東 京 近 郊  の 山  尾 根 歩 き
丹  沢

 奥多摩や檜原、あきるのは昔からよく歩いたが、丹沢は県も異なりなじみが薄い(遠足も高尾秋川界隈だったし)。また蛭がいて怖いイメージもある。都内や上野原には熊はいても蛭は(今のところ)いない。
 ただ高尾、檜原や秋山の尾根から丹沢の山並みが見えることも多く、ふと行ってみることにした。

 この年は東日本大震災のあった年で、4月下旬に秦野駅のバス乗り場に行っても、まだ「東日本大震災のため丹沢への登山は控えてください」と札が掛かっていた。
 (丹沢でなかったかもしれないが)この震災で登山道の一部が崩落した山もあると聞くし、鎖場で大きな余震にあっても怖そうだ。
 とりあえず前哨戦ということで、蓑毛から尾根下りしてみることにした。
 ちなみに5月に見たときには、この札はもう無かった。(写真の日付は調整不良で誤り)

目次: 蓑毛−高取山−弘法山  大山−ヤビツ峠−塔ノ岳塔ノ岳−鍋割山−雨山−高松山
    畦ヶ丸−加入道山−大室山−犬越檜洞丸−蛭ヶ岳−丹沢山−塔ノ岳
    畦ヶ丸−菰釣山−山中湖  焼山−蛭手前−東野  宮ヶ瀬−東峰−丹沢山−戸沢
    東野−蛭ヶ岳−鍋割山−大倉  篭坂峠−不老山

マイナー尾根:東丹沢  エボシ山  小蓑毛  南山−仏果山  栂立尾根  大山北尾根  日向薬師北  ヨモギ尾根  七沢山宝尾根  七沢山境界尾根  棒ノ木丸  塔ノ岳西−小丸北−マルガヤ  ネクタイ尾根−諸戸尾根  ナベワラシ(ゴジラ尾根)  日高−西峰西尾根−東峰西尾根  コシバ沢  蛭ヶ岳南−市原新道−白馬尾根−棚沢ノ頭尾根  宮ヶ瀬尾根
        :西丹沢  日影山  大杉山  椿丸  シキリ尾根−屏風岩山  エビラ沢  伊勢沢ノ頭  袖平山  地蔵尾根−朝日尾根  同角山稜  ショチクボ沢ノ頭−権現山



蓑毛−高取山−弘法山   2011年4月下旬

コース記録:蓑毛12:30−蓑毛越13:00−高取山14:00−念仏山14:30−弘法山15:30−秦野駅16:20

 下:蓑毛の登山道入り口
 右:杉林が続く
 蓑毛バス停の公衆トイレ脇に蛭注意の掲示板があった!




左上:大山の御師が建てた百回登山記念の板碑   右上:蓑毛越
左下:杉桧の人工林が続く  右下:電波塔 679m





左上:秦野渋沢方向 見晴らしがよい 右上:高取山556m
下:念仏山の由来書 山上で唱えた念仏が麓の村まで聞こえたという
右:念仏山上 後ろの祠に次郎坊と彫られていた 太郎坊次郎坊は天狗だという



この尾根を歩いているとき、たびたび山鳴りのような音が聞こえた。道志山塊倉岳山を歩いているときもよく聞こえるので、出会った人に聞いてみたところ、「これは自衛隊の富士の演習場の音だよ」と言った。


左上:高取山から南は広葉樹が多くなる
右上:善波峠  左下に熊注意の掲示板がある。熊注意掲示板は弘法山上にもあった。秦野市内に近いのに熊の目撃情報があるらしい
左下:善波峠  説明板によれば、この峠道はかつて矢倉沢往還という東海道の往還道で、大山街道でもあった
右下:善波御夜燈 1827年に旅人の峠越えの道標として建てられた。油は近在の村から菜種油を供出し、明治末まで峠茶屋の八五郎氏が点灯して守ったと説明にある。





左上:丹沢の山並み
下:弘法山 235m
左;弘法山の猫


左:弘法山からの下り この周辺は公園化されている
東海大学の学生が市と連携して整備しているとのこと
下:馬場道 権現山へと続く
広々として町田の戦車道路に似ている





