東 地 中 海 ク ル ー ズ
アルベロベッロ

2014年 4月

 東地中海クルーズ旅行2日目。夜の間にアドリア海最奥のベニスからイタリアブーツのかかとにあたるプーリア州に来た。州都バーリ。


バーリ(イタリア)入港

 朝10時過ぎバーリ入港。プレチオーサでは、寄港地ごとに船主催のツアーが用意されている。個人で自由に歩き、出航時間までに戻ることもできる。バーリでは世界遺産アルベロベッロ行きのツアーに参加。



朝、岸が見え、やがてバーリの港が見えてきた(上)。

左:軍楽隊のお出迎え。ふだんは見ないそうで、久しぶりの入港だったからでは、と聞いた。

バーリも古い町らしいが、今回ほとんど見ていない。
バスで約1時間かけて世界遺産のアルベロベッロへ向かう。

下:桃の花はちょうど咲き終わったところで、今咲いているのはサクランボとのこと。このほかオリーブの果樹園もあり、果樹栽培がさかん。






 上、ぶどう畑。こまめにビニールで覆える形式。この冬、東日本では40年ぶりだかの大雪でビニールハウスや果樹園に大きな被害が出たが、これなら雪害を避けられそう(雪は降らないと思うので、別の理由でこうなっていると思うが)。
 桃、葡萄、サクランボ、オリーブみな矮化栽培で、人の背丈ほどしかない。これなら作業も楽そうだ。
 一方、アルベロベッロの町の素材が石灰岩であることからもわかるが、アルベロベッロに近づくと、畑の土の中は大きな石だらけ、畑の作業小屋も石積み作り。昔は耕すのが大変だったろうし、強アルカリの土ではと思われる。野菜畑には向かない気がする。なお、アルベロベッロのオリーブ油は苦味がありポリフェノールを多く含む名産だと解説で聞いた。

アルベロベッロ


 独特の家並み(上下ともモンティ地区にて)。有名なのでわざわざここに書く必要もないかもしれないが、税金対策で簡単に解体、再構築できる家を建てるため、石灰岩を積みあげて作るこうした家になったという(単に安く手に入る建築素材がこれだった、という気もしなくもないが)。壁は厚く外気を遮断するため冷暖房効果あり。この壁の感じは、厚みといい冷暖房効果といい、非電化工房のストローハウスによく似ている(時系列的にはこちらのほうが古い)。
 左下:聖アントニオ教会





上:アイアピッコラ地区の展望台からモンティ地区を望む

左:市役所前付近

下4枚:アイアピッコラ地区
モンティ地区はお店になったトゥルリが多いのに比べ、こちらは今でも住居として使われている

道は曲がりくねり、日本の城下町のよう
散策にはこちらのがいい感じだが、住宅地なので大勢観光客が歩くようになると迷惑かもしれない









左上:バスの車窓から:広大な畑 赤土だ        右上:午後3時半頃出航





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