ミャンマー旅行記(2000年)

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6.ミャンマーあれこれ


*1 もどき店:

このレストランの隣にFamily Martという名のコンビニ状の店があった。ただし例のチェーンではなく、あくまで似て非なるもの。

このほか、トーキョーフライドチキン(ケンタッキーもどき)や、Macバーガー(MacDonaldもどき)やJドーナツ(ミスタードーナツもどき)もある。食べた人の話では、相当油っこいというが。

外資は認められていないそうなので、日本や欧米に留学や出稼ぎで出た人が自ら始めたのだろうか?


*2 弁当筒:

この弁当箱は旅行中よく見かけた。

東京でも売られており(タイからの輸入品)、新橋で通勤女性がぶらさげているのを見かけたことがある。


*3 防火:

水袋のほかに、火事のとき家屋の一部を崩すのに使う、先端が鉤状になった火消し棒も2、3本必ず立ててあった。

こうした防火用品は、このあと回った村や道路沿いで見かけたビルマ族の村でもカレン族の村でも、必ず備えられていた。


*4 Toll gate:

有料道路のまともなものから、村や町の入り口にある地元のものまで、道路を車で走っていると至るところで遭遇する。写真

東北インドでよく見かけたゲートで道を塞ぐ光景だが(東北インドはテロ多発による)、今回行った地域では治安の問題で塞いでいるわけではなかった。

軍人や警官によるチェックはまったくなく、お金を払うとすぐにゲートを開けてくれる。

地元のトールゲート(写真)には10チャットから最高50チャットくらいを支払っており、出さない場合もあった。宗教関係の車は払わなくてもよいそうで、仏教関係は大体無料、キリスト教だと理解のあるところは無料にしてくれるという。

一応道路の補修その他が名目だが、有効に使われていない、と聞いた。

チャンタービーチへ行く途中のゲート



*5 花卉園芸:

国道や幹線道路沿いの街に、よく観葉植物を売る店を見かけた。

農家の庭先はたいていきれいに掃き清められ、観葉植物が植えられている。

国庫は破産状態と聞くが、生活を豊かに彩る精神的余裕(と多少なりの物理的余裕)はあるようだった。





*6 ミャンマーの物価:

チャットX10=日本円の感覚のように感じた。

市内バス:10チャット

Veve(よく売っている缶ジュース):35〜45チャット

学生街のシャンバック:200チャット

地元の人と一緒に買ったオレンジ:7個200チャット

偽のロゴTシャツ:1200チャット前後

在住者の話では、川魚だと200Kくらい、海魚だと600K、海老は1bis(1.6kg)2600Kくらいする。

でもこれは外国人向けその他の高級魚で、現地の人は一盛り70kくらいの小あじのような魚や、海老の頭、魚のあらを安く買っている。


 ○ 生活費:

ジェルサレム村で聞いた話。

村人の生活費は1カ月6000チャット、自転車が4000チャット。


一般論的に聞いた給料:

都市部では1カ月15000チャット、農村はデルタ地帯で8000〜10000チャット。

農村は皆専業農家で、野菜をやったほうがお金になる。


イエジンで聞いた農作業一日の給料:

150〜250チャット。


在住者の話:

女性の事務職1万チャット、日系、欧米系企業は給料が高いので、たとえドライバー、ガーデナーだろうが、皆あわよくばそうした企業に潜り込もうとしている。

ただし、Niftyのフォーラムのけん・はるや氏によれば、一家4人生活するのに1カ月4〜5万チャットはかかるという。

日本でも、農村で老人の話を聞くと、かつては月給だの農業収入以外にしじみをとって売っただの何を作って売っただの、本業以外にさまざまなことをして生活していたことがわかる。

戦後の混乱期は、農業をやったり担ぎ屋をやったり菓子屋をやったり、十幾つもの職を経験した話も聞く。

一つの仕事だけで食べてゆく形態のほうが、歴史的にみて珍しいのかもしれない。


*7 パゴダお姉さん:

トンチーへ行く道沿いの橋のたもとで、銀色のアルミ製のお椀を持った女の子たちがワアワア何か言っている。

それがこの後、何十回と遭遇するパゴダお姉さんたちとの最初の出会いだった。

ユーコさんが
「きっとパゴダの寄付集めをしているんだと思う」
と言ったので、帰り道に二人で100チャットづつ渡した。

ちょうど橋を渡るために車が徐行するところにいたので、お金を渡すと水の入ったビニール袋をくれた。

 このあとは国道1号と2号を車で通ったが、デルタ地帯ではパゴダお姉さんたちがほとんど村ごとに道路端に立ち、アルミ椀を振っていた。

賑やかな音楽が拡声器で流れてくるので、近づくとすぐにわかる。

丘陵地帯では見かけなかった(パテイン奥やメッティーラ−バガン−マグエあたり。通過した時間帯も関係あるだろうが、チャンタービーチの帰りやバガン−マグエは午前中だったがいなかった。村の数も人口も少なそうな一帯だった)。

はじめのうちは200チャットや100チャットを渡していたが、あまりに数が多く寄付疲れしてしまい、最後は10チャット、5チャットに相場を下げた。


*8 社会主義:

現在は社会主義ではないが、中には、まだ社会主義だ、昔は地主だった実家の土地がその時代国に取られ、今はそのまま軍のものになっている、という話も聞いた。

 Niftyのミャンマー会議室で教えてもらった話では、土地はビルマ式社会主義を推進する過程で政府によって接収され、現在でも土地の所有権は国にある、希望者や従来からの使用者には土地の使用権を与え、その使用料を支払わせる形で利用されている、よって純粋な土地の売買とは異なるとのこと。