左上:権現山 243m 秦野厚木方面が見渡せる
右上:権現山を少し下ったところにあった祠

権現山の道は結構急坂(左)
高校か大学の運動部員がこの坂を登り馬場道を走っていた。トレーニングコースになっているらしい。涼しい顔で走りながら「こんにちわー」と挨拶する余裕のある子、へろへろ歩いて登る子とさまざま
右上:権現山への入り口



大山−ヤビツ峠−塔ノ岳    2011年5月初旬

 関東の山は5月に入ると新緑が芽吹き始め、見通しが悪くなる。5月後半になると気温も上がり、低山歩きにはちと辛い。また気温が上昇すると水蒸気が昇り、快晴でも富士山はじめ遠くの山並が霞んでしまう。
 一方、4月半ば頃までは山頂や北斜面に雪や氷が残っていることも多く、軽アイゼンなしでは歩けなかったりする。秋なら葉が落ちてから初雪までしばらく間があるが、なにせ日が短い。
 長距離歩行可能な、気候の良い期間は4月末から5月半ばまでのわずかな間しかないのだ。

 ということで短期間に集中して丹沢を回ってみた。

コース記録:1日目 ケーブル駅11:00−大山12:00−ヤビツ峠13:00 13:10−烏尾山15:00−塔ノ岳17:10
2日目塔ノ岳−鍋割山−雨山−高松山はこちら

丹沢の中で大山だけは何度か来たことがある。今回は下からでなくケープルの下社駅から登った。
左下:大山阿夫利神社下社   右下:白山神社の立て札






左上:阿夫利神社 1251.7m 連休で超満員 ここでカレーやうどんを食べられる。600円など安く手ぶらで来てもいいかもしれない
右上:伊勢原方向をのぞむ   左下:ヤビツ峠への分岐   右下:これから登る丹沢の山





左上:ヤビツ峠   右上:護摩屋敷の水
ヤビツ峠からしばらく針葉樹の植林地をゆく
やがて岩場と潅木の多い独特の景色に変わる
左下:大山を振り返る




左上:二ノ塔ピーク 先に見えるのが三ノ塔     右上:伊勢原方向をのぞむ
丹沢が好かれる理由がなんとなくわかった。森林限界が低いんだか(標高からいってそんな筈はなく、鹿の食害が原因)、岩場と潅木が多く、1500m前後の低山にしては何とかアルプスのような景観が広がっている。杉桧林やブナナラなどの落葉樹雑木林に覆われた奥多摩檜原上野原の山とは大違いだ。ただ、夏は暑そう・・・

 左下:三ノ塔と避難小屋 1205m  右下:ゴッホの絵のように捻じ曲がった潅木が多い。風が強いのだろう




左上:まるで南アルプス!間ノ岳への尾根道に似ている
左下:烏尾山頂上





上:すずらんのような花を咲かせた木があちこちにあった
右上:ウメモドキだかイヌブナ?の大木
左下:行者ヶ岳頂上 1209m 前後に鎖場がある



下:「ユキワリソウかしら」と言っている人がいた
植物にうとくよくわからないが、沢山咲いていた
右:ヤマザクラが満開




この日、塔ノ岳からほら貝の音が聞こえ、山伏姿の人々が下山してくるのに出会った。山上で慰霊祭があり尊仏小屋にお札が納められているという。登山道のあちこちに塩がまかれていた(右上)。
この晩尊仏小屋に泊まったので、さっそくお札を求める。丹沢山東光院の登山安全家内安全のお札とお守りで、狗留孫佛とある。ここでもイヌ?(権現山が三峰御岳同様オイヌサマ(狼)信仰の山だったので)
左下:木ノ又小屋





塔ノ岳頂上 尊仏小屋 1490.9m   ここからの東京の夜景がすばらしいと聞き、一度泊まってみたかった
時節柄、節電で灯りは少ないもののよく見える




左上:新大日や行者ヶ岳方向を望む 奥の三角は大山
右上:夕焼けと富士山 写真ではわかりにくいが、富士山はちょうど目の前の高さにあり大きく見える

 この日久しぶりに富士山が見えたという。曇りや霧雨だったり強風が吹き荒れ、見られないこともあるらしい。
 同宿のグループは何度も丹沢に来ているそうだが「ここ(塔ノ岳)はいつも風が強いし寒くてあまり長居できないのよね。こんなによく富士山が見えるなんて知らなかった」と言っていた。



hidari.gif 御正体山丹沢2 migi.gif


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