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雲    ノ    平

 立山から薬師平を経て雲ノ平へ行き、黒部五郎岳肩経由で神岡へ抜けたときの記録2

目次: 1日目 立山−五色ヶ原           2日目 五色ヶ原−薬師峠
     3日目前半 薬師平−薬師沢       3日目後半 薬師平−雲ノ平−高天原
     4日目前半 高天原−黒部五郎小舎   4日目後半 黒部五郎岳肩−神岡新道
     5日目 北ノ俣岳避難小屋−飛越新道−神岡

日本アルプス目次:
   北アルプス縦走:後立山 扇沢−裏銀座 槍穂大キレット 剣岳 十字峡 栂海新道
       東西鎌尾根 焼岳 合戦尾根−徳本峠 雲ノ平 笠ヶ岳 西穂ジャンダルム奥穂

   南アルプス縦走:前半(野呂川−塩見−荒川)  後半(赤石岳−聖岳−茶臼岳)
       北岳−間ノ岳−農鳥岳(1993)
       白峰南嶺 仙丈ヶ岳(仙塩尾根) 甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
   中央アルプス:木曽駒 越百−安平路



薬師平−雲ノ平−高天原 3日目後半

2016年8月中旬
コース記録:3日目後半  薬師沢8:10−11:10雲ノ平山荘(昼)12:10−高天原峠13:40−高天原14:35 夢ノ平と高天原温泉

 薬師沢からの登りは、樹林帯の中の石ごろごろ道。登りの人もちらほらいるが、下ってくるほうが多い。子連れもときどきいた。





 左上:台地上に出た しばらく潅木や熊笹と針葉樹が交互に続く   右上:目の前に鷲羽岳



 昨日の五色ヶ原薬師峠間でも見かけ、ときどきつまんでいたのだが、この時期、おいしい青い実がなっている(上)。名前は失念したが、食べられると聞いており、ちょうど雲ノ平への登り道の上のほうから台地の上で、たくさんこの実がなっていた。甘酸っぱくておいしいので、道すがらときどきつまんでいると、後ろから追いついてきた男性がいた。折立を4時に出たという彼に、この実が食べられることを伝えると、「あ、これいい!甘酸っぱくてちょうど欲しかった味!」とさかんに食べ始めた。まだあまり甘くないものもあるが、大きい実を選ぶと甘い。甘い実をつけた株は、ほかの実も甘い。株により日の当たり具合、下土の栄養状態などが均一でないのだ。



 上:アラスカ庭園付近  右上写真奥は薬師岳



 右上、下:奥日本庭園付近  右上は南の黒部五郎岳の尾根方向
 左下は西の薬師岳方向   右下は東の鷲羽岳方向





 左上:西の雲ノ平山荘方向へ続く道 右手の小山が祖母岳
 左下:雲ノ平山荘   12時前、赤い救助ヘリが来て山荘前から一人乗せていった
 右下:西の祖父岳方向へ少し行ってみた





 今回は高天原へ行くので、山荘前から北へ向かう(右上)
 左下:西側の岩苔小谷から、南へ谷の上流であるワリモ分岐方向を望む。写真左の斜面が水晶岳の斜面で、明日歩く高天原から岩苔乗越へのトラバース道がついている。こうしたところも、かつての猟場だった。
 右下:東側の薬師岳方向 雲ノ平は周りが黒部川とその支流による谷に囲まれた台地の上にある





 高天原峠へひたすら下る。樹林帯に入り、右下:高天原峠に到着
 途中、単独初老男性、単独女性、速そうな若者二人組とすれ違う





 湿っぽい道を、岩苔小谷の川を渡り(右上)、高天原へ(下)





 山荘の手前に、景色のよい広々とした湿地帯があった(上)
 左下:高天原山荘   右下:山荘前あたりから北の夢ノ平方向を望む
 高天原峠から山荘までは誰にも会わなかったが、5時頃までちらほら登山客がやって来る。結構宿泊客がいた。



 終戦後しばらくまで、このあたりには大東鉱山があった。また猟や木材伐採など、かなり山奥まで仕事で入る人々がいた(伐採はさすがに烏帽子岳尾根の東側で、西の黒部川雲ノ平側ではなかったようだが)。高天原の地名は近年観光化されてからつけたのかと思っていたが、鉱夫や猟師が入っていた頃ついた名らしい。当時は新穂高から双六に入る小池新道はまだなく、鉱山や猟師の基地三俣小屋へゆくには、ブナ立尾根から尾根伝いに入るか、湯俣から沢沿いに入っていた。槍ヶ岳までくると里に近づいた気がしたというほど、三俣から雲ノ平界隈、黒部峡谷の上の廊下界隈は秘境だった。しかし、岩魚やカモシカ、熊、ウサギなどの宝庫でもあったので、岩魚を燻製にして売ったりカモシカの肉や毛皮を売って冬の生計をたてていた。山の幸で何週間も山にこもって生きられたらしい(男性=父親のみ、家族ぐるみではない)。



