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黒  戸  尾  根

 2013年南アルプス南北縦走時に歩き残した黒戸尾根から甲斐駒の埋め合わせウォーク編

日本アルプス目次:
   南アルプス縦走:前半野呂川−塩見岳−荒川前岳  後半赤石岳−聖岳−茶臼岳−畑薙
       北岳−間ノ岳−農鳥岳(1993)  早川尾根
       白峰南嶺 仙丈ヶ岳(仙塩尾根) 甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)

   北アルプス縦走:後立山 扇沢−裏銀座 槍穂大キレット 剣岳 十字峡 栂海新道
       東西鎌尾根 焼岳 合戦尾根−徳本峠 雲ノ平 笠ヶ岳 西穂奥穂 北穂奥穂
   中央アルプス:木曽駒 越百−安平路 空木岳−仙涯嶺



黒戸尾根

2015年10月下旬
コース記録:1日目:  白州道の駅9:20−10:05尾白渓谷駐車場−駒ケ岳神社10:10−横手との分岐11:50−刀利天狗13:35−五合目跡14:10−15:00七丈小屋

 甲斐駒に登るには黒戸尾根から、と決めていた。黒戸尾根を歩くには、夏は夜行バスが出ているので日帰り可能だが、暑そうだ。できれば涼しい秋に(春は雪が残っているので)楽しく歩きたい。ただ、秋は夜行バスが出ておらず、公共交通機関を使う場合の最短アクセスは、韮崎から市営バスで白州道の駅あたりで下りる方法になる(横手方面行きバスは午後便しかない)。最も早いバスは8:45韮崎発。七丈小屋に泊まってみたかったのでこの便を利用したが、これより遅いと明るいうちに七丈小屋までゆくのは厳しいかもしれない。尾白渓谷キャンプ場泊なら午後便も使える。
 左下:韮崎駅前には、今年(2015)ノーベル賞を受賞した韮崎出身の大村智氏を称える看板が立っていた
 右下:竹宇駒ケ岳神社参道の石碑が立つ道





 左上:駒ケ岳神社への道 畑の中の道から林の中の道に変わり、竹宇駒ケ岳神社に到着(下)。甲斐駒、尾白川の名称は天津速駒という白馬が住んでいたことに由来し、甲斐駒ケ岳は信州の人権三郎が開いたと案内板にある。





 右上:尾白川にかかる吊橋と尾白渓谷(左下)。駐車場には結構車が停まっており、渓谷を散歩する人たちがちらほらいた。橋のたもとにザックを下ろしぼーっと座っている若者3人組がいた。七丈小屋の今期の食事提供は終了と入り口に書かれているのを見て、食料持参でないためどうしようか迷っているとのこと。私はそう聞いていたので、食料は持参していた。右下:登山道入り口





 すっかり葉も落ち紅葉の終わった山道を行く。左下:横手駒ケ岳神社との分岐点





 山岳信仰の山なので左上のような石碑や仏像がところどころにある。下:奥秩父のような苔の森の一帯もある(そういえばこの辺は中央線を南北にはさむだけで、奥秩父に近い)。





 ようやく出てまいりました岩イワした所。さほど危険な感じはない(そういえば皇太子が黒戸尾根を登ったので、がっちり整備されたと聞いたことがある)   下:岩上からの見晴らしがすばらしい






 右上:ふもとの小淵沢と八ヶ岳方向   左下:その東よりに韮崎の町方向





左上:刀利天狗  右上:五合目小屋跡
このあたりで続々日帰りピストンの下りの人たちとすれ違う
岩下の祠(左下)と梯子のある登山道





左上:垂直の梯子の上から見下ろしたところ

左:七丈小屋 食事提供なしの時期は宿泊客はみなこちらの小屋泊まる
 五合目跡付近ですれ違った男性が、七丈小屋では小屋じまいしていた、小屋番も下山するようだ、と言う。えー、でも連休前なのに小屋じまいするかなあ、といぶかりつつ「でも避難小屋的に泊まることはできるのでは」と言うと「できる、一人泊まっている人がいた」と言う。テントは持参していないので若干不安を覚えつつ先を急ぐ。小屋につくとまだ小屋の主人はおり、宿泊OKだった。
 先に来ていた初老男性が、一箇所梯子のとっかかりが高く足が掛からないところがなかった?、それでえらい時間がかかった、と言う。どこかと記憶をたどるが、よくわからない。股関節がやわらかいと困難ポイントが減ると思う。

