東 京 里 山 尾 根 歩 き
(高 尾 陣 馬 マイナー尾根1)

 高尾から陣馬山にかけてのマイナー尾根を、地図読み勉強を兼ね、まったり冬場に歩いてみた。

マイナー尾根目次:このページ 太鼓曲輪尾根−茗荷沢  梅ノ木平−入沢山  日影−城山−景信山東尾根
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高尾1: 高尾と南尾根(南高尾山稜)  淺川金刀比羅宮  金毘羅神社  北高尾山稜
    駒木野から北高尾
    陣馬山  景信山  与瀬神社  三頭山から笹尾根を下って高尾山へ



太鼓曲輪尾根−茗荷沢

2014年1月下旬
コース記録:  宮の前バス停11:30−縦走路合流12:40−13:20富士見平(昼)13:30−狐塚峠下り口付近14:30−林道出会い15:25−恩方中学バス停15:33

 気温が久々に10度を越えた暖かい日、
八王子城南の尾根を歩きに行った。



 宮の前バス停の西側の集落に入る(左上)。道が小川を離れたあたりで、右手(北)の竹林に中宿橋への入口がある(右上)。
 踏み跡のような道だが、なんと中央高速を越える橋だけ車も通れそうな広さのある立派な橋(左下、橋の前後は踏み跡なのだが)。高速北側に渡ると、気持ちの良い尾根が続く(右下)。





 アズマネザサが壁のように続く箇所を過ぎると(左上)、常緑の照葉樹と杉が混じった里山の林が続く(右上)。右手(北側)には八王子城の山が聳え(右上写真奥)、その下の沢には八王子城公園のベンチやハイキング道が見える。
 この尾根には八王子城の堀切が何か所かあり、鞍部のように尾根が切り込まれていた(左下、第三堀切、右下は第四か第五)。





 道標はないが踏み跡は明瞭に続く(左上)。裏高尾からの北高尾山稜に合流したので、縦走路を富士見平へ向かう。暖かいが午後雨の予報、だんだん曇ってきた。西に見える山並みは景信山堂所山方向か(右上)。
 富士見平手前で女性3人のハイカーとすれ違う。彼女らがこの日唯一出会ったハイカーだ。
 左下:板当峠付近 板当峠から林道に入り、茗荷沢の尾根へ向かう
 右下:聖パウロ学園のある谷戸方向





左上:林道から尾根に下りるあたりを撮影(した写真と思う、ちょっとうろ覚え)

 茗荷沢西の尾根道は、最初踏み跡は明瞭、さくさく進む。途中荒れているが、里に近づくと再び明瞭になる。
 さいご、尾根の肩で東(右)へ折れるところを直進。数10m下り鞍部に出たところで集落が左でなく右側に見え、間違いに気が付いた。だが踏み跡は目の前の小山に続いている。何があるのか気になり、行ってみると祠が立っていた。その先は浅川方向へ急斜面、踏み跡もない。
 この日デジカメを忘れ、急遽撮りっきりカメラを買った。祠や林の中の写真も撮ったのだが、やはり曇天&夕方で暗いとうまく写らない。(フラッシュ焚くと夜のようになるので焚かない主義)。

 戻って東へ道なりに行くと板当林道に出た。ちょうど小雨が降り出した。





梅ノ木平−入沢山

2014年1月下旬
コース記録:  高尾山口駅12:25−沖大明神13:00−縦走路13:55−入沢山14:15−鉄塔14:55−15:05林道出会い15:30−高尾山口駅16:10

 『多摩の低山』に、大垂水峠からの縦走尾根の高山(泰光寺山)より梅ノ木平に出る尾根道が紹介されていた。梅ノ木平集落から尾根に上がるようだが、現在ここは大きな料理屋の敷地になっている。集落からの道はなくなっていそうだが、よくあるパターンで神社裏から上がれるかもしれない、と行ってみた。



 大垂水峠を抜けるバスは1日2本、ちょうど行ったばかり(時刻表確認しなかったミス)。まあいいや、と歩いて梅ノ木平へ向かう。梅ノ木平界隈には道はなさそうだったので、神社へ向かう。斜面で草刈りだの作業していた人たちに、鉄塔や山へ登る道について尋ねると、やはり神社から道がある、とのこと。

左上:梅ノ木平集落
沖大明神の入口(右上)と神社(左)
ここもお稲荷さんだ。裏高尾はお稲荷さんが多い

神社の裏から鉄塔方向へ斜面を登る。鉄塔からは尾根道、南へ向かう尾根に乗ると明瞭な踏み跡が続く(左下)。




 右上:林業作業で架線を張った残骸か?架線を掛けるには資格が必要とのこと。空中に吊り上げると架線になるので、森林ボラでは材出しに材の片端を引きずる軽架線方式があると講習会で聞いた(その他エンジンを使ったりシューター方式など、修羅もある)。
 赤テープをつけた棒が数多く立っているが、みな境界杭を示すもので山道表示ではない。これは町田あたりの里山でもよく見かけるが(埋もれて見失うのを避けるため)、この尾根で大量にひらひらするのを見て、赤テープとはもともと境界杭を表示するものだったのでは、境界は尾根を通ることが多いからバリエーションルート歩きの恰好の目印となり、次第山道表示に流用されていったのではないかと感じた。

尾根自体はいい尾根道、ただ足元に倒木や枝が多いので歩きやすいとは言えない(左)
大垂水峠からの南高尾山稜に合流(下)