 せっかくなので高天原温泉にも行ってみた(上)。男性は露天風呂
 温泉といっても山中だし、とあまり期待していなかったが、白濁した硫黄臭のあるまっとうな温泉。いいお湯です。
 この温泉もすでに鉱夫に知られていた。当時の山は大変で、おそらく衣類の素材も今のようなよいものがなく道もよくなかったためと思うが、何日も大雨に降り込められ食糧が尽きかけたり、山道での鉱夫や技術者の凍死事故も何件かあった。



 上下 このあたり夢ノ平   右上左下:龍晶池





左上は夢ノ平の北端付近だが、猟師(兼川漁師)らはここから立石に下り、岩魚を釣っていた。名人林平は80尾釣ったという。当時立石には漁師小屋があった。

左:温泉から山荘への帰り道



高天原−黒部五郎小舎 4日目前半

2016年8月中旬
コース記録:4日目前半  高天原5:20−7:50岩苔乗越7:55−9:15三俣山荘9:35−分岐10:40−11:25黒部五郎小舎

 朝もやの高天原湿地帯






 岩苔分岐から水晶岳西斜面の樹林帯を登る  左下:朝日が当たる薬師岳(上半分は雲の中)





 左上:このあたり、水晶池への分岐付近だったと思う。水晶池手前に鉱山があったらしいが、このときは知らずに通り過ぎた(まあ森の中だし、鉱山口を捜すのは無理だったとは思うが)
 右上:南の上流方向 目の前は雲ノ平東端にある祖父岳 あれを回り込んだ奥に沢の源頭と乗越がある
 左下:岩苔小谷の沢に出た  右下:沢の下流、北の薬師岳方向を振り返る





 尾根はもうすぐ(左上)、岩苔乗越に出た(左下、右下)。祖父岳からちらほら人が下りてくる。
 右上は登ってきた沢を振り返る 後ろに薬師岳が見える





 左上:乗越を跨ぎ南へ、沢沿いに下る。三俣山荘に出るルートは、今日は神岡新道まで歩くため時短で沢コースを選んだ。鷲羽岳コースはまた次回。
 ちなみに、さきほど歩いた岩苔小谷も立石で分かれた黒部川の支流だが、この沢も黒部川。源流なので、こちらが本流になる。本流は、立石から雲ノ平台地を大きく西から南へ回り込み、北東に岩苔乗越へ登っている。つまり乗越の南北に、黒部川が流れ下っている。
 岩苔乗越を振り返る(右上)    渡渉点(左下)から三俣蓮華岳の尾根上に登る(右下)。三俣小屋と三俣蓮華岳が見えてきた。





 三俣蓮華岳には登らず、巻き道をゆく。左上写真は、渡渉点から雲ノ平へ登る道のついた尾根
 右上:手前に見える祖父岳からの支尾根の後ろが雲の平台地  わかりにくいが、台地の上、写真のちょうど真ん中あたりに雲ノ平小屋が見える
 下:これから向かう黒部五郎岳方向へ向かう巻き道 このあたりもかつては冬の猟場だった





 左上:巻き道は続く  右上:右手(北側)は、雲ノ平との間を流れる黒部川の谷



 上:尾根が西から南へ曲がるあたりで西方向を望む
 これから尾根道は、写真手前の尾根を右から左へ南へ向かい、再び西へ曲がって写真左奥の黒部五郎岳ノ肩、北ノ俣岳へ、そして徐々に北から北東に曲がり写真中央から右へ太郎山、薬師岳と続く。尾根はさらに、右方向に立山へと続いてゆく。手前尾根と薬師岳尾根の間の台地が、雲ノ平



 左上:這い松の茂る尾根道   右上:黒部五郎小舎が眼下に見えてきた
 這い松尾根から小舎の間で、5人くらいとすれ違う。みな単独、うち一人が「あれ、スゴ乗越にいませんでした?」と聞いてきた。このとき、XX乗越や峠をいくつも通ってきたので、”スゴ乗越、なんか聞いた名だな”と思いつつ即座に反応できず、「違うと思います」と答えてしまった。でも気になり、歩きながら考えるうち、そうだ、薬師岳手前の鞍部の名だ、そこで会ったり、午後天気が崩れる予報だからとスゴ乗越小屋でテント泊決めた彼だ、と思い出した。そうか、彼はこの尾根を薬師峠から太郎山経由で西から東へ歩いてきたわけか、と振り返ったがもう見えない。「違うと言ってごめん、思い出した」と言いたかったが、もう遅い。しょうがない、まあいいか。
 左下:黒部川上流方向を振り返る 最奥が岩苔乗越(のはず) 右手が三俣蓮華岳の尾根 左手が雲ノ平台地の斜面
 右下:小舎のある鞍部は広々とした草地





左上:黒部五郎岳小舎

なんとなく、ざっと地図を見た印象で
斜面の狭い地に建つ山小屋かなと思っていたが、草地に建つ洒落た小屋
年取ったら、こうした山小屋目当ての、のんびり山行もいい

左:鞍部に別れを告げ、巻き道経由で黒部五郎岳ノ肩をめざす





hidari.gif 薬師岳黒部五郎岳ノ肩 migi.gif


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