イ タ リ ア リビエラ巡り 5

ポルトヴェーナレ/ラ・スペツィア

2018年春の記録

 東リグリア海岸を巡る第3日目。
 ポルトヴェナーレもイタリアン”リビエラ”のリゾート地として有名。バイロンが愛した景勝地でもある。紀元前から人が住んでおり、12世紀にジェノバが強大になり支配下にはいった。その後、バイロンやシェリーがラ・スペツィアに来て、詩人たちの町になった。
 この日は、朝と夕方、ラ・スペツィアの町を個人的に散策。昼間、船でポルトヴェナーレへ行き、お昼と散策を楽しんだ後、バスでラ・スペツィアに戻った。
 この日はよく晴れて景色が良かった。西リグリアも、晴れていればこのような色合いの景色だったことだろう。


目次: ジェノバ  西リグリア(チェルボ/カンポ・リーグレ)   ポルトフィーノ  チンクエテッレ
    ポルトヴェーナレ/ラ・スペツィア    パルマ





 右上:ここから、チンクエテッレやポルトヴェーナレへ行く船が出ている
 まだオフシーズンだが、ほぼ満席だった。白人客ばかりで、アジア系は我々のみ



 右下:巡洋艦みたいな軍艦が見える







 下:ポルトヴェーナレが見えてきた



ポルトヴェナーレ

イギリスのロマン派詩人バイロンが愛した「女神の港」
イタリアン”リビエラ”のリゾート地でもある

港周辺の古い家は、チンクエテッレ同様、隙間なく建てられた要塞村

雪のアルプスが見える
クロアチアまで続いている







 右上はミシュラン星レストラン  ここで昼食
 みななぜか”ナポリタン”を頼んで、いまいちだの言っていたが、フンギのペンネと、お薦めというシーフードミックスグリルを頼んだらおいしかった。ここで”ナポリタン”、て。しかもナポリでも作っていないし。やはり現地のお薦めを食べなければ、意味がない(ただ、晴れてかなり暑かったのと、旅も後半でみな疲れていたので、食べたいものしか口に入らない、というのはあったと思う・・・)。
 左下は、岬の突端に建つ12世紀のジェノバゴシック様式のサンピエトロ教会



 教会は、もとは初期キリスト教の遺跡だった





 教会内部 やはり黒白のリグリア石の模様だ    教会奥のテラスから見た景色







 右上:バイロンの洞窟 シェリーとともに訪れ詩を作った  シェリーはこの地で事故で亡くなった
 左下:海岸へ下りたところ 遊歩道がついており、結構奥まで行ける





 傾斜地に建つ一般の家々



 サンロレンツォ教会 ゴシックロマネスク様式 12世紀のもの フレスコ画がある









 坂が多く、チンクエテッレのようだ(漁村は尾道はじめどこもそうだが)







 左上:海岸沿いの1本内側が、小物や土産物を売る店通りになっている



 左上:漁村でもある  右上:対岸のパルマリア島 オリーブとワインの島
 右下:ジェノバ人が築いた要塞を17世紀改築した城



ラ・スペツィアへ  バスで戻る
 写真ではちょっとわかりにくいが、ポルトヴェーナレの湾内でムール貝を養殖している





 湾ごとに村がある









ラ・スペツィア サンジョルジョ要塞 町の中心部の丘上にある



 丘中腹は、多摩丘陵のような住宅街。右上のように、車道から階段で登り下りしてアクセスするマンションも多い。そのためか、丘中腹をゆるやかに昇ってゆく車道脇には車が沢山駐車している。ここまで下りてきて通勤買い物するのだろう。でも車が運転できなくなると大変だ。実際、買い物袋をぶらさげて、ゆっくりゆっくり階段を上ってゆくお婆さんを見た。マンション自体は高級そうだが、年取ると、買い物難民が出そうところ。





 城壁が見えてきた






ここまで、エレベーターで上がることもできる

頂上のお城は博物館になっている

周囲は高級住宅街
景色がよく、神戸の港を望む芦屋のよう









 ごみ箱  各戸別収集っぽい   左下は港ではなく、北西の内陸方向を見たところ
 丘は北へ続き、やがて平地に下りるが、尾根歩きはできない



 それでも多摩丘陵のように、尾根に藪と雑木が残っている



 西のラ・スペツィア駅方向へ適当に下る
 海に面していない西側は、もうちょっと経済的な団地のようだ






丘下のエレベーター入り口

丘を登っている時、階段がどんづまりのことが多いので、そのへんの人に道を尋ねた。
このとき、足指のために足袋(エアージョグ)を履いていたのだが、イタリア人若者がナイス シューズと言う。日本の靴でしょ、知ってるよ、と言った。

ジェノバのレストランに入ったときも、ボーイの男性が「それ”タビ”でしょ」とずばり名をあげて言った。なぜ知っているのか不思議だ。最近NYなんかで五本指ランニングシューズが流行っているから、この手の靴が注目されているのだろうか。



ホテルからカブール通り界隈



 海岸通りを数本内側に入ったところに、左上のようなしゃれた道があり、一番山側に小物屋などの並ぶ通り(下)がある






左上:リバティ様式の建物
ラ・スペツィアは第二次大戦後に発展した町。その当時建てられた建物がリバティ様式

海岸通り沿いに南東から北西へ向かっていた道を、左写真の建物がある広場で北東に曲がる

そこからカブール通りになる





 カブール通り  早朝なのでまだあまり人がいないが、午後になると大勢の人でごった返している
 一方、近所の人だか、気軽にふらりと店に入ってチャオと声をかけ店の人と話したりしており、普通の商店街のような気さくな感じもある



 右上:朝にマルシェが開かれている広場 もうラ・スペツィア駅に近い



 下:ワインで有名な店と、チョコレートで有名な店
 カブール通りから若干西方向に行ったところにあった



ラ・スペツィア南側
 サンジョルジョ要塞のある丘を、トンネルで南東から北西へ抜けることができる
 結構長いので、それなりのつもりで歩いたほうがよいが、車はさかんに通っているし、歩く人もそこそこいるので危険な感じではない
 左下:南の入り口   右下:北の出口





 北東のラ・スペツィア駅方向に向かいつつ、ちょっと坂を上り下りしてみる  





右上:ラ・スペツィア駅
駅近くのホテルに、中国人団体客が大勢出入りしていた

左:駅近くの、早朝はマルシェをやっている 広場
夕方になると、みなよく外に出ておしゃべりを楽しんでいる
イタリア人は、朝も夕方も、あちこちでチャオと声をかけ、立ち話している。男も話している。人間関係濃密そうだが、時間もゆっくり流れている感じだ。
 観光客でごったがえす通りを、地元民が犬散歩させて普通に生活していた。





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