ミャンマー旅行記(2000年)

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6.ミャンマーあれこれ(続き)


*11 バス:

日本の中古バスが圧倒的に多い。

韓国の現代製のバスも市内バスによく見かける。

中古バスは都バスから地方のXX交通までさまざま。

皆地元栃木の東野交通バスを今か今かと待っていた。
「群馬まで来たぞ」「茨城があった、そろそろだぞ」と言っているうち、Tangooの給油所でついに東野交通のバスを発見。
ユーコさんも新潟交通のバスを見つけていた。

*12 野焼き:

政府では禁止しているそうだが、農民はやめない。

日本でも野焼きは、車両の通行の妨げとなるため禁止だが(ダイオキシン騒ぎ以前から)、ユーコさんの話では今でも燃やしており、季節になると農道の視界が悪くなる、と言っていた。

パテインへの道でも、ヤンゴン−マンダレー線、バガン−ヤンゴン線でも、よく見かけた。

昼間田を焼いているところを見かけたが、じりじりと焦がすように焼いていた。

日が落ちると夜目にも赤々と燃える野焼きを何カ所も見かけた。

雑草の簡単な除去法であり、病気の防御、毒蛇退治のためという。

*13 お茶屋:

お茶屋さんは、幹線道路沿いによくあり、車休憩に利用されている。

コーヒー、ジュース、お菓子類を売っており、紅茶やコーヒー類は20〜30チャット、やかんやポットのお茶は無料。

お菓子が机の上に置かれ、食べた分だけ払うシステム。


○ コーヒーミックス:

お茶屋さんでコーヒーを頼むと、たいていカップに入ったお湯とこれが出てくる。

袋入りのインスタントコーヒーで、砂糖、粉ミルクも入っており相当甘い。

ホテルにも置いてあるし、村の雑貨屋でも売られている。

個人旅行中ヤンゴンで合流した若い二人は、お茶屋さんでコーヒーミックスを見かけると、
「あー、またコーヒーミックス! ビルマじゅうこれ、どこ行ってもこれですよー。すんごい甘いのー」
と騒いでいた。

同じメーカーの紅茶版もある。

コーヒーミルクを頼むと、練乳を溶かしたお湯にコーヒーミックス1パックが出た。

在住者の話では、生の牛乳は細菌に汚染されているので飲まないように、との大使館からの通達があるという。


○ VeVe:

やはりお茶屋さんや町中の店でよく売られている地元ブランドのジュース。

ライチ、タマリンド、マンゴー、プルーンのジュースが日本人的には珍しい。みかんやりんご、いちごもある。ちゃんと細かい実が入っているが相当甘い。

35〜45チャット(定価、種類によって値段が違う)。

ライチが一番おいしいかった。

*14 車のスピード:

スピードが出ない原因には、道路事情が良くない、一車線の橋で渋滞する、に加えて、人と自転車がある。

道路幅はまああるのだが、舗装されている幅は狭い。幹線道路でも車2台がやっとすれ違える程度だ。

人や自転車は結構行き交っており、自転車はやはり走りやすいのか絶対に舗装されたところを下りない。そのため、遅い車を追い越すときも、対向の自転車が先に行ってから追い越していた。

また、ミャンマーの車は日本の中古車が多いが、ミャンマーは右側通行。

右ハンドルのため、追い越すときに左の追い越し側に車や人がいるかどうか、運転手は判断しづらい。そこで助手席の人が見て合図していた。

*15 ガソリン:

ガソリンの割当は1日2ガロンと聞いた(Niftyフォーラムでは3ガロンとのこと)。

ただし、闇市がある。

ガソリンスタンドでの給油もあったが、普通の道ばたの店で給油することも多い。

目印は店の前に出された白いポリタンク。

*16 米の収量と値段: 

Saw氏からは、1エーカー50ブッシェル(1ブッシェル=36リットル)収量で35%課税、これは米をこれだけ生産できなくてもかかる、この課税はいったんなくなったが復活した、と聞いた。

Saw氏の収量は雨季夏合わせた数字と思われるが、ヂャムー氏とイエジンでの収量の数字は1作分か、二作合わせた一年分かはわからない。

イエジンでは1作と聞いた記憶があるのだが、メモに明記していないことと、1作として2を掛けるとかなり数字が大きくなるので保留した。

強制売却分の1作12篭はメモに明記されており、2作分24篭は、1800キロの35%と大体一致する。

 また在住者の話では、米の市場での値段は通常、一缶20〜70チャット、2kgで100〜200チャットくらい。

在留邦人は450チャットくらいする米を食べているという。

 

