東 京 里 山 尾 根 歩 き 7
(高  尾)

 子供の頃、小学校の遠足といえば高尾山だった。低学年は頂上まで登って下りてくるだけ、コースもロープウェーを使う道や沢沿いの道、尾根沿いの道と体力にあわせてさまざま。高学年になると城山まで、小仏峠まで、と次第に距離が延び、最後は相模湖まで歩いて下る。
 数年前にミシュランガイドで紹介されて以来人気の山となり、休日ともなれば大混雑している。山ガール姿の女子や若者グループも多い。ほかの山や里山では、中高年のハイカーはいるものの、若者はほとんど見ないので、これは珍しい。

 高尾山は標高599m、南高尾山稜は先に紹介した大戸緑地上の尾根の一つ西側の尾根道、北高尾山稜は高尾の北、八王子城址から入る尾根道。

目次: 高尾と南尾根(南高尾山稜)  淺川金刀比羅宮  金毘羅神社  北高尾山稜
    駒木野から北高尾    小下沢
    陣馬山  景信山  与瀬神社  三頭山から笹尾根を下って高尾山へ

高尾マイナー尾根: 太鼓曲輪尾根−茗荷沢  梅ノ木平  城山日影尾根−景信山東尾根  桂北−孫山  イタドリ沢ノ頭−孫山  大嵐山−奈良尾峠−伝通



高尾と南尾根(南高尾山稜)  2010年5月中旬

高尾山の登り口はたくさんあるが、
高尾山口からの道はどれも混むので、蛇滝から登る道をゆく

高尾駅から西へ旧甲州街道沿いに歩く

左:小仏関所あと
箱根、碓氷に並ぶ関東三関所のひとつだったという

右下:圏央道の工事現場
天狗裁判の原因になった道で景観的にはX
蛇滝の水量も減ったと言われる
ただ車を使う人は、地元の人も、作業で五日市や檜原に来る人も
この道(開通部分)ができて便利になったという

このすぐ上に修行場の蛇滝がある






 上:蛇滝の修行場  高尾山へは脇の登山道を上る
 下:高尾山山頂 599m   平日にもかかわらずこの混雑




山頂はそそくさ抜けて城山へ向かう
人はだいぶ少なくなり、快適な尾根道





城山頂上670m  高尾から陣馬にかけての尾根道には茶屋がたくさんある(冬季平日は開いていないこともあるので注意)




 城山を越えるとさらに人が減る  上:城山から大垂水峠へ下る道

 大垂水峠386mで甲州街道を越えると、大洞山へ向けて登りになる  右下:大洞山536m
 大洞山を越えると多少アップダウンしながら長い下りになる この尾根が南高尾山稜



南斜面下は相模川や津久井湖で
尾根をハイキングコースが通る
初夏に歩いたので葉が茂り、見通しはよくないが快適な尾根道だ



 中沢峠494m、西山峠、三沢峠424mをぬける
 津久井湖側の森は環境保護グループが活動しているところも多く、そうした看板をよく見かけた
 両側へ下りるエスケープルートも多い

 右下:草戸山と山之神の祠





上:草戸峠から四辻方向へ下りる道
草戸峠で大戸への分岐があり、その先の分岐で
東の尾根から高尾駅に下りることもできる(東高尾

左:四辻
標識の裏から尾根を下りる道が
高尾山口駅への道

標識手前の道を、高尾駅に向かう尾根の
巻き道かと思い、行ってみた
途中二股に分かれ、左は木が数本置かれていた
作業道にハイカーが迷い込まないよう、
よくこうしてブロックしてある



初沢川沿いの高尾霊園に下りてしまい、巻き道ではなかった!
しかも最後は荒れていた  右上:赤テープが斜面に見える

気を取り直して、四辻から直進。こちらが尾根道だった。写真下は東斜面の皆伐あと






左上:高尾霊園を望む

やがて尾根上にある住宅街西に出る
左:住宅街の出口付近

住宅街から高尾駅へ下りることもできるが
さらに金刀比羅山の尾根が続く



淺川金刀比羅宮  2012.1中旬
コース記録:高尾駅14:00−草戸峠15:30−三沢峠15:50−高尾山口駅16:40

 金刀比羅山への登山道は、高尾駅から淺川をちょっと遡ったところにある。


左:金刀比羅山頂上
下:頂上から南への下り





左上:金刀比羅宮
右上、左:住宅街の脇を行く



 いったん住宅街に出たところ
  (左の写真の右側の道)

