衣服を自給してみよう 2 | |
紡ぎ 綿の種を取って繊維のみにしたら、紡ぐことができる。 紡ぎは、羊毛の場合はコマが安くて簡単。綿は繊維が短いため、よりを強くかける必要があり、かなり小型のコマになる。綿の場合は、インドのチャルカもよりが強くかかり、使い方も簡単でおすすめ。 織り機の自作 織り機にはリジット機と高機がある。 たまたまネットで、古代の機織りを体験しよう、という遺跡(石川県埋蔵文化センター)のサイトを見つけた。 まず、経験のあるリジット機もどきを目指すことにした。リジット機では板で綜絖と筬を兼ねている。この場合、50羽くらいまでがせいぜいで、羊毛は織れても綿は厳しいという。綿糸は細いので、もう少し目が細かいほうがよいらしい。 その後しばらくして、大月書店から出ている中学生くらいの子供向けシリーズ本で、織り機の自作本を見つけた。この本にリジット機と高機で必要な材とその詳細な展開図、作成方法が書かれており、大いに役立った。 トウジョ(緯打具)は、リジット機では綜絖板を、高機では筬を使う。自作機では筬を使うが、動きはリジット機の綜絖板のようにすることにした(つまり筬枠なしで、手で筬を持って打ち込む)。 こうして下の写真に示す織り機が完成した。 なお、この試作機は組み立て式。完全な高機にしなかった主な理由は、完成した高機を置いておく場所がないことによる。この試作機はばらせば棒の塊になるため、簡単に収納できる。 注記:右上の写真で、縦糸に結び目があるのは、以前作成した短いマフラーを長くしようと継ぎ足して設置したところの写真のため。 作品 自作した織り機を使って、ウールで織ってみた。 |
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