕方5時半もしくは6時頃から始まる(年によって放送時間が異なった)「オリニシガン」という子供向けの歌番組でした。ちょうどNHKテレビの「歌は友だち」(これも好きだった)のラジオ版だったと思います。月曜から金曜にかけて先生について子供たちが1曲マスターし、土曜は公開放送の子供のど自慢のようなことをやっていました。言葉はよくわかりませんでしたが、子供向けなので「ノレ」が歌、「ヨジャオリニ」が女の子、「ナン(ム)ジャオリニ」が男の子、「ソンセンニム」が先生など、聴いているうちに単純な単語はだんだんわかってきました。 当時の子供の歌には良い曲が多く、また思い出もあるのでぜひ紹介したいのですが、現在KBSにサイトに掲載したい曲を一覧にして送り、問い合わせ中です。中国はあまり著作権にうるさくないようで、簡単にOKをいただき(むしろサイトに紹介されれば宣伝になる、程度にしか考えていない印象)北京放送編を作成できたので、KBSから録音した子供の歌紹介編もぜひ作りたいと思っています。 ラジオ韓国KBSのライブ放送: このサービスはなくなったようです。その代わり、日本語ページの上で番組の一部を24時間対応で聴取できるようになっています。 ラジオ韓国ライブ
上記については、資料として掲載します。放送開始と終了の音楽は1976年か1977年頃アリランからオリジナル曲に変更されました。なお、中波では海外同胞向けと日本語放送は同周波数、時間帯が異なりました。海外同胞向け放送には、夜11時から「ヨギヌンソウリムニダ(こちらはソウルです)」という番組があり、最新ヒット曲なども紹介していたのでよく聴いていました。 2003.5.5追加 写真は当時集めていた Verification Card 聴取レポートを送ると、局からベリカードが送られてきます。 |
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