高尾から陣馬山にかけてのマイナー尾根を、地図読み勉強を兼ね、まったり冬場に歩いてみた。
マイナー尾根目次: 桂北−孫山 イタドリ沢ノ頭−孫山 大嵐山−鞍骨沢−奈良尾峠−伝通 小仏峠
太鼓曲輪尾根−茗荷沢 梅ノ木平−入沢山 日影−城山−景信山東尾根
高尾1: 高尾と南尾根(南高尾山稜) 淺川金刀比羅宮 金毘羅神社 北高尾山稜
駒木野から北高尾
陣馬山 景信山 与瀬神社 三頭山から笹尾根を下って高尾山へ
東 京 里 山 尾 根 歩 き (高 尾 陣 馬 マイナー尾根2) |
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高尾から陣馬山にかけてのマイナー尾根を、地図読み勉強を兼ね、まったり冬場に歩いてみた。 マイナー尾根目次: 桂北−孫山 イタドリ沢ノ頭−孫山 大嵐山−鞍骨沢−奈良尾峠−伝通 小仏峠 高尾1: 高尾と南尾根(南高尾山稜) 淺川金刀比羅宮 金毘羅神社 北高尾山稜 2013年1月下旬 孫山まで桂北を沢沿いに登り、孫山東尾根を下りる予定で相模湖駅を出発。しかし早々に桂北へ入る道を見落とし、国道沿いに小原まで歩いてしまうミス。国道歩きだと安心して考え事をしていたのがよくなかったのだが、なんだかモチベーションが下がって、もうやめにしてどこかのターミナル駅に戻ってドーナツでも食べたいなあと考えてしまう。 多少ショートカットになる道を見つけて気を取り直し、八坂神社脇の入口へ(左上)。南西に相模湖の町がよく見える(右上)。 バリエーションルートに近いと聞いたが、道は思いのほか明瞭(左上) 左上:孫山(大明神山)と書かれた平らなピーク548m 尾根道は次第荒れてきた(左上)。尾根の方向も北東のまま。右手に明瞭に東へ向かう尾根が聳えるのをみて完全に間違えたと悟る。一方、この尾根道にも黄色テープだの目印があり細々と踏み跡は続いている(右上)。登り返すのも面倒だし、ここまで来たらどこへ下りるか見たい気持ちもあり、孫山ならどこかの林道に出るだろう、しとそのまま下りる。 白い広場はゲート手前の駐車スペースに積もった雪が溶けずに残ったものだった。左上:栃谷板沢林道 桂北へ下る尾根道はかなり急だが、ずっとロープが掛かっているのでロープ沿い(尾根道でもある)にゆけばふもとの集落に下りられる。あまり人が歩いていないのか、足元はふかふかだ。 左下:春日不動の祠 右下:桂北から相模湖 子孫山東尾根から桂北へ下る道は、この祠下の家の人がロープなどで整備してくれたという 桂北は南斜面で暖かいが、栃谷板沢林道や小原の北登山口付近の集落は冷蔵庫の底のように冷えて寒かった。標高が高くてもむしろ尾根上のほうが暖かく、地形によってずいぶん温度が違う。奥多摩でも同様だが、日の当たらない沢筋は冷気がたまりやすいと痛感する。 2013年1月下旬 先日、孫山東尾根への道が見つからなかったこと(上、桂北−孫山)が不思議でならず、リベンジを兼ねて再訪した。 左上:山腹の畑 右上:尾根道はハイキングコース 左上:イタドリ沢ノ頭 左上:矢の音頂上 孫山頂上に出る。平たいピーク全体をつぶさに見回すが、やはり明瞭な踏み跡は東北尾根一本のみ。下りはじめは東北方向でよいので、この道を下りながら注意して東尾根に乗ることにする。下っていると、右下に明瞭な巻道を見つけ、そちらに下りた。巻道に沿って数10mほど北へ行くと、ついに石標発見(左上)!確かにここから東へ尾根が延び(左上の写真奥)、踏み跡もついている。逆方向(西)を見ると、4,5mほど上をさきほどの東北尾根が高度を下げながら下ってゆく。東北尾根から石標まで、薄い踏み跡があるといえばあるが、結構微妙。東北尾根上の踏み跡があまりにクリアなので、踏み跡よりも地形から判断しないと難しい。これも勉強だ。 ところで孫山山頂のプレートには、孫山と大明神山の2つの山名が併記されていたが、地図では大明神山は孫山ピークの一つ北のピークになっている。一方、子孫山ノ頭ピークへの分岐を示す道標には孫山と表示されていた。山名が錯綜しているが、A集落から見た山名とB集落から見た山名が違うなどよくある話なので、そうしたことの結果だろう。 右上:東尾根道そのものは、前回の東北尾根と異なり完全に踏み跡明瞭、そこそこ歩かれているようで地面も踏まれて固く赤テープも多く、コンパス出す必要もなくさくさく歩ける。地図に不明瞭とある、南東方向の支尾根に引き込まれやすい部分も、今ではピーク北側に明瞭な踏み跡がつき南斜面を避けるため、自然と回避される(支尾根に気づかず歩ける)道筋になっていた。 その後もたんたんと進み、尾根が南南東へ向きを変えるあたりから杉桧の人工林になった。最近大刈り(杉林の下に生える灌木を大鎌で伐採)した跡あり(左下)、作業道としても踏み跡が強化され整備も進んだもよう。 小原集落へジグザグと高度を下げてゆき(左上)、沢を渡って林道に出た(右上) 2013年3月初旬 以前から沢沿いから離れた、山の中腹に存在する集落が気になっている。上野原の登下(トッケ)(雨降山−和見)や旧藤野町の登里(生藤山)などもそうだが、陣馬山南にある伝通(デッツー)も気になっていた。恩方のマイナールート歩きと合わせて行ってみることにした。 バスを降り、北土代沢林道をしばらく行くと、左手(東側)に大嵐山の北尾根への登り口がある(左下)。ひたすら尾根を歩けばよいし、踏み跡も明瞭なのでわかりやすい(右下:西側に三本松山からの尾根が平行して走る)。 左上:八王子城と陣馬山を結ぶ北高尾山稜に出た ちょうど散歩中の人が声をかけてきた。あまり人の入らない沢から出てきたので、地元民のチェックが入ったのかもしれないが、気さくな爺さんでいろいろ話す。「どこへ登ってきた」と言うので「大嵐山の北尾根登って関場峠の先から鞍骨沢の西尾根を下りた」と言うと、「大嵐山?どこだ」と聞くので地図を見せる。「地元の人も知らないような山の名前を知っとるな」と言う。いやいや、山名は集落によって違ったりで地図が正しいとは限らない、いくつも山名を持つ山もあるし、地元では名がなくても(山仕事では仕事場を指す場合、山名よりも沢の名を使うことのほうが多い)登山者が便宜上自分たちでつけた(あるいは無理やり見つけた)山名もあるようだし、と答える。 左上:陣馬高原下から入った林道奥に、奈良子峠への登り口がある。左手にゆけば底沢峠、右手が奈良子峠だ 左上:南にはイタドリ沢ノ頭から矢の音孫山への尾根が屏風のように立っている 左:木々の間から山腹の民家が見える。何やら作業音も聞こえ、廃集落にはなっていないようだ 林道ゲートがあった。その先、カーブを曲がったあたりが伝通集落だった(ちなみにこの林道、現在は斜面崩壊のため通行できないとある。奈良子尾根から西は問題なかったので、東側で崩れているのだろう)。 2015年2月中旬 マイナー尾根ではないが、小仏峠について。 |
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