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イエローストーン  ルーズベルト/マンモス

2015年 9月

 せっかくエスタを取得したので、またアメリカへ国立公園巡りツアーに参加した。今度はイエローストーンとグランドティートン国立公園で、野生動物や景色を見るのがメインの旅。現地のネイチャーガイドによる解説がなかなか他では聞けない専門性の高い話も多く、非常に興味深かった。

 メジャーな観光地でネットその他情報も多いと思うので、野生動物や景観の写真メインで紹介します。

 このページは旅行1,2日目(1/5)
 旅行初日は移動、2日目はイエローストーン国立公園のルーズベルトカントリー、マンモスカントリーを観光

このページ目次:  ガーディナー | ルーズベルトカントリー | ラマーバレー | マンモスカントリー
         マンモステラス(テラスマウンテン)

イエローストーン: ルーズベルトカントリー | マンモスカントリー | キャニオンカントリー
           レイクカントリー | ガイザーカントリー | トレイル
グランドティートン: グランドティートン | ラフティング        ボーズマン

  大西部国立公園:ヨセミテ | グランドキャニオン | モニュメトバレー | アンテロープ/ザイオン
           (サンフランシスコ | ラスベガス/キャリコ

  アメリカ東部: ハイアニス | ボストン




イエローストーンへ

 北からイエローストーンに入る場合はガーディナーが拠点になる。
 成田からデンバー、国内線でボーズマンへ。

左:丸い緑のスポットは散水による畑。以前この方法で数年作ると水か地力の問題で(連作障害ではない)作物を作れなくなり荒廃地が増える、とTVドキュメンタリー番組で見た記憶があり、撮った。
下:ボーズマン空港で見かけた熊の銅像



 ボーズマンからガーディナーへバスで移動する途中、ボーズマン峠でロッキー山脈を越える。ロッキー山脈は南北に5000キロ。
 この頃、ハワイに来たハリケーンの影響でカリフォルニアが大洪水に見舞われていた。このあたりもその影響で今日までずっと雨だったという。毎年この時期は山火事が多く煙で霞んでおり、家庭でも空気清浄機をつけるほどだが、雨のおかげで鎮火して空気もきれいになった、おかげで景色はよいだろうとのこと。山では雪になっており、もう春まで融けない。今年の夏は7月はじめだけで、あとはずっと寒かったそうだ。



 上:途中寄ったスーパーマーケットで見かけた色とりどりのカボチャ

ガーディナー
 ガーディナーのホテル前に現れた野生のエルク





 上、左下:ホテル前からの景色 左下写真、ホテル目の前に見える山はElectric Peak(電気山)。3343mあるが、全体が広く大きいせいか、とてもその標高があるように見えない。右下:ガーディナーの町(標高は2000mくらい)



 昨晩大雨だったため宿を探す人が大勢いた(キャンプの人たち)、ガーディナーは満室で泊まれない人が続出し、150キロ先まで行った人もいると聞いた。この日を境に天気はよくなり、ラッキーだった。


ルーズベルトカントリー

コース記録(バス移動):  ガーディナー9:00−9:10北口先9:30−マンモス通過9:45−10:201988山火事跡10:30−10:35タワールーズベルト10:50−11:10ラマーバレー11:20−11:40ラマーバレートレイル起点箇所11:50ー13:00マンモス

 イエローストーンは世界で最初に設立された国立公園(1872年)。四国の半分の大きさがあり、イエローストーンほぼ全体が64万年前に起きた超巨大噴火によるカルデラにあたる。イエローストーンは、210万年前などにも大噴火している超巨大火山(スーパーボルケーノ)、今でも地下にマグマ溜りがあり、いずれ噴火する可能性がある。
 またこの一帯は北米大陸の分水嶺でもあり、スネークリバーがコロンビア川となって太平洋へ、イエローストン川はミズーリ川となってメキシコ湾に入る。イエローストーン全体の標高はマンモス1900mあたりから2400mくらいが平均(最高3462、最低1620)。
 今年、イエローストーンへ来る観光客は24%増えた、宿も一杯だという。イエローストーンの料金は今年2倍になった、来年(2016)また上がる予定。

 北口にルーズベルト門がある。この門は昔のイエローストーンの入り口。



 上下:イエローストーン北口から少し入ったところにて小休止。このあたりは砂漠で、ラビットブッシュ(右上の黄色い花)やサボテン(左下)が生えている。ウサギには8−10Kgある大型のものと小型の砂漠ウサギがいる。
 さらにガードナー川沿いに南下(右下)。





 マンモスへ行く途中の河原に、露天風呂があった(左上)。72度あるので川の水で薄めている。
 マンモスで左に折れ東へ進む(左下)。このあたりまでがマンモスカントリー、ここから先がルーズベルトカントリー。



 右上のブッシュ地帯はセイジ 食用のセイジとは異なる
 左下は針葉樹地帯 このあたりはダグラスモミが多く、砂漠、ブッシュ、針葉樹林帯がイエローストーンの主要生態系。マンモスからタワールーズベルトへ向かうこの一帯はブラックテイル台地で、左手(北側)に台地が見えるが(上、左下写真)、イエローストーン川の作るブラック峡谷は、この台地のさらに上を通っている。この峡谷に行くには、車では入れずガーディナーから歩いて一週間かかる。イエローストーン川はガーディナーで南から来るガードナー川と合流する。





