東  海  道  1

 1996年から2001年まで、日本歩け歩け協会(現日本ウォーキング協会)主催の平成の東海道53次ウォークに参加したときの記録です。
 当初は完歩など考えておらず、スリーデーマーチのような感覚で友人6人と川崎コースに参加しました。その後も、東京に近いところは行ったことのある地も多いので、都合に合わせコースを選んで参加していました。
 たまたま友人の一人に静岡出身の人がおり、静岡近辺は熱心に宿の手配その他面倒を見てくれたおかげで、みなの参加率もあがり、歩き旅の面白さにも目覚めるようになりました。
 島田あたりから完歩ペースで歩くようになり、せっかくだから”平成の東海道”を完歩してゴールしよう、と前半の未歩行部分を”埋め合わせウォーク”で歩き、最後は完歩でゴールすることができました。

 この”平成の東海道”は参加者が多く、京上り隊2300人ほど、東下り隊もあわせた全体で3200人ほどいました。京上り隊は人数が多いので、最初は班分けされた隊ごとに歩いていたのが、途中から自由歩行になった記憶があります。また途中、浜松あたりで東下り隊の人たちと会い、一緒にお昼を食べたり写真をとったりしたのも、よい思い出です。

 奥の細道サイトを作ったついでに、東海道ページも作ることにしました。ところが、当時は自分で調べず大会コースどおりに歩いていただけで、景色よりも人としゃべってばかり、メモもありません。写真も自分たち撮りがほとんどで使えないものも多い。これでは参考になりそうにないので、データとして大会コースを載せておきます。

 なお、団体歩行は国交省等に許可をとる必要があり、交通量が多く歩道のない国道県道は歩けなかったり、休憩や昼食会場に広い場所が必要など、いろいろ縛りがあるそうなので、厳密に旧街道を歩くコースではない可能性があります。



日本橋−川崎 19k 1996 埋め合わせ 2000

コース:日本橋−(中央通り)−(海岸通り)−竹芝埠頭公園WC(昼)−(海岸通り)−(旧海岸通り)−品川本陣跡−(旧東海道)−しながわ区民公園WC−鈴ヶ森刑場跡−(第一京浜)−(旧東海道)−大森警察署−梅屋敷WC−蒲田本町公園−(第一京浜)−六郷橋−(旧東海道)−田中本陣−川崎緑地公園

宿:品川宿 川崎宿

 日本橋から竹芝埠頭へ、その後は旧東海道と第一京浜を交互に歩きながら、六郷橋を渡って神奈川県に入り、川崎に至るコースです。

 この部分は2000年に”埋め合わせウォーク”で歩きました。埋め合わせとは、大会に参加できなかった部分について後日再歩行したいと日本歩け歩け協会に参加費とともに申し込むと、地図が送られてくるのでその地図を参考に歩き、ポイントで撮影した写真を協会に送ると歩行認定がもらえる、というものです(大会期間中のみ)。


左:日本橋  右:多摩川六郷土手
 まあ、多くの人がよく知っている道筋なので、写真は不要かもしれませんが、認定に使った写真を載せておきます。



川崎−東戸塚 23k 1996

コース:

宿:神奈川宿 保土ヶ谷宿 戸塚宿

 一番最初に参加したコースなのですが、地図が残っていません。パスポートの認定もらっているし、完歩賞もとっているので歩いているはずなのですが・・・(苦笑)。当初はふつうのウォーキング感覚で参加しており、写真も撮りませんでした。
 第一京浜を歩くことが多かったような記憶があります。皆で第一京浜を歩いていると、遅れて合流した友人が、「国道15号を歩くコースだ、ていうからそのへんの人に国道15号はどこですか、て聞いてもみんなに”わからない”、て言われた」とブーブー言うので、別の一人が「国道何号とか急に番号で言われてもわからないこと多い。第一京浜とか地元で別の呼び方していること多いから」と慰めていたので。



東戸塚−茅ヶ崎 24k 1997  埋め合わせ 2000

コース:東戸塚−王子神社−首洗い井戸−江戸方見附跡−吉田大橋−戸塚駅−戸塚地区センターWC−本陣跡(消防署)−上方見附跡−お軽勘平の碑−一里塚−翠ヶ丘公園(昼)WC−遊行寺−大山道標−羽鳥派出所前交差点−松並木−東小和田交差点−茅ヶ崎高校−茅ヶ崎中央公園

宿:藤沢宿

 東海道を歩くコースです。東戸塚から旧跡を見るときは脇道に入ったりしながらほぼ国道1号沿いに進み、藤沢バイパスから県道30号、遊行寺下から43、44号(このあたりはこのコースが東海道)を歩き、再び国道1号に合流するコースです。