ただし宗教省、外務省、国軍等がそれぞれ恣意的に土地を利用していたり、さまざまな矛盾する法律が存在したりで、一般の人たちは使用権を得て建物を建ててしまえば事実上土地を買ったような感覚を持っているが、保証はないのである日突然取り上げられてしまうことも起こるという。


*9 ミャンマーテレビ:

2チャンネルあり、国営と軍営。日本の軍艦マーチがミャンマー軍の軍歌だそうで、軍営テレビでよく流れている。

日本の古いヒット歌謡曲もよく使われており、”お祭りマンボ”がなぜかミャンマーのアミューズメントパークのCMソングになっていて、ぬいぐるみたちが踊っていた。

日本や中国(台湾?)のドラマもよくやっており、江口洋介ら主演のトレンディードラマ「ひとつ屋根の下」を見たし、中国歴史物ドラマもやっていた(台湾の「土地公」に似ている、とユーコさん)。

なぜか国営TVで英語によるミャンマー紹介を見たことがある。NHKでそんなプログラムを流すだろうか(ラジオの国際放送じゃあるまいし)。
視聴者をどこに設定しているのだろう?(在住者情報では、英語で国内と海外ニュースを流すプログラムが毎晩あるらしい。英語を勉強している人が多いそうだ)


 ある晩、ミャンマーのドラマを見ていたら、どう見てもアフレコ。さらに主人公がヒロインを都会に残して田舎に戻り農業を始める場面があった。
 言葉が解らないので、ユーコさんと
「カレン族の話だからミャンマー語に吹き替えている」
「国境の山に戻って農業を始めた、本当は麻薬を栽培したいところだけれど、やばいので有機農業をやっている」
と読み変えて見ていた。

 放送は夜10時頃には終了している日もあったが、夜中の12時過ぎまでミャンマーの操り人形劇を放送していたことがあった。正面から舞台をとらえるカメラが傾いていて、舞台のラインが水平でない。
 ユーコさんが
「歪んでる歪んでる、何だかとっても気になるんだけど。やっぱり日本人かなあ」。
結局最後までカメラは傾いていた。

クレームの電話をかける人もいなさそうで、冗談にかけてみようかと話したが、「だから何ですか?」とか言われそうでやめた。


 ○ VeVeのお兄さんとお姉さん:

VeVe、洗剤、その他メインのテレビコマーシャルをほとんど引き受けている、少々太めのインド美人風お姉さんとロカビリー風お兄さんのカップルタレント。

在住者の話でも、たいていコマーシャルはこの二人で、在留邦人好みではないらしい。

S子さんも2週間のミャンマー滞在で彼らに気づいており
「何にでも出ていますよねー」
と言っていた。

VeVeのお姉さんの名はテテモーウー。

ユーコさんは、
「きっと国営テレビでお金がないからタレントを1組しか雇えない」
と言い、皆で
「この二人が歳取った場合に備えて、ただ今新人を養成中」
「でも新人が出てくると苛めてつぶしている」
「コマーシャルではラブラブだけど、実は仲が悪い」
等々冗談で言っていた。


 ○ ビルマのスマップ:

あるカレン族MBCスタッフの息子は”アクター”だそうで、彼の家で直接会ったS子さんは
「かっこいい。ビルマ受けするかどうかはわからないけれど、ジャニーズなら絶対いける」
という。

Aさんも、その息子がメンバーの一員のBIV BOYSというグループのポスターを見て、
「この国の歌手はアナクロの勘違い野郎が多いけど、これはルックス的にはピカ一」
と言う。

最近TVのCMにも出るようになったのだが、親戚に反政府活動を行っている人がいてそれが引っかかり、CMも2カ月で打ち切られた、反政府活動とは無関係だという誓約書を書かされた、という。

グループのプロモーターはビルマ女性と結婚した日本人。


○ CMはミャンマー人も楽しみにしているそうで、ある駐在員が測ったところ、48分29秒ずっとCMだけ流れていたこともあるという。


*10 ワ族:

最近独立運動で話題になっている、麻薬貿易に深く関わる民族。

最近のFar Eastern Economic Reviewの記事によれば、ミャンマー国内のワ族によるメタンフェタミン(ヒロポン)のタイへの密輸が問題となっており、裏で中国がサポートしているとタイ陸軍が神経をとがらせている。

タイの将軍によれば、"戦争するために生まれ麻薬が血に流れている民族"とのこと。

 さらに最近のFar Eastern Economic Review誌(8月10日号)によれば、ミャンマー国内のワ族はヘロインとヒロポンの密輸に加え、さらに新たなワルを始めた、武器の密輸に関わりだしたとの報道。

中国雲南省の人民解放軍から旧式の武器を仕入れてインドの少数民族絡みや政治的混乱に乗じて密輸しているという。

マニプール州との国境の町タムにオフィスを開いた。

さらにナガ族がミャンマーを横切ってタイとの国境の町Tachilekで武器を仕入れ、武器はミャンマーを横切って運ばれ国境でナガ族に引き渡されているとの報道も。

ヂャムー氏の話にしろ、これでは国境はないに等しく、さまざまな民族が勝手にミャンマー国内を跋扈している状態。

このあたりの少数民族に関わる国際関係はかなり奇怪で、関わるには相当”すれた”神経が必要かも。


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Last updated:07/02/03 .  First uploaded:01/12/03 .  ©1999-2010 XIER, a division of xial. All rights reserved.