*17 屋根:

確認はしていないが、ココヤシ葺きは貧しい家、サトウキビ葺きは普通の家、竹葺き(写真は屋根の部分)は金持ちの家という印象だった。

サトウキビ葺きに使う、竹を割った棒に竹ひごでサトウキビを編んだ一枚は6チャットで買ってくるという。

(ココヤシ葺きの写真を撮り忘れたことが残念。お茶屋のある一帯でなく、休憩で止まれなかったことも一因。)

竹葺き

サトウキビ葺き

わら葺き

チーク葉葺き

チーク葉葺きの拡大

車で移動する道すがら、よくお墓を見かける。

集合墓もあるし、単独に原野にポツンとあるのもある。


日本の田舎でよく見かけるように、田圃や畑の脇に木が数本立っている下、田畑と森との境、大木の下などに数基から十数基ある光景が一般的。

棺桶スタイルが多いが、塔の形やパゴダの形もある。

灰色の石のままが多いが、水色や薄いピンク、クリーム色に塗られているものもある。

Aさんは、ミャンマー人は骨に執着しない、いったん土葬にしたあと場所を変える、骨は掘り出さないのでその上にビルが建ったりする、とヤンゴンのミャンマー人から聞いた、あれとどう繋がりがあるのだろう、都会と農村とでは違うのかなあ、と言っていた。



*19 水瓶:

市内や地方の道路沿いに、壷がたいてい2個並んで置かれているのをよく見かける。

中には水が入っていて、道行く人の喉をうるおす。

義務ではないが壷の近所に住む人が厚意で水をたやさないようにしているという。

信仰の意味もあると言っていた。





*20 人気俳優チャンチャウ:

この男性は、チャンチャウという中国人俳優で今大人気という。ヤンゴンでも地方都市でも、買い物おばさんがよくぶらさげていた。

黒白の小さい袋が5チャット、大きい袋は10チャット。

マーケットへ行ったときも同じ値段だった。



*21 ミャンマーの中印関係:

Far Eastern Economic Review誌(8月3日号)によれば、インドのヒンズー教右翼組織が、1962年にいったん閉ざしたヤンゴン支部を再び開いた、反中国派のMaung Aye将軍の肝煎りだという。

インド政府も親インド感情を育てるために、熱心にビルマ人のインド国内の仏教遺跡観光を奨励しているという。

同誌の記述では、Maung Aye氏の政敵Khin Nyunt将軍は親中国派のようである。

以前同誌でミャンマー国内に中国軍の関わる軍事施設が増えているという記事を読んだ時にも感じたが、ミャンマーは両超大国の間を上手に泳がないと、将来インドと中国の代理戦争に巻き込まれそうな予感もする。

*22 治安:

ミャンマーは基本的に”いい人”が多いようだが、在住者の話では強盗などの凶悪犯罪や、日本でも最近多い先進国特有の異常犯罪はないが、コソ泥はけっこういるという。

企業の駐在員が必ず雇う必要のあるメイドさんや運転手などが家のものを失敬したり(複数あるものが1つだけなくなるやり方)、外国人割当のガソリンを横流したり、ゴルフ場のキャディーさんがボールや手袋等小物を失敬したりするそうだ。

 また普段は大人しいビルマ人だが、ビルマに住んで長い人が
「学生運動が燃え盛ったとき、道ばたに見せしめの死体や首が並んだ」
と話していたという。

最近ではインドネシアが話題だが、古い形態の社会は一度騒乱がおきると歯止めなく残虐になるところがある(インドでもその手の話を聞いたし、戦前の小林多喜二等の拷問死や炭坑・鉱山での日常的リンチの話にも似たようなものを感じる)。

一方現代の先進国では、連続猟奇殺人、新興宗教やセクト/セミナーの絡むテロやリンチ、いじめのリンチ殺人、最近ではストーカー殺人など、日常生活が人間の残虐性のターゲットとなって危険と背中合わせなところがある。

どっちもどっち、それなりに生きやすさと生きにくさのある社会なのかもしれない。

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Last updated:07/02/03 .  First uploaded:01/12/03 .  ©1999-2010 XIER, a division of xial. All rights reserved.