 タワールーズベルトの手前で、1988年に落雷によってイエローストーン国立公園の3分の1を焼失した森林火災の跡が残る一帯があった(右上)。有名な話だが、森林火災は植生更新に必要な自然の摂理ということで、消火活動はせず(宿泊施設など一部を除く)自然鎮火にまかせた。その後も植林や整地は行わず自然にまかせている。枯れた古木は虫や鳥の餌になり、虫や動物の雪の下への道になる。燃えた木は良い肥料となり新しい森が再生する。
 百年前、山火事が起きると消していた。それ以前は開拓前、古い木は山火事の経験があり下のほうに枝がない。その後生えた木は山火事の経験がなく、下のほうに枝がある。山火事が起こると燃えやすく、古い木に燃え移り、全体が燃えてしまう。かつては下が燃えただけだった。
 下は焼け跡に生える草花  左下:スノーべり(手前のピンボケの白い実)  右下:ローズ草 熊の食糧





 上:トイレ休憩で寄ったタワールーズベルトのジャンクションにいたバッファローの群れ。しっぽを上げると怒っているサイン。今年5人の観光客がバッファローで怪我をした。
 ここで中国人団体客がエルクに触っていたとアメリカ人に通報されていた(児童虐待もそうだが、見かけたら通報義務がある)。アメリカの国立公園では野生動物に触れるのは禁止されている。レンジャーが来ると最初中国人ガイドは否定していたが、写真を撮っていた人がいて「確かにうちのお客さんです」と認めた。このほか、中国人観光客が北口のルーズベルトアーチに悪いことをして今修理中だ、中国人観光客はマナーが悪い、何度か警察に通報した、と怒っている人もいた。

ラマーバレー
 イエローストン川はこのあたりでラマー川と南下する本流とに分岐する。ここからは東にラマー川をさかのぼる(下)。左下は黄葉するアスペン、右下はダグラスモミ





 ラマーバレーをゆく



 上:1か所目のビューポイントで休止。ラマーバレーはヘイデンバレーと並ぶ野生動物の宝庫で、エルク、ミュール鹿、ムース(ヘラ鹿)、バッファロー、コヨーテ、アンテロープ(羚羊)、狼が生息する。みな双眼鏡片手に動物ウォッチングに来ている。
 下:さらに東北口に近い最奥のビューポイントに寄る。ここはトレッキングの開始点になっており、ちょうど馬をチャーターして荷造りしているところだった(右下)。このほか、ラマーバレーでは釣りがOKなので、釣りおやじも長靴姿でうろうろしている。



 ラマーバレーでは中国人日本人など東洋系観光客は見かけず、動物ウォッチや釣り、トレイルしている人は皆白人観光客だった。


マンモスカントリー

 13時頃到着し、各自お昼を食べてからマンモステラスを1時間ほど散策。このあたりは標高1902m。



 マンモス中心地にいる野生のエルクたち。もちろん触ってはいけない。動物の種類ごとに何m以上離れてください、と注意書きにもあり、レンジャーがいて人が近づきすぎると注意している。今アメリカでは、野生動物への接し方は餌付けしたり撫でたりするのではなく、双眼鏡片手に観察するスタイルになっている。
 これらのエルクは、人間のそばにいることが熊や狼から身を守ると選択してマンモスに住んでいる。牡一頭が複数の牝と子供から成るハーレムを作り、交尾期になると牡が観光客に突っかかってくる。このためレンジャーが見張り、お金がかかっているという。





 右上:確かこの灌木だったと思うが、乳がんに効く成分を持つ特殊な木。日本の某製薬会社も植え始めているとガイド談。右下は、実がジントニックの元になるという針葉樹。
 左下は枯れた五葉松。松の病気がヨーロッパからアメリカに入りイエローストーンにも広がった、どんどん枯れている、ヒグマの餌になる木だという。



マンモステラス(テラスマウンテン)



 マンモステラスは、温泉に含まれる炭酸カルシウム(石灰でない、とガイド)がテラス状に固まってできた景観。灰色のところは温泉の湧出が止まり生成終了したところ、肌色のところが温泉が湧き出て現在生成中のところ。このため景観はどんどん変わる。パンフレットの写真は古く、現在とまったく異なっていたりする。お湯の温度は72度。
 温泉に埋もれて枯れた木も多い(左下)。





 右上:マンモス中心地(レストランや土産物店がある)が見える
 左下:この泡が石のもと、炭酸カルシウムの含まれる濁った流れが分離して岩になる。1年に1m成長する。最初のうちは柔らかいがじき固まり、大理石になる。イエローストーンの大理石はバクテリアがいて色がつくので高い。
 右下の鳥はキルディア(鹿殺し)。鳴き声がKill deerと聞こえることからこの名がついた。バクテリアを食べる虫を食べている。







 右上:有名なリバティキャップ これも噴出した温泉が固まり重なってできたもの



 温泉には様々なバクテリアがいる。イエローストーンでもDNA判定に役立つバクテリアが見つかったが、そうした特殊なバクテリアのいる区域は保護され、一般人は立ち入ることができない。

 マンモステラスには大勢の観光客がおり、特に東洋系、中国人韓国人が多い。みな自撮棒を持って写真をとっている。動物ウォッチのエリアにはまだ中国人たちは来ていないようでほとんど見かけなかった。
 この日の夕食に黒米のような長粒種の米が出た。珍しいので聞くと、ワイルドライスだという。ミネソタで採れる、ボートに乗って房をゆすって収穫、野生種だが勝手に採ってはいけない、ミネソタのスーパーマーケットなどで売られ、日本にも輸出されているという。



キャニオン/レイクカントリー migi.gif


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