 すぐにまた南高尾山稜への道が続く
  (左の写真左側の道)

 実はこのとき、金刀比羅山頂上の木にロープが掛かっていた。状況からおそらく・・・。
北側に線路を望む高台の樹上だった。

 高尾から下りるとき、ときどき夕方登ってくる人に会う。むささび観察や星空観察、単に自然の中で野宿したがる高校生なども多いのだが・・・:


 実は高尾山は隠れた自殺の名所だという。某センターの知り合いから聞いた話では、夕方遅く鞄を持って登ってくる男性はたいていその予備軍、首吊り自殺が多く、センターでは早朝ハイカーが来る前に見回って収容するという。
 山菜取りが趣味の人からも、高尾周辺は自殺者が多く、地元の人は嫌がって山に入らないと聞いた。


金毘羅神社  2011.2下旬

 高尾山にはもう一箇所マイナーな登山道がある。一号路の途中から金毘羅神社を通って甲州街道に出る道で、歩く人も少なく、混んでいるときはいいエスケープルートと思う。




左上:神社下の標識
右へ行くと一号路に戻り、左が高尾駅方向

 少し行くと若いカップルが座り込んでいた。「この先、通行止めみたいなんです」と女の子。「なんか鎖と白いロープみたいなのが張ってあって」
 とりあえず行ってみると確かにロープがあったが、その右は荒れているように見えるものの下に明瞭な道が通っている。この岩を下れという指示とみた。これを通れないと思うなら一号路から行ったほうがいいと思い、戻ってそう告げる。女子は元気だが、男子は力なく座り込んだまま。もう4時半近いし、早く下山したほうがいいのに、と思いつつ、普通靴のカップルを後にした。
 上:白ロープ(別の箇所)
低山なので服はどうでもいいが、靴だけはいざ荒れているときのためにスパイク足袋を持ち歩いている(整備された登山道では、スパイク足袋は木の根を傷めるのでよくない)。さらにヘッドランプもあれば、暗くなっても安心だ。


北高尾山稜

 高尾の北側に八王子城址付近から入る尾根道が通っており、景信山の北、堂所山に出る。八王子城址446m、富士見台556m、堂所山731mと次第に標高があがってゆく。通る人はそう多くないので、のんびり裏高尾に出ることができる。

 (2010年11月 カメラを忘れたので写真なし)
コース記録:霊園前バス停10:50−八王子城入口−八王子城址−富士見台−杉の丸−狐塚峠12:50−関場峠−堂所山14:00(昼食)14:30−底沢峠−底沢15:40

 富士見台556m、杉の丸612m、堂所山731mと尾根道を縦走。途中狐塚峠、関場峠を越えるが、これらの峠道は昔は南北を結ぶ生活道だったのだろう。
 狐塚峠付近で林道と交わるが、細い尾根道は作業道と思い、しばらく林道を歩いてしまった。細い尾根道のほうが正解。
 堂所山で南の高尾山景信山から来る尾根道と合流し、尾根道は西の陣馬山へ向かう。高尾景信陣馬の道は人通りも多いので道も広く歩きやすい。このときは、堂所山を下り底沢峠から底沢に下りた。

 (2011.2下旬)
 前回は八王子城址公園から尾根道を登ったので、今回は裏から回ってみることにした。霊園前バス停で降り城山の集落を行くと、右手に北条氏照の墓がある。八王子城は北条氏照が築いた山城で、秀吉が関東を攻めた際、前田上杉連合軍によって落城した。このため小田原城に篭城していた北条氏照も切腹し、北条氏は滅亡したという。



左上:北条氏照の墓  奥に家臣の墓がある(右上)

墓の先に細く道が続いている。八王子霊園北を回る道か、松竹から八王子城に上がる道に合流する気がして行ってみた。

道は山腹を踏み跡程度に続いている(写真右)
写真ではクリアに見えるが、先へ行くほど不鮮明

途中、踏み跡道脇に炭焼きの窯炉と思われるU字型の石組みを発見(写真下)。二箇所あった

尾根が見えるあたりで、ついに道は消滅。ただ、尾根はすぐそこなので雑木林を適当に直攀、尾根に出た。ちょうど2,3m北で尾根道が消滅している箇所だったので、ほぼぴったり出られたわけだ。






