アメリカ  西部  国立公園  6

ラ ス ベ ガ ス/ゴ ー ス ト タ ウ ン

 2015年春、アメリカ西部国立公園廻りツアーをハイウェイからの景色も交えて紹介する記録5、6,7日目


目次:  サンフランシスコ|ルート99|マリポサ
     ヨセミテ国立公園|ルート58|ルート40|ルート66|ルート64
     グランドキャニオン|ツサヤン|ルート64,89,160
     モニュメントバレー|アンテロープキャニオン|ルート89
     ザイオン国立公園|ルート9/ルート15
     ラスベガス|ルート15|キャリコ|ルート58/ルート99

  イエローストーン編:マンモステラス キャニオン・レイクカントリー ガイザーベイスン
              トレイルとボーズマン
  グランドティートン編:グランドティートン
  アメリカ東部編: ハイアニス | ボストン



ラスベガスへの道(ルート9/ルート15)

 ザイオンからラスベガスへ、ルート9とルート15をひたすら西へ向かう。



 右上:国立公園内のキャンプ地
 国立公園そばの一帯はアプリコットやリンゴなどの果樹栽培がさかん(左下)。





 丘陵地帯から下りてくると町が見えてきた(右上)



山岳地帯に入り、峠を越える(バージン山脈あたりか?)
このあたりでネバダ州に入る
下:平地に下りてきた 結構どこからでも山が見える。360度完全に山の見えない大平原は、中西部か南西部だかへ行かないとないのかもしれない。




ラスベガス

夜7時過ぎに頃到着。まだ明るい。

ラスベガスは1990年代は人口百万だったのが現在200万、急激に増えている。でも水が足りないので(フーバーダムの水も大部減っているという)これ以上増やせないとのこと。

夜は定番の現地ツアーに参加、まずベニハナでサイコロステーキ


下は宿泊ホテル内にあったエルビスの銅像




 上:ダウンタウンのフリーモントエクペリエンス。このときはフーのロックに合わせたイルミネーションショー。天井近くの二本のワイヤーを、ときどき人が滑ってゆく。専門の人ではなくやりたい人が滑空しているそうだ。

 下:タワーから見たラスベガスの夜景 人家の灯りがメインだとのこと





 ラスベガスのホテルは巨大。右上はスロットマシン

 ベガス在住ガイドの話では、夏は50度になる、冬は一ヶ月くらいコートがいる、秋冬がいいそうだ。アメリカ人が遊びに来る場合、金曜夜ロスからベガスに来て日曜帰るというのが定番で、日曜朝9時頃ロスへ向かう道路が渋滞するという。



キャリコへ(ルート15)

 ルート15を南西へ下る。

 モハヴェ砂漠にはソーラーパネルによる発電システムがあちこちにある。ネバダ州はソーラーの会社が多く、しかも増えている、ベガスに売って儲かっているという。曇りの日は仕事をせず自宅待機だが、結局ほとんど晴れている。(ちなみにアメリカでは年間降水量150m以下なら潅木が生えていても砂漠とされる)
 光って見えるのは反射しているからで、研究者を見学に連れて行ったとき、まぶしすぎて一番濃いサングラスでもだめなくらいだった、とガイド氏。





 相変わらずクレオソートブッシュが多い 右下写真の一番下、黄緑色の葉がクレオソート



 ネバダからカリフォルニア州に入るとき、料金所のようなゲートがあった。果物検査だという。といっても形だけで何も見ず、ただ手で行け行けという仕草をしている。昔果物を持っていないか検査していた名残だそうだが、なぜ未だ形だけやっているのか不明。州境は一種の国境、運転免許も州ごとに取る必要があると言っていた。

 左:ベーカーのソーダレイク



ゴーストタウン(キャリコ)

 キャリコはバーストー近くにある、ゴールドラッシュ時代の鉱山の町を再現したテーマパーク。カリフォルニア州はテーマパークが多い。
 ここにはかつて銀鉱があり、右手の台地に1200−1300人ほど鉱山労働者が住んでいた。銀が暴落した後、みな去っていった。
 その後この地を買い取った人がテーマパーク化し成功している。当時の服装をした老若男女が歩いていたり、カウボーイ姿の男性が写真撮影サービスをしている。当時のドレスと日傘姿の妙齢の女性や、音楽隊の子供たちも通る。ミステリーツアーだのイベントも多い。ツアーの人は「ディズニーでミッキーが歩いているようなもんや」と評していた。





 トロッコが場内東側の鉱山跡が残る一帯を一周している。



 中国人や韓国人の団体客が、バスを何台も連ねて大勢来ていた。アメリカ人観光客も多いが東洋人も多い。
 キャリコには町の人に郵便物を配って歩いた名犬がいたそうで、犬にまつわるお店もある。
 左下は鉱山内の様子   右下は今も残る当時の家の廃墟



