ソバ |
実のつく茎が枯れはじめると収穫時期。完全に枯れると実がこぼれるので、難しい。大きいところは機械で刈る。春、こぼれた種から芽が出るが、実らないから大丈夫。 |
里芋 |
肥料をまき、その上に種芋をおいて土を被せる。9月以降11月までに伸びる。11月はじめに掘り出す。この辺は温かいので、土をよく被せれば春までもつ。 |
さつまいも |
買ってきた苗をいったん苗床に埋め、根づくりしたあと畑に植えなおす。売っている苗は若いため、すぐに畑に植えたのでは乾燥して根がつかない。高畝で手で叩いただけの人はだめだった、と言っていた。乾燥しているときは、踏まないと根がつかない。昔は麦の中作に植えた。土が乾燥せずに根がつく。照りに弱い。風通しのよい1本のほうが育つ。広く作っても間はよく育たない。油かすを入れると、味がよくなる。収穫後は寒さに弱いので、家の中で毛布をかけて保存すると来年までもつ。 |
ジャガイモ |
3月半ばから末に種芋を植え、6月半ば頃から掘り出す。ジャガイモは日に当てると緑になるので、風通しのよい縁の下に入れておくと、春までもつ。春先、しわくちゃになったジャガイモのほうがいい芋。捨てずに食べている。しなびない芋はよくない。 |
ほうれん草 |
9月あたりから蒔き始め、11月から4月まで出荷、安いときは出荷しない。前は5月までやったが、今はベト病が出るのでやらない。朝採って昼までに仕分け、午後市場に出している。ほうれん草は乾燥している時に採るほうがいい。水分が多いと折れやすい。あまりしおれても戻しにくいが、多少しおれているくらいだと、仕分けてから水につけるとピンとなる。 |
キャベツ |
キャベツは5月末が収穫時期。 |
白菜 |
8月に種を蒔き、9月半ばに苗を植える。早生は8月半ばに苗を植えるが、まずい。収穫は早く採ったほうがよい。2月まで畑にあると、凍ったのが溶けてどろどろになる。 |
ネギ |
さくを切り、上をちぎって斜めに立てかけて土を被せる。上をちぎるのは、風に倒されないよう。土はあまり被せすぎない。窒息してしまうため。ネギの赤サビ病はそのうちぬける。ここらは冬にネギ、夏にレタスの輪作なのでウイルスが広がっているため、市場に出す場合は、梅雨の頃、晴れ間があるたびに農薬をまく。 |
ニラ |
根から切ると新しい柔らかい芽が出る。 |
カボチャ |
早い時期(6月いっぱい頃まで)は、カボチャの花合わせをする。トマトもカボチャも25度を超えれば自分で実をつけるので人手はいらない。カボチャはつるとりをする。瓜は芯止めをする。カボチャは収穫後日陰に干す。日向に置くと照りでくさる。 |
ナス |
脇芽つみをしないと、実がつかない。ししとう、唐辛子はつまない。秋も10月になると寒さではじけるので、小さくても収穫したほうがいい。 |
キュウリ |
銅枯れ病は雨が降ると出る。水分と肥料でまっすぐになる。キュウリは水で作る。水がないと曲がったりする。
有機栽培の場合、キュウリのモザイク病は基本的に何もできない。木酢液くらい。 |
トマト |
ハウスで15段作る。昔は落としていたが、根によくないので今は天井にはわせている。原種を台木に2本接木して植える。日照のあと雨が降ると、実が割れる。 |
人参 |
油かすを入れると、味がよくなる。春まで畑でもつ。 |
はやと瓜 |
11月、寒くならないと実がつかない。 |
かんぴょう |
若いうちにとる。熟れ過ぎると固くて食べられない。 |
ひょうたん |
熟してからとる。中がどろどろになってから中を取って水洗いする。 |
たまねぎ |
9/13〜20の間に植える。それ以前、以降はだめ。 |
大根 |
9月はじめにまく。真冬は上に出ている部分に土をかぶせないと、そこから腐る。 |
イチゴ |
冬を越す。5月にとれるのは、路地の旬物。ハウス栽培をするのは、泥避けと促成栽培用。 |
スイカ |
10年間前と同じところには植えられない。叩いてカンカン音がするときはまだ、ボンボンいう頃が採りどき。 |
トウモロコシ |
芽と穂に防虫剤を使う。虫はほぼ100%わく。虫がつくと売れない。ふつう、1本に2つしかつかない。
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大豆 |
今は機械で収穫している。しかしかなりロスがあり、落穂拾いをしたら1斗とれた。クズと一緒に豆も吐き出している。 |
豆類 |
豆は土寄せする。今は土寄せ機で土寄せしたあと、根までかからないので立ち鎌で修正する。
昔からのここらの豆は金時(赤豆)と黒豆。大豆はあまりとれなかった。今は改良されていい豆がとれるが、大豆は高温障害が出やすい。早いか遅いほうがいい。
花豆や山形の白豆も気温が高いと花はよく咲いても実がつかない。7月始めか半ばに蒔き、霜の降りる前に実がつくようにすると、ぎりぎり実がつくようだが、基本的に茨城南部では気温が高くて無理のようだ。生育時期が限定され、少しでも霜の降りるのが早い年だと全滅する(2002年)。
小豆は、実ったときにさやを採ったほうがいい。雨に何度もあたると黒くなる。
豆は虫が食っても、胚があれば芽が出る、
豆を収穫して板にころがすと、虫食いや割れたのをある程度のけられる。 |
花 |
お盆や彼岸にあわせて蒔く。雨の日は花びらがくちゃくちゃになるので収穫しない。
花の種は太陽に干しすぎてもいけない。取ったら少し干してビニールに入れ、乾いたところに干す。 |
コスモス |
9月10月さかんに出荷。11月に咲くものは曲がってだめ。コスモスは最初の頃は太く、1箱に入る量は少ない。しまいの頃は細く、1箱に入る量が多くなる。1本いくらだが、太い良品の頃は他の産地のも出回り安い。今は細くても他がないので高い。ピンク色のは種取れる。黄色のは種とるとピンクのが多く出て、次は妙な色になる。 |
菊 |
菊は挿し木で増やす。そのままにしておくと、いつのまにかなくなってしまう。 |