左上:尾根に出たあたり 尾根はすぐ南の八王子城山方向へ向かっている
そのまま進むと、基準点のあるところに出た(右上:「基準点を大切にしましょう」とある)

明瞭な尾根道が南へと延びている(左)
やがて松竹から上がってくる道との合流点に出た(下)
十字路になっていたが直進。岩だらけの急斜面をよじ登る道だった
これは下りは怖そう(十字路左が城址へ向かう
歩きやすい道だったことが後でわかった)




左上:途中見かけた巨大な藤蔓(光が足りずボケているが、フラッシュを焚くと見た目の色が変わってしまうので)
崖のような斜面を登りきると、「高丸 この先危険」とある(右上)。もう登ってしまったよ、遅いって。
その後はらくらくの道で、八王子城山頂上に到着。左下:都心方向を望む  右下:八王子神社




上:本丸跡  下:別の曲輪のあと(名前は忘れた)
前回来たときは大勢の中高年ハイカーがここで休みおしゃべりしていたが、今回は時間も遅く、誰もいなかった




上:城山の集落へ尾根道を下りる  途中、いろいろ史跡がある
本丸の下あたりだったか、松竹からの道と合流した。十字路で松竹からあがる道を直進すれば、崖をよじ登らずにすむようだ。





左上:観音堂

右上:野生の猿が何匹もいたので撮ったが、
光の足りない望遠+性能のよくないデジカメなので
ピンボケでわからないですよね〜(公園入り口正面)

八王子城跡はよく整備されており、
早い時間なら無料のボランティアガイドが
いろいろ説明してくれる

左:城山集落


駒木野−八王子城址 (2012年12月中旬 カメラを忘れたので写真なし)
コース記録:駒木野15:00−富士見台16:00−八王子城址下16:15か20頃−管理棟16:30−霊園前バス停16:50

 北高尾山稜から高尾に下りる道がある。富士見台から八王子城ではなく南へ向かう尾根道だ。高尾で用事があった帰りにこの尾根道を逆に歩いたのだが、実は最初、この道のことをよく知らないまま歩き出してしまった。このため、あとで焦るはめに・・・。

 中央線は駒木野付近で谷間を走り、線路を跨ぐ橋がかかっている。橋北側の畑を進むと、道は左右に分かれる。右手の道は以前歩いたことがあり、霞ヶ丘団地と北高尾山稜の間の谷戸に出ることがわかっていた。そこでまだ歩いたことのない左(西側)の道を、どこへ出るのか歩いてみることにした。
 歩き出しがすでに午後3時、しかも日の短い12月。山奥へ向かうようなら3時45分頃まで歩いて戻ろうと考える。道は2回ほど分岐するが、メインを行くと中央高速下をくぐり、高速沿いの広い道は沢に下りて終了、右手に登る痩せ尾根に”八王子城ハイキングコース”の道標があった。地図を持っていないため、城址までどのくらいかかるかよくわからないが、とりあえず歩き出す。最初マイナールートで荒れているかと思ったが、道は整備され危険箇所なし(最初のとっつきの痩せ尾根が急坂で、下りは少々危ないかもしれない)。よく踏まれ固いので、けっこう人が歩いているようだ。最初上りだが尾根に出れば多少のアップダウンで快適な尾根道。お地蔵さんが並ぶピークに出る。この先で下りてくるハイカーに会った。八王子城までどのくらいかかるか明るいうちに下りられるか尋ねると「富士見台まで30分、八王子城まで20分で行くでしょ。まだ3時20分だから大丈夫だと思うよ」との答え。安心して枯葉の積もる道をさくさく進む。
 しばらくしてまたハイカーとすれ違う。念のため八王子城までどのくらいかかるか尋ねると、「うーん、富士見台までまだ30分以上あるし、そこから八王子城は1時間かかると思う」と言う。「暗くなる前に下りるには、戻ったほうが早いですかね」と言うと「うーん・・・、その先に下りる道があって下りるとバス停に出る。一番早いのはその道だと思う」という。ハイカー自身駒木野方向へ下っているので、戻るのでも大丈夫そうだがスピードなさそうに見えたのかもしれない。その道から下ることにして礼を言い、上り急ぎ足下り駆け足で先を急ぐ。しかしこの下りの道が見つからない。
 いずれにせよもう3時50分、戻るか進むか悩むが、すでに結構来てしまっている。戻ると最後があの急な痩せ尾根、一方富士見台まで出ればあとは何度も歩いた道だ。最初の人は30分で行くと言ったし、スピードあげれば何とか日暮れに間に合うのではないか。とさらに加速、トレラン状態で急ぐ。八王子城のある北高尾山稜と思われる東西尾根がどんどん近づき、さいご急坂をぜいぜい登ると富士見台に出た。
 このとき16時、富士見台の少し手前に小下沢に下りる道があり、ひょっとしてこれが先のバス停への下りかと思うが、”悪路”と道標にある。富士見台から城址、管理棟への道は明瞭なハイキング道で危険箇所もない。距離は長くてもこちらのほうが安全だろう。また、ヘッドランプはないがミニLED懐中電灯は持っている。ヘッデンや懐中電灯での藪の中踏み後探しは避けたいが、ハイキングコースなら日が暮れてもカモシカ山行訓練と思えばいいわけだ。そう考えると気が楽になった。
 とはいえやはり暗闇は避けたいので、急ぎ足で城址へ向かう。基本下りなので楽。城址手前で巻き道を見つけ、山頂は巻いてしまう(この巻き道、さいごトラロープで直登して登山道に出るので、逆の場合は見つけにくいと思う−というか逆の場合は巻き道要らない?)。上の写真にある高丸、金子丸を抜け、展望のよい曲輪跡は見なかったのでおそらく巻いて駆け下るとやがて梅林が見えてきた。管理棟はすぐ下だ。良かった、明るいうちに間に合った。以前猿を見た管理棟脇にちょうど16時半に出た。霊園前バス停までも明るいうちにたどりつくと、大勢バス待ちしていた。