 ツアーの人でカウボーイハットを被っている年配男性がいた。昼食時一緒になったとき、その帽子には南軍のマークが付いているが、10年前アメリカ南西部に来たときはこの帽子を被ると皆喜んだ、でも今の特に若い人は南軍のマークを知らない、と話してくれた。(その二ヶ月後の2015年6月、アメリカで人種差別絡みの銃乱射事件があり、南軍の旗は人種差別を助長するとして掲揚することを禁じる方向にあると報道されていた)。



フレズノへ(ルート58/ルート99)

 バーストーでアウトレットに寄ってから、ルート58を西へベーカーズフィールドへ向かう。
 アウトレットには中国人観光客が大勢大型バスで乗り付けていた。例によって爆買している。ガイド氏は、日本人はアウトレットに寄ってもほとんど買い物をしないので、今後ツアーで寄る場所からはずしたほうがいい、と会社に言おうと思っている、と言っていた。かつて農協さん"ジャリ"パックの頃はブランド品を買いあさっていた日本人も(田舎の爺さんがブランド物のネクタイを、棚を指差しずらしながら”ここからここまでくれ”、と言ったとか、日本人も相当爆買していた)、高齢化と格差社会で購買意欲も購買経済力も落ちている、としみじみ実感。自分自身、アウトレットで欲しいものはないし。(でもこれは昔から。バブルの頃からアジアしか行かなかったしブランドとは無関係)



 左上:この道、どこへ行くの?
 バーストーからは、グランドキャニオンへ向かったときと同じ道を戻る。風力発電地帯を抜けテハッチャピ峠を越えベーカーズフィールドへ。峠を越えると木が出てきて、山が緑になった(右上、左下)。まさに緑滴るカリフォルニア。ベーカーズフィールドには特産の果物やナッツを売る店がある。





 ベーカーズフィールドからは、ルート99を北へ向かう。果樹園が多く、ぶどうが多い。途中、日系人の収容所のあったツラレを通る。
 7時半頃フレズノ着。フレズノは、スペイン語で白いアッシュの木。



サンノゼへ

 正確なルートは不明だが、おそらく99を北へ進み152を西へ曲がるルートをとったと思う。



 ワイン畑、綿やアルファルファ牧草地が続き、そして田んぼもある(右下:灌漑用水)。
 今年カリフォルニアは大旱魃で、このあと、州知事がシャワーを控えるよう訴えるなど市民生活にも影響が出ているようだ。カリフォルニア米がどうなるか気になる。TPPで日本農業が壊滅したあと、水不足による不作で売る分がない、となったら、効率の悪い日本農業はやめて工業製品で稼いでお金出して海外から安い食物を買えばいい、と言っていた人たちはどう言い訳するのだろう。





 左上:サンルイス溜池   右上から下:パチェンコ峠を越える





 アーモンド畑やワイン畑が続く。ギルロイあたりはにんにく畑が多い。
 10時半にはサンノゼ空港に着いた。

 とにかくバスでひたすら大地を走る旅でした
(個人的には結構面白い)。

左:今回お世話になったバス

7日間、運転手は一人ですべて運転していた。
日本だと距離から2人制などになりそうだが、
一方アメリカでは、何時間ごとに必ず休憩をとる、
1日の運転時間は何時間まで、延長料金等々
きちんと契約に記されているとのこと。

  バスで高速を走っていると、ときたま重量検査場があり、呼び止められることがあった。重いと道をいためるので、バスやトラックの重量検査を行い、お金を払うシステムだという。
 道のいいことや、空からのスピード違反取締り等々、さすが先進国はインフラもシステムも整備されているので、座席ではねたり急ハンドルや飛ばしすぎなど怖い思いをしたことはまったくない。最後まで安全運転でした。ありがとう。

 アメリカのホテルのバイキングや朝食の食器はみな使い捨てのプラスチック製の食器やナイフだった。水が足りないせいもあるかもしれないが、エコなのかどうか。

 今回のアメリカ旅行で、アメリカの自然は雄大だが、一方、日本の山はきれい、としみじみ感じた。ヨセミテもグランドキャニオンもいいけれど、延々一週間同じ景色の中を歩くトレイルは楽しいだろうか。同じ一週間縦走するなら、北アルプスや南アルプスを歩いたほうがよほど景色に変化が飛んでいる。南アルプスの三伏峠から聖岳への尾根道の景色は忘れられない(天気がよくないとだめですが。晴天の多い西部アメリカと違い、日本の山はその点が難しい)。静かな奥秩父のコケの森もいい。日本は規模は大きくないが、幕の内弁当のようになんでもそろっている。岩山も、コケの森も、渓流も、森林限界超えた高山帯も、ミニ氷河までこまこまとなんでもある。




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