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徳    本    峠

 合戦尾根から常念岳蝶ヶ岳を経て徳本峠から新島々へ下りたときの記録その2。

このシリーズの目次:合戦尾根−常念小屋 常念岳、蝶槍 蝶ヶ岳−大滝山−徳本峠
           クラシックコースで新島々

日本アルプス目次:
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   南アルプス縦走:前半(野呂川−塩見−荒川)  後半(赤石岳−聖岳−茶臼岳)
       北岳−間ノ岳−農鳥岳(1993)  早川尾根
       白峰南嶺 仙丈ヶ岳(仙塩尾根) 甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
   中央アルプス:木曽駒 越百−安平路 空木岳−仙涯嶺



蝶ヶ岳−徳本峠

コース記録:2日目後半:  蝶槍9:50−横尾分岐10:00−10:25蝶ヶ岳ヒュッテ10:40−大滝山北峰11:55−12:10大滝山荘(昼)12:35−槍見台14:40−明神見晴15:45−徳本峠小屋16:40

下:これから進む蝶ヶ岳への道





左上:左手(東)の三俣方向

右上:右手(西)に穂高連峰

左::横尾分岐

左下:蝶ヶ岳への稜線は水平道

右下:来た道を振り返る
右の山が常念岳






 左上:蝶槍ヒュッテ 常念岳から抜きつ抜かれつしてきた中高年男性2人は、ここで三俣で降りるというので別れる。これから大滝山へ向かうというと、「あんたタフだなあ、もうこれ以上は無理だ」と言いつつ、コーラをおごってくれた。暑かったので、コーラ差し入れは非常に有難かった。
 右上:大滝山への分岐  下:樹林帯を進む





 左上:蝶ヶ岳を振り返る いったん大きく下るので、え?、という感じ。目の前に聳えるのが大滝山、常念、蝶槍と三度目の登りかよ、とがっかり。暑いのでしばらく木陰で休みつつゆっくり登る





 三俣に下る道からの分岐以降、誰にも会わない静かな山行



 上:蝶ヶ岳方向を振り返る 奥に穂高連峰が見える   右下:大滝山北峰
 北峰手前で「地元なんです。蝶ヶ岳に日帰りピストンです」という若い単独男性に会う。また、北峰直下でカップルが休んでいた





 左上:大滝山荘   右下:大滝山





 大滝山から徳本峠まで、針葉樹の森の下をゆく。常念小屋で「行ったことあるけど、単調な道だよ」と聞いたが、これはこれで嫌いでない。時々地面に横になり、体の熱をとりながら歩く
 左下:ぬかるみには材木が渡してあるが、ときどき掘り返されている。誰のシワザですか?イノシシ君ですね?大事なヌタ場を材で埋められ、頭に来て掘り返したに違いない





 左上:槍見台  右上:明神見晴らしから見た明神岳 槍見台や明神見晴らしは登り返しになる。これがけっこうきつかった(槍見台は上らず。どうせ稜線からたくさん見たし)



 左上:針葉樹の樹冠  右上:徳本峠
 大滝山荘以降、徳本峠までは誰にも会わなかった。常念岳から来たと言うと「走ったんですか?」と聞かれた。走りません、テント泊のリュックだし、とても走れない。


新島々

コース記録:3日目  徳本峠6:20−力水6:50−岩魚留小屋8:00−8:50中間ベンチ9:00−9:50二俣10:00−車止11:30−新島々バス停11:40

 トンネル(車道)が開通するまで、上高地に至る道は新島々から徳本峠への道だった。この道を下るルートを考えた際、ひょっとしてあまり人が通らず廃道化しているのではと心配だったが、山小屋で聞くとTVでクラシックルートとして紹介されて以降結構歩く人がいる、とのこと。ウェストン祭のときは地元の小学生が60人ほど歩くので完全に整備する、またルートを守る会もあり毎年整備しているという。
 左下:早朝の明神岳





 どんどん下ります





 たちまち沢につき、あとは沢沿いに。ここも単調な道だと言う人がいたが、渓流沿いでなかなか景色のいい道。樹林帯や沢沿いが嫌いな人は、非日常的な森林限界を超えた道が好きなのだろう。
 左下:草刈されている 橋その他整備ばっちり





 まあ、こんな感じで    このあたりでまず、トレラン二人組みとすれ違う
 右下:岩魚留小屋 現在は無人で営業していなかった。何人か休憩している。この後はほとんど水平道





 右上、下:離れ岩付近





 左上:戻り橋付近   下:炭焼き釜
 ちょくちょく、中高年グループなどとすれ違う。けっこう歩いている。





 右上:三木秀綱夫人受難の碑 豊臣秀吉の佐々成政討伐で、佐々氏と同盟を結ぶ飛騨国主三木氏も加勢するも、敗戦落城。次男秀綱と夫人は信濃に敗走するが、秀綱は祭川村で討ち取られ、夫人も中尾峠から上高地に入り徳本峠から島々谷に入ったところで最期をとげた(天正13年1585年8月)。これを悼み、昭和50年島々集落が石碑を建てた。
 この事件にちみ、折口信夫が昭和1年に詠んだ「上高地入りの途次ことにかかり をとめ子の心さびしも清き瀬に 身ば流れつつ人恋ひにけむ」の句も林道に掲示されている。
 左下:冬雪上で伐採され高い位置で萌芽更新した樹木を”あがりこ型樹形”というそうで、このサワラも(伐採ではないが何かの理由で幹が切断され)あがりこ樹形になっている、との解説
 右下:二俣に出たところ ここから車道





 途中テントを担いだ親子4人連れや男性二人連れなどとすれ違う。今からということは徳本峠泊だろう。





 新島々に下りてきた。けっこう戸数が多い



hidari.gif 常念岳薬師岳 migi.gif


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