目次：　　サンフランシスコ|ルート９９|マリポサ
　　　　　ヨセミテ国立公園|ルート５８|ルート４０|ルート６６|ルート６４
　　　　　グランドキャニオン|ツサヤン|ルート６４,８９,１６０
　　　　　モニュメントバレー|アンテロープキャニオン|ルート８９
　　　　　ザイオン国立公園|ルート９/ルート１５
　　　　　ラスベガス|ルート１５|キャリコ|ルート５８/ルート９９

　　イエローストーン編：マンモステラス　キャニオン・レイクカントリー　ガイザーベイスン
　　　　　　　　　　　　　　トレイルとボーズマン
　　グランドティートン編：グランドティートン
　　アメリカ東部編：　ハイアニス | ボストン

　リトルコロラド川沿いに、ルート６４を東へ進む。相変わらずクレオソートなど膝下丈のブッシュしか生えていない土漠地帯。

　上：リトルコロラド川にも小さいキャニオンがあり、大地が割れているのが見える。
　左下：台地が終了するとキャニオンも終了　　　右下：昨日見たサンフランシスコ山脈の雪を被ったハンフリー山が見える

　上：キャメロンの町。ナバホ族が多く住む。ナバホ族は全米５００部族いるインディアンのうち、最も人口が多く３０万人いる。アリゾナ州では、ナバホ族の居留地が３０％ほど占めている。
　このあたりでうちわサボテンのお茶を売っていた（欧米人好みのフレーバーティー）。
　左下：リトルコロラド川にかかる橋を建設中（キャメロンにで）　右下：リトルコロラド川　峡谷の名残が続く

　左上：地面に生える草
　キャメロンからルート８９を北上し、すぐにルート１６０で東へ向かう。途中、Painted Desert というピンクやこげ茶、黄色、灰色など様々な色合いの岩や砂が横縞模様になって現れる地帯がある（下）。

　道の南側は丘陵が平行して走るが、北側は広い平地が続く。やがて北側を、線路が平行して走るようになった（左下）。炭鉱の貨物線で、貨物線としては全米で唯一電化されている区間だという。

　モニュメントバレーが見えてきた。

　駅馬車などの映画のロケ地として有名なモニュメントバレーは、ナバホ族の居留地にあり、今はナバホ族が運営する国立公園になっている（なんとなく白人社会のアリバイ作りっぽい気がしなくもないが、日本でも中国でも似たようなことはあるだろう）。今も公園内に１２家族ほどのナバホ族が住んでいる（水は給水車、電気は自家発電）。標高は１５００ｍほどで、冬は１５ｃｍほど雪が積もることもある。
　なお、砂漠のところどころに白く見える土があるのは、炭酸カルシウムだという。

　右上：昔のトレーディングポスト（今でも国道州道沿いにトレーディングポスト−お店−はある）
　ナバホタコス料理（野菜が多くおいしい）の昼食後、ジープに分乗してバレーツアーに出発。

　岩の名前がいろいろついているが、覚えきれない。唯一、左上の左手袋右手袋、右上の三姉妹（スリーシスターズ）は見てのとおりなので覚えている。
　左下奥がノースウィンドウ（北窓）、右下はそれを望遠で撮ったもの

　このあたりは西から続く台地の終了地点、という感じだ。さいご切れ切れに岩が点在し（左上）、やがて東側にはだだっ広い平野になる（右上）。

　砂漠の植物。ジープツアーでは、ナバホ族女性によるハーブ利用方法の話もあった（要するに漢方ですね）。

　左上：中央、豆粒のような人のいる突端がジョンフォードポイント

　このあと、宿泊予定地のペイジへ向かう

　しばらく線路沿いにもと来た道を西へ戻ったあと、線路を渡り、ルート９８を北上する（左上）

　右上：右手（東）奥に３１６６ｍのナバホ山が見える

　アメリカは全体が広いためか、乾燥して水蒸気がなく空気が澄み遠くの山が見えてしまうためか、もともと標高が高いためか、なぜか３０００ｍ級の山を見てもそこまで標高があるように見えないことが多い。
　これはイエローストーンでもそうだった。おそらく２と３（平原がもともと標高が高い−日本では標高２０００ｍ級地帯に水平線まで続く広々とした大地はない　＆　空気が澄み遮蔽物もないので遠くの山が見えてしまう）が理由だろうと思うが。

　上：ペイジの町手前にある発電所