 帰宅してから「大人の遠足」を見ると富士見台→八王子城址1時間、城址→管理棟25分となっていた。「大人の遠足」のコースタイムはかなり甘いし、この地域のエアリア持ってないので標準がわからないが、どちらのハイカーの言っていることも間違いではないわけだ。それほど人により、また急ぎ足がまったり歩きかでタイムは変わる。


小下沢 (2016年6月中旬)
コース記録:高尾山ケーブル上駅12:50−高尾山山頂13:15−景信山14:35−堂所山15:00−関場峠15:35−日影バス停16:53−高尾駅17:50

 以前堂所山と関場峠の間から鞍骨沢左岸尾根を下り恩方上に出たとき、地元の爺さんからかつてコゲ沢に熊がいた、栗の実を食べていたと聞いたことがある(大嵐山北尾根−鞍骨沢西尾根)。
 また小下沢は沢登り練習ルートにもよく使われている。
 なんとなく気になっていた小下沢を、歩いてみることにした。もう6月中旬、低山歩きは暑いので登りはケーブルでカット。



左上:景信山頂上 この日は平日のためか茶屋はやっていなかった

右上:関場峠から林道に下りたところ

このあと、沢の左側をひたすら林道歩き
まあ、あまり面白い道ではない
沢に入って遊んだほうが楽しいかも
楽な道ではあるので、高齢者や家族連れの森林浴ウォークには丁度いいかも(実際、車で子連れが来ていた)
最後梅林に出てバス道へ

上:小下沢林道途中にあった浩宮殿下御誕生記念植樹碑(東京原木組合だかのもの)




陣馬山  2010.11中旬  カメラの日付は誤り(電池換えるたび面倒で調整していません)

 高尾山から城山、景信山、堂所山、陣馬山と尾根道を縦走してみた。休日でハイカーが多い。


人工林はよくO十などの記号や漢字で山主を示しているが、「外」は気になったので撮った(左上、「内」もある)


 高尾山、城山、景信山にかけてのんびり歩ける。
 休日やシーズン中は山頂に茶屋が開き、そばや山菜天麩羅などを売っている。あえて弁当を持ってゆかずあちこちでいろいろ食べるのも一手。



 堂所山近辺は若干きつい斜面もあるが、明王峠から陣馬山はほぼ平坦で楽に歩ける。
 明王峠からは丹沢、富士山がよく見えた。ここは桜と富士山を一緒に見られる名所でもあるとのこと。
 この尾根道は、あちこちに恩方側や相模湖側に下りる道があり、いろいろコースを楽しめる。



