ド イ ツ 旅 行 5 バンベルク−ローテンブルク |
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2016年春の記録 バンベルク、ローテンブルクはフランクフルトのやや南に位置する。 バスの車窓から見える畑と森、家や工場との境が、あまりにきれいに藪が刈られているので、気になり、調べてみた。 まずガイドさんの話では、ドイツは観光立国なので景観を人工的に守っている、特にロマンチック街道沿いなどは景観を保つ努力を惜しまないという。補助金が出る場合や、草刈しないと罰金ということもあるらしい。 ネットで調べたところ、環境に優しい農業による手間や収穫量減少を支えるため、市など行政が農家を援助する制度があり、逆に言えば景観や環境保全のためにドイツ国民は高額の負担を担っているという。環境保全のため配慮する内容に応じて、報酬金額が定められ農家に支給されている。たとえば農地を牧草地に変える場合、耕作せず年1回草刈りをする場合などに応じて、1haあたり450〜1400独マルクが支援される、という記事も見た。 あるいは、牧草地が放棄され藪になると、草が単純化し生物多様性が損なわれるとの理由で、起伏の多い山麓での草刈り(手刈り)について報酬が支払われる、野生動物の餌になる果樹がまばらに生える草原で牧草を収穫する際、自然や景観のため在来種の果樹を植えるならその経費が州政府から支払われるなどもある。 また、急峻な傾斜地に石積みした歴史的なブドウ園を保守管理する作業や、ブドウの木の間に分散する果樹や在来種の草を保護育成する作業などに対しても、州政府から報酬が支払われる(ライン川下りに、こうした葡萄畑の写真あり)。 牧草地が広がる高原地帯では、牛乳の販売だけでは値が日本よりも安く牧場の生計が成り立たないが、美しい景観を保つことを条件に年収の50〜70%をEUと国で折半して補助しているとの記事もあった。 ドイツだけでなく、EUも絡んだヨーロッパ全体の方針のようだ。 バンベルクから、再び旧西ドイツ側になる。バンベルクは神聖ローマ帝国皇帝ハインリッヒ二世の宮廷があった町で、司教都市として発展した。 上:レグニッツ川沿いに並ぶ漁師の家 左上:大聖堂 ちょうど日曜日でミサが行われていたため、観光客は入れなかった(普段は入ることができる) 左上:旧宮殿 右上:昼食に出た玉ねぎまるごと料理 このあたりの名物という。甘くておいしい玉ねぎだ 新緑の森と牧草地 白く咲く花は在来種のリンゴ 中世の面影をよく残している町で、丘の上に建ち四方を城壁に囲まれている。街中に入るには城門を通る。17世紀の三十年戦争まで自由都市だった。 右:ジーバー門 左上:聖ヤコブ教会 右上:目抜き通りにあった王冠の飾りつけ
上:城壁 登って歩くことができる 左下:城壁に登り、城内を見たところ 上は、ジーバー門付近の城壁内の廊下のようす このあたりの城壁は高さが低い 左下にあるように、家々はカラフルな塗料で塗られている ライドアップされた夜のローテンブルク 左:ローテンブルク独特のワイングラス 上:ぶどう畑にあったキリスト教の石柱 村の素朴な信仰 上:この地方の家屋独特の壁模様 漆喰で模様を出している カッセル | ハンブルグ | ベルリン | ドレスデン | ローテンブルク | ノイスバンシュタイン城 |
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