2.プロジェクト訪問記
ヤンゴン − 2月12日(土)
成田10:20分発、バンコク乗り換えでヤンゴンに現地時間19:15到着。
ミンガラドンは全体に茶色っぽい地方空港じみた建物で、検疫や入国審査よりも300ドルの強制両替窓口に時間がかかった。この強制両替は批判も多いが、ブータンの1日200ドルよりはるかにまし(さらにブータンの場合、入出国の片道は必ずブータン航空を利用しなければならない)。
白人客も多いが、日本の某大手旅行社のツアー客もいた。出口の出迎えの人垣も二重程度で寂しい。
その中に、ミャンマーバプテスト連盟の人たちと、現在ミャンマーを旅行中というNGOスタッフの若い日本女性2人が手を振って待ってくれていた。ミャンマーバプテスト連盟(MBC)の昨年までのトップがアジア学院の卒業生Saw Mar Gay Gyi氏だったため、今回の旅行はおもにバプテスト連盟のプロジェクトとヤンゴン近くの卒業生を訪ねる旅となった。
宿は連盟の人たちの手配で、華僑系のホテルWindsor。安宿ではない(シングル40$、ダブル50$)が、従業員も食堂のウェイターも礼儀正しく、気持ちの良い宿だった。珍しくお湯も出る。台湾人がよく来るという。ホテルの向かいは国会。
この日はUnion
Dayとやらで政府要人の夕食会が開かれており、ホテル前の道を警官が固め、門の前に車がずらりと並び、運転手らが所在なげに座り込んでいた。ホテルの周囲は高級住宅街。
卒業生のシャカウィー氏やバプテスト連盟の人たちと一緒に中華料理屋Eugeniaで夕食*1。
彼らはカレン族、ミャンマー料理は油っこいので好きでないという。このため、旅行中はほとんどカレン料理か中華料理だった。
一行の中にはヤンゴン在住の人の現地参加もあったが、彼女の話でもミャンマー料理は油っこく、日本から来る人はたいてい油でやられてお腹をこわすとのこと。
空港で会った若い二人は、これが初めての長期海外旅行だそうで、何にでも賑やかに感動したり驚いており、見ていて新鮮で楽しい。一人は数週間前にアジア学院の職員とシャン州に入り、研修生のプロジェクトを見てきた。少人数のほうが許可が下りやすいらしい。
ホテル前の通り
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