右は陣馬山頂上。昔からこの不思議な像があり
子供の頃なんとなく不気味だった。
頂上には茶屋も数軒あり、和田峠まで車で来られるので大勢の人で賑わっている。
  



左上:栃谷への道 奥は丹沢の山  右上:山の中腹にある栃谷集落

初夏の陣馬山、三頭山から高尾山までの笹尾根下りはこちら

 明治から戦前にかけての登山記録を集めた『昔の山旅』という本がある。日本の登山黎明期の記録で、槍ヶ岳穂高白馬八ヶ岳白山その他、まだ登山道のない原始の山をふもとの村人を案内に立て荷物を運ぶ人夫を雇い岩室に夜営、食事の支度も人夫が行うなどネパールかヒマラヤ登山のような記述が多い。
 この中に収められた1930年出版高畑棟材著『山を行く』の「高尾山より三頭山まで」によれば、(当時からみて)10年前に高尾山から和田峠まで歩いたときは藪で道がなく4時間半かかった、しかし今回は道が開かれ3時間でいったとある。同書では城山をジョウヤマ、臼杵山をウキサンを発音している。小仏峠について”旧甲州街道の要所だが明治に新道、鉄道ができ寂れた、明治43年の写真を見るとまだ相当な人家があったが今はその面影なし”という内容の記述がある。
 また琵琶滝コース入り口にはかつて佐藤旅館があり(現在高尾病院の一部)ここに千年樫がある、一見の価値ありという記述もある。現在は千年樫は見当たらない。またこの近くには『大菩薩峠』で有名な中里介山の庵があり、数年間ここに住んで『大菩薩峠』を執筆していた。しかしロープウェー工事が始まり騒音が激しく、庵にも石が落ちるなどするようになったため、青梅へ越したという。


景信山  2011.10初旬  (写真なし)
コース記録:小仏バス停13:30−14:10景信山14:30−薬王院15:30−高尾山口駅16:00

 以前景信山を通過したとき、山頂の茶屋にここのうどんの掲載された雑誌が飾られているのを見た。以来、いつか食べに来ようと思っていた。

 最終バス停でバスを降り、1時半に登り始める。もう降りてくる人たちが大勢歩いているが、一人逆行して山頂へ。テント泊でないので荷物軽い軽い、すいすい登れる。
 40分弱で山頂着、雑誌に紹介されたのはなめこうどんだったが、ラーメンを頼んでみた。景色のよい山頂で食べる暖かい麺はおいしい。

 おおいに満足して下りへ。時間遅いので小仏峠から下るか、高尾山まで行くか、峠の到着時刻で決めることにする。
 峠から景信山へ登ってくる人もまだまだ多い。峠には10分強で到着、峠には大勢人がいて写真をとったり地図見たり、のんびりしていた。これなら高尾山経由でも楽勝でヘッドランプなしで駅まで下れるだろう。
 小仏峠から城山方向は階段の登りだが、その東にゆるい坂の巻き道がある。以降、城山山頂その他すべてゆるい巻き道でさくさく歩く。下りは多少ジョギング気味。進行方向も小仏峠方向も、まだまだ大勢歩いている。
 高尾山頂下の四辻に15時15分着、3号路で山頂も巻いて薬王院に出た。おいしそうなジェラートを売っているのをみつけ、食べながら歩く。

 高尾山は秋の台風で登山道に被害が出たが、当初通行止めになっていた1号路も歩けるようになり、一部以外ほぼ復旧していた。1号路を早足で下る。正味2時間強で景信山高尾山をプチ縦走、高尾山から陣馬あたりまでの尾根道は、速力アップのよいトレーニングコースになると感じた。



与瀬神社  2012.1下旬  (写真なし)
コース記録:相模湖駅12:30−明王峠14:00−14:50景信山15:00−小仏バス停16:00

 そろそろ雪山にも挑戦しようと、昨年買った軽アイゼンの確認も兼ね、まだ歩いたことのない与瀬から明王峠へのコースを歩いてみることにした。相模湖から与瀬神社へ。昼からの出発にもかかわらず、ハイキング姿で神社に登る人がほかにも2名おり、一人は白人の若者だった。
 神社で拝んだ後、山道に入る。すれ違った人たちが「今から登るの?もう少し行くと雪がかなり残っていて面白い感じだよ」と言う。「アイゼン必要ですかね?」と聞くと「なしで大丈夫でしょ」との答えだった。

