北アルプス縦走の続きで、今年(2014)は扇沢から穂高まで歩いてみた。
まずは前半の扇沢から双六小屋まで。
このコースの蓮華岳から烏帽子岳までは人が少ない。ガイド本でもあまり紹介されていない。北アルプスに期待される森林限界を超えた景観ではなく、樹林帯の多いなんの変哲もないコースだからかな、と想像していた。それなら人が少なくまったり歩ける。そう期待して行ったのだが、違った。結構岩場ザレ場急斜面など難所の多い、想定外のコース。三俣山荘で一緒だった人に水場が試金石だなどいろいろ噂を聞くがどうだった?と聞かれ「変なところだった。よく死人が出ないと思う」と言うと「変なところは行く人が少ない。それなりの人しか行かないから案外事故は起きない。誰でも行くようなところで滑落だの低体温だの事故が多い」と言われた。
烏帽子岳から先は、言わずと知れた裏銀座で楽だが、ひたすらのっぺりした森林限界越えの尾根歩きなので晴れていないとつまらないと思う。
日本アルプス目次:
北アルプス縦走:後立山 扇沢−裏銀座 槍穂大キレット 剣岳 十字峡 栂海新道
東西鎌尾根 焼岳 合戦尾根−徳本峠 雲ノ平 笠ヶ岳 西穂奥穂 北穂奥穂
南アルプス縦走:前半(野呂川−塩見−荒川) 後半(赤石岳−聖岳−茶臼岳)
北岳−間ノ岳−農鳥岳(1993) 早川尾根
白峰南嶺 仙丈ヶ岳(仙塩尾根) 甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
中央アルプス:木曽駒 越百−安平路 空木岳−仙涯嶺