 さすが縦走路は人が多く、次々とすれ違う。西山峠西のピークで5,6人のグループが賑やかにお昼を食べているのが、遠くからでも聞こえてくる。

入沢山のピークについた(下)。この先踏み跡があるか行ってみると、 あった(右)。跡がなく藪だと時間がかかり大変だが、これは歩けそう





赤テープは一切ないが、踏み跡はわかりやすい(左上)

右上:北に見える尾根 高尾山を撮ろうと思ったが、もっと西側を撮ってしまった

鉄塔に出た(左)。この尾根も直進すると、現在は大きな料理屋の敷地になっている。今回、たまたま作業中の人の好意で林道に下りられた面もあり、正式な出入口はわからない。

 下っていると作業の人たちがちょうど休憩していた。道を尋ねると「時間ある?だったら休んでゆきなよ」とコーヒーをおごってくれる。
 地元や山を越えた山梨県側から通っているそうで、「尾根に道なんかついてるか?」「子供の頃は山もきれいにしていたからどこでも歩けた。今は荒れて歩けない」と言う。話によると、このあたり一帯はバブルの頃買い占められ、ゴルフ場にするという話だったがバブルがはじけてそのままになった、だから誰も手入れしておらず山は荒れ放題だという。
 梅ノ木平からの尾根と入沢山下り尾根には、「私有地につき立ち入り禁止 地主」と書かれた立看がところどころに立っていた。同じスタイルの立看なので同じ所有者とわかり、ずいぶん広く持っているなと思っていた。尾根脇に立つことが多いので斜面に入るなという意味だと思うが、歩いていいのか気にはなっていた(尾根は基本赤道だと思うが)。おそらくこの立看の設置者はその開発業者なのだろう。

 地元の人が、昔このあたりのどこそこ沢に台風の翌日800万円が流れてきた、金の出る沢ということで全国紙にも載り、都会の連中が大勢探しに来た、2週間ほど騒ぎが続いた、と面白おかしく語る。選挙資金だ、木の洞に隠していたのが台風で上が裂け雨が流れ込み沢に流された、おそらく全体で2000万はあったろうと言う。
 すると山梨から来ている人が、田舎の選挙は金がかかる、自分はD村だが昔Oが一番ひどかった、Oの親戚が夜中に来てあけてくれと騒ぐ、何かと思ったら二人で来ておまわりがうろうろしてうるさいからXXXX万円預かってくれと言う、こっちだって何かあったら大変だ、と話す。一人当たり10万、でも田舎で金かけたって元取れんだろ、田舎のは名誉職みたいなもんだ、と笑う。
 昨年都知事を辞めた猪瀬氏や徳洲会グループ事件ではないが、選挙、てお金かかるんですね・・・。


城山日影尾根−景信山東尾根

2014年1月下旬
コース記録:  日影バス停11:25−城山下12:30−小仏峠12:45−13:10景信山(昼)13:35−14:20小下沢梅林14:25−日影バス停14:40−JCT東西コース−荒井バス停15:20−高尾駅

 以前から気になっていた、城山と景信山の東尾根を歩いてみた。



左上:日影林道に少し入ったところにある尾根の入口。沢を渡る  右上:道はずっと明瞭
左下:左手(南側)に見えるのは高尾山の尾根  右下:青空と葉の落ちた森、関東の冬は清冽





左上:右手(北)に見えるのが景信山からの下り尾根と杉の丸など北高尾山稜
下に見える白い建物はJRの変電所か

右上:人工林の尾根をゆく

左:城山が見えてきた

左下:東、今歩いてきた尾根を振り返る
右下:東南、高尾の山並みから八王子方向





 この尾根では誰にも会わないかと思っていたが、下りてくる人とたびたびすれ違う。カップルや単独など、結構人が歩いている。
 標識はないが、倒木がチェーンソーで処理されていたり、分岐に倒木や枝を渡してあるなど整備されていた。
 縦走路を小仏峠を通り北へ向かう。景信山頂上にも5,6人おり、弁当を食べていた。



 景信山から東へ下る。景信山東尾根は、小下沢林道へ下る道の途中から分岐している。尾根への入口には「登山道でない」との標識あり。道は明瞭(上下)



 さいご杉人工林を下り、小下沢の梅林下に出た(下)





 時間があるので、八王子城尾根の南山腹をめぐるJCTの道を歩いてみた
 左上:トンビか鷹が舞っている   右上:中央高速

 のんびり写真を撮っていたらタッチの差でバスを逃したので、高尾駅まで歩く。
 雑貨屋で初午の五色の幟を売っているのを見かけ、1枚購入がてら話を聞いた。なんでも裏高尾周辺はお稲荷さんを祀っている家が多く、初午の祭りをやっているという。節分のあと最初の午の日に祭る、節分の前に祭ってはいけない、今年は三の午まである。五色の幟は緑が上で全体に大きく正一位XX稲荷大明神と書き、左に平成二十六年初午、XX氏(うじ)、と苗字もしくは自分や家族の名を書く。稲荷の名称はどこから呼んだかによって異なる、愛知だのあちこちから呼んでいる。たいてい正一位だが正一位でない場合もある。(この数日前東京新聞に載った、故郷の初午について書かれた投書によれば、その人の故郷では紙1枚1枚に正一位稲荷大明神と氏名を書いていたとのこと)。
 初午の日にお稲荷さんに幟を掛けて(養沢のお稲荷さん)油揚げだのを供え、子供たちが家々を回ってお菓子をもらう(子供らが回る風習は小正月に似ている)。家を売ったり跡継ぎがいないなどの理由でお稲荷さんを祀れなくなった場合は、このあたりではお祓いをしてもらいみな高尾山へ返すのだという。



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