以前西宮に住んでいた頃、六甲山地はすぐ目の前、父の会社の寮があったこともあって、家族でよく遊びに行った。六甲も須磨も標高700m前後の低山、山登りというより家族連れで遊びに行くところというイメージがあった(実は六甲最高峰は900m以上あるのだが、当時普通に行く"六甲”は記念碑台近辺だった)。
先日、関西の地図を見ていたところ、宝塚から六甲、摩耶、須磨のほうまで尾根が続いている。車道を歩くことになる箇所も多そうだが、これは尾根歩きができそうだ。
そこで関西へ行く用事のついでに、六甲を尾根歩きをしてみることにした。はいり口で迷わぬよう、ガイドブックをちら見しておこうと神戸の書店に入ると、六甲縦走関連本が何冊も並んでいる。なんと六甲にはすでに縦走コースが整備されており、かなり有名なようで、夜中から丸1日かけて縦走する六甲全山縦走レースも毎年開催されているらしい。
これならコース表示もあり道迷いはないだろう。都合の合間をぬって3回に分けて歩くことにした。
目次: 鵯越−菊水山−摩耶山−六甲山記念碑台 鵯越−高取山−須磨アルプス−槙尾山−栂尾山
宝塚−船坂峠−六甲山最高峰−記念碑台