 しばらく行くと雪道になる。一週間ほど前降雪があり都心にも4センチ積もったが、ここらは10センチ以上雪が残っている。
 気温は5度以下と思うが、しゃかしゃか登るので上はインナーとシャツのみでも暑い。美女谷と伝通へ抜ける林道は除雪されておらず車の跡もなく、ハイカーの足跡がわずかに何組かついていた。これを見てスパッツを忘れたことに気がつく。伝通への尾根道も帰り道候補の一つだったが、人が歩かない道は踏み固められておらず雪が深い上スパッツなしなので、候補から外す。

 荷物が軽いのと、やはり冬は(暑さで苦しまずに)快調に上れる。明王峠には1時間半で着いてしまった。峠直下の勾配が急なところが凍結しており、滑って登りにくい。下りてくる人たちも滑っており、転んでいる人もいた。アイゼンが必要かもと思うが、さきほどなしで大丈夫と言われたこともあり、とりあえずなしでがんばる。
 明王峠からは富士山がよく見える。茶屋はやっていなかった。峠から陣場へ行くか夕焼け小焼けのバス停に下りるか迷うが、早く到着し時間があるので景信山まで行くことにする。陣場方向へ歩いてくる人たちと、まだまだ大勢すれ違う。時間があるので巻き道でなくピークハントしつつ雪道歩き。

 15時に景信山到着。茶屋はやっていたが暖かい物は終了だった、残念。茶屋前からは眼下に都心をはるかに見渡すことができる。空気が澄んでいればスカイツリーも見られるはず。行動食の菓子パンを食べ、下りに入る。途中道が凍結し滑るので、4本爪アイゼンを付けてみた。
 実は軽アイゼンを買った後、山に詳しい人たちから「軽アイゼンは6本爪のほうがいい、4本爪は無いよりまし程度で場合によってはかえって危険」と言われ、がっかりしていた。アイゼンを装着していると、追いついてきた人が、「そうそう、アイゼン付けると全然違うよ、自分もさっき付けたら滑らなくなった、これなら我慢しないでもっと早く付ければよかった」と言う。そして「そのアイゼンいいね」と言うので、見ると彼は6本爪を付けている。「いやー、買うなら6本のほうがいい、て言われたんですよ、そちらのが羨ましい」と言うと、4本爪アイゼンを持ち上げてみて「これ軽いし低山ハイクのいざというときのための持ち運びに便利だよ、大きいのは重いでしょ。それにバンド式だから緩まなくていいよ。さっきの人は6本だけどゴム式だったから緩んでいたんで注意したんだ、あれのが危険だよ」と言う。

 アイゼンを付けるとまったく滑らず楽々進む。一番心配していた小仏峠に下りる直前の急坂も問題なかった。アイゼンにこれほど威力があるとは。
 峠から小仏バス停へ下りるコースをまだ歩いたことがなかったので歩いてみる。ここでも軽アイゼン大活躍、よかったよかった。なお、この道は旧甲州街道であり、峠から先は相模湖へ抜けている。



hidari.gif 片倉/東高尾高尾マイナー尾根 migi.gif


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山中湖周辺1/    六甲/2    八ヶ岳/2/3    鎌倉    月山    富士山/須走
北ア:後立山1/2/裏銀座1/2//大キレット/早戸//十字峡1/2/栂海新道/2/東西鎌/焼岳
常念/徳本/薬師/雲ノ平/神岡新道/笠ヶ岳/ジャンダルム/前穂/北穂奥穂      中央ア:木曽駒/安平路/空木岳
南ア:北岳/南ア縦走1/2/白峰南嶺/仙丈/甲斐駒/早戸尾根         林業


徒歩旅行:[四国へんろ][東海道][奥の細道]  川:[国分寺崖線][世田谷の川]
国内: [木藤古/上ノ山/椎葉村] [岩手端神/高知椿山][北軽井沢/小川原湖][ローカル線]
民俗: [木地屋の里][家船の島][銀鏡神楽/西米良][北海道]


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