東 京 里 山 尾 根 歩 き
(八  王  子  北  西  部  1)


秋川丘陵 高尾神社から川口峠  2013年1月中旬

コース記録:武蔵五日市駅12:50−高尾神社13:20−網代城跡13:50−14:15鉄塔(小峰峠往復)14:50−峠道15:00−川口峠15:40

 前回の秋川丘陵歩きは、小峰公園から留原へ下り城山から弁天山を歩いたため、小峰峠川口峠間を歩いていない(五日市から滝山城跡)。そこで高尾神社から城山に入り、川口峠へ尾根歩きすることにした。



 高尾神社探しに手間取ったものの(最初から地元の人に聞けば良かった(^^;))、神社脇からは明瞭な山道が出ており、わかりやすいハイキングコース。登るにしたがい、五日市の町がよく見はらせる。
左上:高尾神社    右上:高尾神社奥の院
左下:奥社先の山道のようす   右下:網代城跡 解説板によれば、15世紀中ごろより地元武士が農山村民による武装集団(南一揆)を指導、この山城もそうした拠点の一つで村人の兆散(重税逃れ)の場でもあった。16世紀中頃滝山城に入城した北条氏照により南一揆は解体、網代城も滝山城の支城となった。





 前回は弁天山方向へ向かったが、今回は南の尾根へ向かう。多少道が悪くなるが、見失うほどではない。城跡から下ると五日市カントリークラブ脇に出る(左上)。鉄塔に出たところで小峰峠からの縦走路に合流、前回歩き残した小峰峠方向(西)へ少し戻って埋め合わせウォーク。

右上:小峰工場団地の清掃工場 奥は五日市の町
左、下:尾根道のようす(左は小峰峠付近)





左上:尾根の南側、手前に川口丘陵、奥に入山尾根が見える

いったん川口病院上から網代へ向かう車道に出るものの、向かい電柱脇から尾根道は続く。道は明瞭、南の上川町側へ下りる分岐が複数ある

右上:北斜面に広がる五日市カントリークラブ脇を歩き、やがて川口峠に到着

左:峠から網代へ下る道脇にあった祠
左の木に竹筒を二本組み合せたものが掛かかるのが見えるが、この二本竹筒の御供えは、高尾檜原青梅あたりの山祠でもよく見かける(檜原村小岩青梅市成木
この尾根歩きでは最後まで誰にも会わなかった

 ところで、川口峠というのは『多摩の低山』(守屋龍男著 けやき出版)にあった名称で、ネットなどによればこの峠には駒繋石峠、上川口峠、御前石峠などの名称もあるようだ。




秋川丘陵 川口峠から滝山道の駅  2013年1月下旬

コース記録:上川霊園バス停13:05−13:25雹留山13:30−鉄塔13:45−整地箇所脇14:05−大嶽神社14:20−GMGゴルフ場14:35(道探し)15:00−戸吹15:30−鉄塔15:50−工学院大学16:30−みつい団地七社神社16:50−梅坪上り口17:05−滝山道の駅付近17:20

 秋川丘陵のハイキングコースは、雹留山から二条城を経てサマーランド上の尾根をゆく。だがその南にも南斜面がゴルフ場となった尾根があり、滝山城址丘陵の南を左入町あたりまで続いている。歩けるかどうか、行ってみた。



 まずは川口峠から雹留山へ。左上:雹留山山頂の神社
 南尾根は鉄塔付近から分岐している。踏み跡箇所をぬけると尾根には意外に明瞭な道がついていた(右上)。しかしゴルフ場脇で尾根をはずれ沢に入るあたりから再び踏み跡に。沢上斜面を行くトラバース(左下)。
 人工林西斜面の踏み跡を登ると(このあたり潅木がうるさい)、尾根上を整地中の箇所に飛び出した(右下)。

整地段丘西側は再び明瞭な尾根道が北へと下るが、
ここは段丘下から東へ抜ける。





 東側尾根にも明瞭な道、やがて尾根上に建つ大嶽神社に出た(左上)。神社から道なりに下ると北の集落から上がってくる車道に下りたので、再び南へ丘陵主尾根をめざす。ゴルフ場脇で東の尾根に出ると再び明瞭な尾根道(右上)、やがてGMGゴルフ場上の車道に出た

 左下:ゴルフ場脇から 奥に特徴ある山容の大岳が見える。ゴルフ場上の車道をゆくと、明大付属中野高校の南側尾根道への分岐があった(右下)。さらに南か南東へ下る尾根道を歩けないか探るが、ゴルフ場内で立ち入り禁止箇所ばかり(猪罠を仕掛けているので歩行禁止とあったりもする)。





 明大中野への分岐へ戻る途中、踏み跡を見つけ入ると明瞭な道があるが(左上)やがて藪に。踏み跡を沢へ下り、平坦で歩きやすい沢沿いに行くと(右上)、熊野神社や障害者施設などのある戸吹の谷戸に出た。