 小屋の主人は変わっているとの噂も聞いていたが、黒戸尾根を登る途中あちこちで梯子や階段の補強に使われていた丸太形状の強化プラスチック材が小屋脇に積まれているのを見かけた。おそらく古い木製梯子が磨り減ったり壊れると付け替えていると思われる。崩落などで梯子を付け替えた箇所も何箇所か見かけたし、(行政もだが)小屋の人も整備してくれているものと思う。第二小屋で夜中じゅうストーブ焚いてくれていたし、親切だった。

 ところで、先の初老男性が「お坊さん見なかった?ほら貝吹いていた。毎年登っているらしい。テント持っていたからどこかで宿営するのだろう」と言う。すれ違った人の中に坊さんスタイルの人は見かけなかったので、もうどこかに泊まっていたのだろう。今でも修験者がいるようだ。


2日目

コース記録:  2日目:出発5:55−七合目6:40−7:40甲斐駒ケ岳8:00−摩利支天8:20−駒津峰9:10−双児山9:45−10:45北沢峠(昼)11:30−11:25広河原

 同宿だった人たちはみな車、帰りも黒戸尾根を下るとのことで5時頃出てゆくが、私は北沢峠に出るので余裕。のんびり6時頃出る(もう朝寒いし。朝食器を洗って脇に置くとたちまち底が凍りついていた)。ガイド登山組がおり、ガイドの人にルートを聞かれたので、車でないため白州道の駅駒ケ岳神社間と北沢峠広河原間を歩く話をすると、「エー北沢峠から広河原だと大変じゃないですか?歩くの好きなんですか?」と言われた。いや別にそういうわけでもなく時間的にそうなっただけなのです(あと晩秋で涼しいというのもある)。
 下:夜明けの月と日の出





上:八ヶ岳から韮崎方向   左下:進行方向 目の前の小山はまだ甲斐駒ではない
右下:北西方向





左上:八合目 御来迎場    右上:北岳が見える   下:北側小淵沢韮崎を望む





 上下:甲斐駒へ続く尾根道   左上、右下:甲斐駒頂上が見えてきた
 岩場にこうしたステップが切られていなかった頃、修験者たちは自力でよじ登っていたのだろうか







 甲斐駒は山岳信仰の山 巨岩が続く





 左上:頂上が見えてきた。頂上に近づくと急に風が強くなり寒い。
 頂上には駒ケ嶽神社が鎮座している





 上:甲斐駒頂上からの景色(東側)。中央の尾根が黒戸尾根、右手奥に鳳凰三山と富士山
 左下:北岳と白峰尾根を望む(南)   右下:再度、黒戸尾根





 左上:鋸岳方向(西)   強風で寒いのでさっさと下りる。でもまだ凍結はしていなかった。右上:北沢峠方向への下り
 左下:摩利支天へのトラバース道   右下:摩利支天





 左上:横から見た黒戸尾根    右上:鳳凰三山と富士山
 左下:六万岩付近   右下:駒津峰 奥に仙丈ケ岳。ここまで岩山で、その後双児山まで這松やシャリンバイ(orシャクナゲ?)が多くなる。





 標高が下がるにつれ、北岳が遠くなってゆく(左上)    右上:鋸尾根
 左下:甲斐駒ケ岳を振り返る   右下:これから進む双児山への尾根道と仙丈ケ岳





 駒ケ岳が遠くなる(左上)    右上:双児山 ここまでずっと強風だった
 このあとはひたすら樹林帯の中を下る。右下:北沢峠。ここでお昼を作りがてら休むが、気温4,5度で寒い。夏には大勢の人がいた長衛荘の前も誰もおらず閑散としている。長衛荘の人たちが、外の資材に青ビニールシートを被せたり、冬じまいの支度をしていた。





 思ったより早く峠に着き時間があったのと、一度北沢峠から歩いてみたかったので広河原まで歩く。真夏は炎天下のアスファルト道などとても歩く気がしないが、晩秋は風がビュービュー吹きつけ寒いくらいだ。寒いのでさっさと歩き、1時間半ほどで広河原に着いた。
左上:野呂川出会

 途中ノリ面を補強工事していた(左)。よく林道斜面にコンクリが吹き付けられているのを見るが、ちょうどその工事をしていた。地形に合わせて金網ネットを被せところどころ杭で留め、下からパイプで送ったコンクリートを先端に付けたガンで吹き付け、あのつるつるした斜面を作っていた。

 バス切符売り場の人としばらく話す。北岳ではもう雪が降ったという。黒戸尾根の話から浩宮が登った話になり、売り場の人は「浩宮の好みは渋い。百名山などでなく、通の選ぶ山だ」と言う。甲斐駒はやはり黒戸尾根でないと、昔はこのルートしかなかった、北沢峠が山奥過ぎた、今は北沢峠までバスで入れるようになったが、と言う。




hidari.gif 仙塩尾根早川尾根 migi.gif


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