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焼    岳

 いずれ西穂奥穂間を歩きたいので、どんなところか様子見に行ってみた。

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焼岳

2015年10月中旬
コース記録:  ロープウェー西穂高口駅16:25−17:15西穂山荘(泊)5:15−6:15独標6:30−7:10西穂山荘7:10−9:50焼岳小屋10:00−中ノ湯分岐10:55−11:00焼岳北峰−12:35林道登山口−13:25中ノ湯バス停

 いずれ西穂奥穂間も歩きたいので、どんなところか西穂まで行ってみることにした。9月は忙しく時間をとれたのが10月、通常ならもう冠雪している時期だが今年は暖かいのでぎりぎり間に合うだろうと判断。左下:西穂高口駅 この少し先に登山届を出す小屋がある。歩くと暑いが風が強く立ち止まると冷える。





 左上:西穂山荘 大勢宿泊客がいた。館内は当然ストーブ焚いている。宿の人は夜は水が凍るので今のうち準備を、と言う。
 朝4時半に起きるとおばさんグループその他も起きてみな廊下に座り込んで化粧している(廊下はストーブが焚かれ暖かい)。ちゃっちゃと自炊飯食べてヘッ電つけて出発。粉雪が舞い風が強い。これは西穂はやめて独標どまりのほうがいいかも、と考える



 左下:独標  右上:西穂奥穂方向   右下:山荘へ戻る尾根
 独標に初老単独男性が休んでいた。これから奥穂をめざすという。カラビナやザイルを持ち準備万端で経験も豊富そうだが、4時半に山荘出て6:15に独標、てスピード的にどうなんだろうと思う。西穂までと馬の背までは行ったことがあるらしいが、通しは初めてとのこと。前回来たときは荷物が重すぎ敗退した、今回は軽くしてきた、というが結構重装備。できれば槍まで縦走したいという。ここまで2時間近くかかって大丈夫ですかと聞くと、ゆっくり行くつもりだ、ツェルトも持っているという。もう一人スピードの速い男性が来て、やはり奥穂へ向かうという。西穂予定をここでやめておくつもりだと言うと「大丈夫ですよ。天気よくなる、ていうけん」を明るく笑う。長野の人でここを何度も通っている、岳沢を下ったこともあるそうで、さっさと出発していった。凍りついた岩場を楽々通過してゆく。初老男性は、前回来たときは1日10人くらいしか通らなかった、皆単独だった、ここ通る人は少ない、落ちたら誰も見ていないからわからないと言う。10人通れば丹沢などのVルートや南ア白峰南嶺等よりはるかにましな気がする。というかそんなに毎日通っているのか、と逆に思った。



 大勢いたあのおばさんたちはどこへ行ったのだろうといぶかりながら下山していると、軽装の若い女性二人連れに会った。奥穂をめざすという。熟達者と思いそう言うと、「全然、初めてだし経験もないけど」とまっすぐ前をめざしている。凍結箇所もあるし、日が暮れるのも早い秋に出発が遅い気もするが、逆に遅いほうが凍結が融けるという考えもある。案外若さで乗り切ってしまうのかもしれない。
 ずっと強風が吹く中、さらに進むとしっかり着込んだおばさんグループがガイドについて登ってきた。独標か西穂まで行き引き返すのだろう。みなかがんだ姿勢で歩いている。そんな寒いかな、先ほどの若い子たちとは大違いだ。



 上:山荘から下は樹林帯、ガスがかかり小雨が降っている。むしろ山頂付近のほうが雲の上で晴れていた。道は刈られ整備されていたが(左下)、これだけ刈られた笹が散っているということは、登山道は埋もれていたのでは、と思う。上高地分岐から焼岳小屋まで(特に中央付近)は、道の感じからも歩く人が少ない気がした。焼岳山荘に到着(右下)。何人か休んでいた。男性二人は昨日西穂往復、その先は怖くてよう行かん、という。





 左上:霧が晴れ、焼岳がよく見えてきた。ハイジのような熊笹の中を登る。ハイジの笹山でもVルートの中央アルプス越百山南嶺と違い、道は明瞭で歩きやすい。
 右上:南の乗鞍方向を望む   左下:東の上高地へ向かう沢   右下:焼岳への道
 このあたりで、結構人が下りてくる。中尾へ下りる人が多いようで、登ってくる人も多い。





 上:今来た尾根と穂高連峰を振り返る   左下:中ノ湯分岐尾根直下   右下:尾根から焼岳山頂を望む。大勢人が登っている





 左上:北峰山頂から穂高連峰を望む 人が写らないように撮っているが、山頂から下の分岐尾根にかけて、大勢の人がいた。山頂は強風にもかかわらず大勢の人で、中国人韓国人らしき人も何人かいた。    右上:南西の南峰   下:南の乗鞍方向の展望





 上:北東の上高地方向の展望 目の前の大山は霞沢岳?
 左下:頂上南西にある火口湖池   右下:これから下る中ノ湯新道の谷





 ちょうど草紅葉がきれいなだった。ここは歩いていて結構暑かった。若者10人連れ、女性9人連れがのんびりしていた。





 やがて樹林帯に入り、登山口に出た(左下)。ここからは林道を中ノ湯バス停まで歩く(途中中ノ湯温泉のホテルがある)。バス停そばに無人温泉小屋ト伝の湯があるが、そばにある売店に頼んで鍵をあけてもらうだかの方式。バスの時間まで20分しかないので、今回は入らなかった。





hidari.gif 東西鎌尾根常念岳 migi.gif


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