写真館：東京里山尾根歩き番外:生田(生田緑地,東高根森林公園,長尾,久地緑地)

	東京里山尾根歩き番外編（生田）
生田緑地以東も川崎市だが、多摩丘陵の続きなので番外編として掲載。標高は生田緑地１１２．９ｍ、森林公園あたりで５０ｍほど。目次　　生田(川崎２)：　生田緑地　　ばら園（旧向丘遊園）周辺　　東高根森林公園－久地不動　　川崎１：　真光寺－能ケ谷　　よみうりの丘南側生田緑地 2011年春　生田緑地は、東に口のあいた谷戸を北尾根（枡形山８４ｍ）と南尾根（１１２．９ｍ）が囲む地形になっている。北尾根の南斜面に日本民家園、西端に岡本太郎美術館がある。　以前、生田緑地に来たときは谷戸の谷底あたりを歩いたので、今回は北から枡形山に登ってみた。　左下：神社裏の道　　　　右下：生田緑地入り口谷の部分は公園として整備されているが、北の山は雑木林のまま残されている右上：枡形山頂上（８４ｍ）　　　　右下：日本民家園前回、谷戸から南尾根にも登ってみたが、専修大学と川崎国際ゴルフ場の間の車道（尾根道）に出るものの、ゴルフ場入り口付近で先へ進めなかったばら園（旧向丘遊園）周辺　　2011年春生田緑地前の車道を越えた東にも丘陵は続く左上：ばら園（旧向丘遊園）の北側尾根へゆく遊歩道右上：ばら園ばら園裏から府中街道へ下りる道かなり藪っぽい箇所もあったが、犬を散歩している人をみかけたばら園南の尾根道：西からしばらく車道をゆく（左下）　　ばら園内は現在あちこち整備中だった（右下）下：丘上の畑　　　右：土道の箇所もある下：フェンス脇の道　　　右下：尾根は五所塚のところで、深い切通しによって分断される五所塚側に上ると、市の設置した「長尾の里めぐり」ルートマップ標識が目に付くようになる上：長尾神社　　　下：住宅街の尾根道を標識どおりに進む東高根森林公園－久地不動　　2011年春東名高速を陸橋で渡ると、東高根森林公園についた。東高根森林公園は、西端が広い高台になっており（左上）、東に口をあけた谷戸とその南北の尾根から成る。南の尾根は歩けるが、北尾根は緑ヶ丘霊園所有地のようで公園内ではない。南尾根を行く（下）左：尾根出口（森林公園東の入り口）付近にあった福稲荷社霊園の高台多摩丘陵は、南武線を跨ぎ久地緑地へ続く（上）。わずかに土の尾根歩きができ、さらに久地不動緑道へと続く（下）。緑地の最高地点は４９．５ｍ左上：久地不動右上：崖のふもとにあった五頭龍王の祠大山街道（厚木街道）を越えた、溝口にほど近いところにも、わずかに丘陵が続いていた。北斜面のマンションとの境に短い尾根道があった。この先はもうすぐ多摩川、多摩丘陵はここで終了。　住宅街で尾根へ入る道を探すとき、いつも感じるのだが、かなりの急傾斜地に家が立っていることも多い。車道が通り、各家に車庫のある地域もあるが、車庫のない家、さらには車の入れない道しかなく、徒歩でしかアクセスできない家もある。これは毎日の通勤通学、買い物も大変だろうと思う。また新聞配達や郵便配達も手間だろう。バイクなら入れるところもあるが、左上のようなケースもある。年をとったら暮らすのも大変そうだ。そのためか、結構廃屋もある。　こうしたケースは都心に近い目黒川周辺などでも見かけた。河岸段丘上の高台は高級住宅街、下は商店街や住宅街、段丘の斜面には東京とは思えない緑地や田舎家のような家屋があったりする。歩道しかないところもあり、荒れた感じになっているところもあった。　こうした状況は、あちこち丘陵斜面に開かれた大規模建売住宅群の丘上の住宅でも同様なのではないかと思う。年をとり、老夫婦だけ残された場合、健脚で車の使えた若い頃と違い、ふだんの生活も不便になってくるのではないか。