 ”平成の東海道”ウォークでは、地元の歩け歩け協会の人たちがコースを決め、曲がる箇所に矢印を書いた紙を貼ったり、誘導員をおいたりして歩きやすくしてくれます。埋め合わせではそれがないので、自分で地図を見ながらルート確認をする必要があります。




左:戸塚近辺の首洗い井戸  右:お軽勘平戸塚山中道行の場



戸塚近辺は東海道が尾根道になっている

そういえば甲州街道や井の頭街道も、
周囲より高い丘上を通るコース

登山道も日本では尾根に付けられることが多い
日本人は尾根道好きだ



上:遊行寺

右:四谷不動(大山道標)

東海道と大山道の交差する四谷辻に建てられていた道標
朝弱いので遅く出発したため、到着が夜になってしまった



茅ヶ崎−小田原 27k24 1997

コース:茅ヶ崎中央公園−旧相模川橋−馬入橋−八幡山公園WC−本陣跡−(高来神社)−化粧坂−鴎立庵−滄浪閣−城山公園(昼)−二宮駅−国府津駅WC−酒匂橋−江戸口見附跡−小田原城二の丸跡

宿:平塚宿 大磯宿 小田原宿

 平塚、小田原周辺の町中以外は、東海道である国道1号をひたすら歩き、相模川を越えて西へ向かいます。
 この日東京新聞の取材が入っていました(東京・中日新聞が大会を後援していた)。ウォーキング参加者は中高年が多いので、若い人は少ないから、と一番年若の友人がインタビューを受けました。



平塚への道



左:平塚宿右:小田原城


小田原−箱根 16k 1997  埋め合わせ 2000

コース:小田原城址跡−(箱根板橋駅−風祭駅−入生田駅)−三枚橋−箱根湯本駅−早雲寺WC−猿沢橋−箱根新道−鎖雲寺−畑宿WC−七曲り坂−甘酒茶屋−(旧東海道)八丁平−一の鳥居−一里塚跡−箱根小学校

宿:箱根宿

 箱根湯本駅まではほぼ国道1号沿いです。その後は、関東のウォーキングハイキング好きなら歩いたことのある人も多いと思いますが、旧道を歩いて箱根の山越えをするコースです。
 箱根古道は以前歩いたことがあるので大会では飛ばしたのですが、途中から完歩をめざすようになり埋め合わせました。



左: 早雲寺裏の早雲公園   右:須雲川あたりのホテル群





右上: 甘茶茶屋 大勢ハイカーがいる

左:言わずと知れた芦ノ湖の大鳥居

出発遅かったり、秋ということもあって
またまた夕暮れ




箱根−沼津 22k(23kの資料もある) 1997

コース:箱根小学校−箱根関所跡WC−道の駅WC、挟み石坂−箱根峠−甲石坂−接待茶屋跡WC−一里塚−山中城跡WC−笹原一里塚−下長坂(こわめし坂)−坂公民館、坂小学校(昼)−錦田一里塚−三島大社WC−六本木交差点−柿田川公園WC−長沢八幡宮(対面石)−黒瀬橋−永代橋

宿:三島宿 沼津宿

 車は坂に弱いため、国道1号はヘアピンカーブでうねっていますが、山道はほぼ直進で箱根峠を越えて三島大社まで下ります。何度か国道を横断しますが、ほぼ全体に山道で歩きやすい道です。
 その後は国道、旧道交えて歩きながら狩野川べりに出ます。



右:箱根路

整備された山道が続く、気持ちの良いコースだった



下:芦ノ湖を望む





歩行年:1996、1997、2000

東海道1 |  | 

徒歩旅行:四国へんろ    東海道

里山:[町田/稲城/日野/八王子/あきるの/高尾/日の出]  川:[国分寺崖線][世田谷の川]
近郊の山:[檜原/上野原/秋山/奥多摩/奥秩父/丹沢]  [六甲/八ヶ岳/南アルプス/北アルプス/富士山]
国内: [木藤古/上ノ山/椎葉村] [岩手端神/高知椿山][北軽井沢/小川原湖][ローカル線]
民俗: [木地屋の里][家船の島][銀鏡神楽/西米良][北海道]


 | モンゴル | チベット | ラダック | 東北インド | 中国 | 1999北京 | ミャンマー | 台湾の廟 | 韓国 | 台湾2009 | 
 | マザーテレサ | シッキム | ハワイ | タイ | クルーズ | アメリカ | ドイツ | キプロス | スイス | イタリア | 
 | 小笠原 | 四国へんろ | 国内 |  | 震災 | 雑穀栽培 | 林業 | 就農 | 銭湯記 |
ミャンマー歌手 |  北京放送 | 

ホーム    What's New    

Mail us: oinu_dd*yahoo.co.jp(*→@に変更)