現在、タイはSARS、鳥インフルエンザ、クーデターなどで観光客が減っている。やっと鳥インフルエンザの影響が去り、さあこれから、というときにクーデターが起きてイメージダウン、また大きく落ち込んだ。バンコクでも今年、観光客は少ないという。
地元のガイドは、ミャンマーの観光が本格化したらタイは負ける、と心配していた。パガンなど大規模な遺跡があり、きれいなビーチも残っている、観光ずれしていない鄙びたよさもある、壮麗なパゴダも多いからだそうだ。ガイド自身、パガンに観光に行ってきた、良かったと話している。(ミャンマー旅行についてはこちら)
ピピ島は復活したそうで、津波により他の魚も来るようになり、ビーチは前よりも良くなったという。でも亡くなった人も多いので暗いところへは行かないで、お化けが出るから、と日本人と同じようなことを言っていた。
タイの経済はよくない。バンコクは渋滞が有名で車も多いが、車を持てないタイ人も多い。道路にあふれている車は、営業車か金持ちの車。最近の原油高騰の煽りでガソリン代も高く、政府が50B補助している。
バンコクあちこちの街角にいる、オレンジのジャケットを着たバイク乗りは、大通りから路地裏まで後部席に人を乗せて運ぶ商売の人たち。車を持てる人が少ないので、みな良く使っている。
バスは、郊外と都心を結ぶ路線は通勤客を乗せていつも大混雑、電車を何路線か作る話はあるが、政府はお金がないと言っている。多分、中国が出してくれる。BTSは日本のおかげで出来た。
バンコクによく行く知り合いも言っていたが、タイの料理に基本的にはずれはない。チェンマイを含め、どこで食べてもおいしかった。
タイとミャンマーは仲が悪い。お手伝いさんにはミャンマー人が多いが、仲間を呼んで泥棒をする、そういうことが多い、という。どこでも隣国同士は相手に対する不満が多い。
国内線でフライトナンバーが3桁の飛行機は新空港に着き、4桁はドンムアン空港(古い空港)に着く。
新空港は、夜行くと整然と並ぶ光の列に浮かび、今はやりの青白い間接照明で、まるで未来都市のようだ。巨大なため、ゲートを間違えると大変なことになる。延々免税店が並ぶが、表示に韓国語と英語のみで日本語のない店もあり、観光勢力交代を実感させられた。