 戸吹交差点から高尾街道を再び南へ登りかえし東尾根への入り口をさぐる。街道の西側には戸吹スポーツ公園や八王子ゴルフ場、東は里山の峠道でよく見かける産廃処理施設や資材置き場などが並ぶ。送電線鉄塔下に上り口発見、登ると小さい産廃処理施設村に出た(左下)。町田の小野路町や黒川あたり、日の出町の里山でもこうした光景をよく見かける。野菜畑を作るあたりも同じだ。
 尾根に出ると北斜面は武蔵野ゴルフ場、西はゴルフ場内で立ち入り禁止、舗装された尾根道を東へ進む(右下)。この先人工林の中をゆく道の感じは、よこやまの道の国士舘大脇付近によく似ている。





 やがて舗装道は南へ下るが、尾根道は土道となって続く。葉の落ちた落葉樹の林が日野の多摩丘陵や七生丘陵と似た雰囲気で、なかなかいい感じの尾根道。ここでこの日初めてハイカーに会う。
 やがて工学院大学脇に出た。右下:工学院大学脇から南を望む 奥に丹沢山塊が見える





 尾根はみつい台団地から創価大学東へ続いている。みつい台団地を通り抜け、尾根北東端に立つ七社神社にでた(左上)。鳥居右奥に見えるのは学会の牧口記念館。
 記念館の東にも尾根は続いている。北側に地元自治会の整備する上り道があったので登ってみると、牧口記念公園に出た(右上、富士山が見える)。尾根には車道が通る。最初学会関係とは思わず歩いてゆくと、月光の丘だの不思議なネーミングのプレートがあったり、個人名の標識の掛かった大量の植樹林があったり、ちょっと普通でない雰囲気。記念館のある南斜面側は立入り禁止の札が立つものの、それ以外は特に表示はない。自治会管理の道から上がったのだしよいとは思うが、早々に梅坪の集落へ下りた。
 ところで山林や畑は所有者があっても赤道は人が通ってよい慣わしになっている。このため畑の赤道には作を作らず山はそこだけ植林しない。通常尾根は赤道、でも地主が通行禁止にしているところもときどきある。




宮尾神社から舟子尾根と今熊山  2013年1月初旬

コース記録:宮の下バス停11:00−ボンゼン山への分岐12:00−12:40入山峠12:45−舟子尾根分岐13:00−13:30古愛宕山(昼食)13:55−林道14:20−14:35金剛の滝14:40−今熊山15:10−金剛滝分岐15:30−秋川街道16:00

 宮尾神社から入山峠に登ろうと思うが、5万分の一にある神社マークのどれが宮尾神社かわからない。とりあえずバス停名から判断して宮の下で下りるが、結局神社登り口は夕焼け小焼けバス停の目の前だった



 神社を参拝、山歩きの無事を祈ってお賽銭を入れる。神社裏には明瞭な尾根道が続く(左上)。北へ向かってさくさく登り、やがて東のボンゼン山や恩方峰からの尾根道と合流(右上:赤テープ箇所が縦走路への下り口)。
 西斜面が皆伐された箇所でお弁当を食べているハイカーらに会った。力石からボンゼン山尾根に登って来たという。入山峠への林道上を通る箇所が皆伐&ヤセ尾根の急な下りで、注意深く行く(左下)。この日は霜柱程度だったが、凍結していると危なそうだ。右下:八王子から都心方向が良く見える





 右上:入山峠 醍醐方向通行止めで、盆堀から登ってきたオートバイ二人組ががっかりしていた
 左下:舟子尾根への分岐 入山尾根分岐の少し先にある。この左をゆく
 右下:熊の糞?2012年12月、戸倉から笹尾根界隈で一頭つかまったという。このあと狸の糞か熊の糞か臭いで判別すると聞いた。





 かなり藪の茂る箇所もある多少荒れ気味の道(左上)。このあたりは尾根を行けばよいので道に迷う心配はあまりないが。
 右上:古愛宕山509m ここから北東の尾根に踏み跡があり行ってみるがやがて消えた。低山なのでこのままガサゴソ行けそうだが、時間かかるだろうし正式コースとは異なる。地図では正式な尾根は北、戻ると果たして北に踏み跡が続いており、やがて林道脇に出た(左下)。前回今熊山には入山峠から尾根づたいに行ったので、今回は北斜面から登る予定、途中金剛滝に寄る(右下)。



左上:今熊山山頂の奥社
右上:山頂からは都心方向が良く見える
以前古いハイキング本で今熊山北側の登山道に鎖場があると読み、面白そうだと思って行ってみたが無かった。

山頂で地元の人に会ったので、鎖場のある道がないか聞くと、北東斜面あたりを指しこのへんにも道があったがどうかな、北斜面から変電所方向へ下りるショートカットはある、「昔は荒れていたが今は結構人が歩いているから大丈夫だろう」と案内してくれた。先ほどの金剛滝から縦走路への合流点にある道標(左)奥がショートカットの入り口。メインロードは金剛滝への道からバス停へ分岐する道だが、このショートカットはもっと東でバス停行き道に合流する(鎖はない)。

 ショートカット経由で変電所脇に出、集落をさくさく歩いて今熊山登山口バス停へ。ちょうどバスが行ったばかり、1時間弱あるので上川霊園の下まで歩く。ここだと霊園からのバスもあり本数が一気に増えるのだ。




hidari.gif 滝山城址/戸倉三山八王子(小津美山川口) migi.gif


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