秩  父  1
天覧山 多峯主山 両神山



天覧山−多峯主山  2012年6月下旬

 友人何人かでまったりと飯能の里山を散策しました。
 山岳会所属で冬山岩場経験豊富なベテランもいれば、この丘ですら途中でバテて休む人も出るなど、なかなか同行者のレベルは一定しません。
 これもあって、ある程度ハードな山へ行くときは単独になることも多い。本当はよくないとわかっているが、超ベテランとだとこちらが足手まといになりそうだし、かといってビギナーと一緒も怖いし、ある程度スピードもないと目的地までたどり着けないし・・・。





 よく整備された遊歩道。小学校の生徒らも大勢歩いていました。右上:多峯主山
 下:多峯主山頂からの眺め






里山の南斜面には
立派な庭園で有名なお寺だの
右下のような大きな神社があった

のんびりハイキングにはよい道だと思います







日和田山  2013年11月上旬

 再び友人たちとまったり里山散策。日和田山はクライミングとロープワークの講習で来たことがあります。左下:山頂   右下:ハイキングコース






途中雨に降られましたが、下りているうちに
晴れてきました。

右上:ふもと近くの祠

日和田山を下りると巾着田に出ます。

巾着田は、9月から10月にかけて
彼岸花で有名ですが、
このときは時期を過ぎていました。



多峯主山−久須美の峰  2016年2月下旬

コース記録:天覧山登山口12:40−13:00多峯主山(昼)13:10−武蔵台13:30−天覚山尾根登り口13:50−永田に下る14:00−再度尾根登り口14:30−武蔵横手との分岐14:45−久須美の峰15:20−林道15:45−東吾野駅16:25

 多峯主山の西を歩いてみた。冬晴れで歩きやすい日。  左下:天覧山登山口





 左上:多峯主山頂上から。山頂には大勢人がいた。道なりにゆくと(右上)、いったん武蔵台の分譲地に出る。電柱だけ立つ荒地のままの分譲地脇をゆく。一部ソーラーパネルが設置されていた(左下)。





 里山は分譲地でいったん分断され、柵で囲われ入れないので尾根沿いに歩くことができない(左上)。住宅街を北へ迂回し切通のバス道の峠付近で西の住宅街に入る。おそらく地元の散歩コースになっている筈、と地元の人に尾根への登り口を聞くと教えてくれた(右上:登り口)。
 最初方向を確かめず道なりにのんびり歩いていたら、南東に下ってしまい永田の十字路に下りてしまった(右下)。





 まーいいや、今日はこれでやめるか、とも思ったが、時間があるので下のバス道から再度さきほどの登り口に戻って歩きなおす。
 左上:登ったところから住宅街を見下ろす。中央上に見えるのがさきほどの武蔵台の住宅地と多峯主山尾根
 道は完全に明瞭、さくさく行く。何やら広場があった(左下、277mピークあたり)。このあたり、分譲地が多い(右下:横手あたり)。でも丘の上の住宅は年取ると買い物に行くのも大変になるんですよね・・・。





 左上:武蔵横手との分岐に出た。久須美の峰方向へ向かう。



 左上:白子へ下る道との分岐だったか?  左下:”久須美の峰”320mの標識
 道はいったん林道で分断される(右下)。この先も尾根は天覚山から子の権現や伊豆ヶ岳へと続くが、今日はここでおしまい。





 上:東吾野駅へ向かう途中見かけた吾野原木センター。今でも林業がさかん。

 里山尾根では、何人かトレランや単独ハイカーとすれ違った。




両神山  2012年10月下旬

コース記録:7:45坂本7:50−八丁峠10:30−行蔵坊11:10−西岳11:20−竜頭神社11:35−東岳12:05−12:45両神山13:00−清滝13:50−日向大谷15:20

 始発のバスで坂本到着 左下:坂本集落  右下:これから向かう方向
 上りバス停向かいの川沿いに、元標識と思われる薄茶色の新しい棒が立っていた(標識部分のみはずされた感じ)。見ると川に鉄の橋がかかり、対岸に山道が続いている。これが登山道入り口かと行ってみると、右手にお墓、その上斜面は果樹が植わる。続く先がよくわからなかったので引き返し、右下写真の車道を進むことにしたが、あとで調べるとこのお墓脇から多少ショートカットになる山道が続くようだ。正式な登山道入り口手前、車道が川を渡ったところで合流する。





左上:浄水場脇に正式な登山口がある。”両神山では近年死亡を含む事故が多発し異常事態です”との注意書きあり。   右上:小屋跡らしい箇所 石垣もある
左下:神社、山ノ神かな   右下:ところどころ崩壊しているが危険ではなかった





何度も沢を渡る箇所あり。水量が多いと面倒かも。石がごろごろして歩きにくいが、危険ではない。また赤テープが頻繁にあるので、注意深くしていれば道迷いの心配もまずない(霧だと難しいかも・・・)
右上:大岩 下に祠あり
途中、右手皆伐箇所の車道がすぐ上に見えるところで、車道からこの登山道への下り口があった。岩ごろごろ歩きが嫌な場合、ここまで車道を行く手もある(車道は例によってくねくねヘアピンカーブなので距離は長くなる)
さいごは峠に向かって急登、八丁峠へ出た(左下)。この手前に、八丁トンネル北側からの登り口との合流点があったが、悪路と書かれていた
右上:これから向かう東南方向に見える尾根





左上:坂本へ下りる車道(林道)を見下ろす  右上:狭い尾根
鎖場が多く一般コースとしては難コースと聞いていたが、基本的に登りでは鎖は使わなかった。クライミング講習で登った追浜や日和田など、初心者コースとはいえほぼ垂直な岩山に比べればずいぶん傾斜もゆるく感じ、両脇もヤブで高度感を感じない。両手両足でくいくい登り、結構楽しい。下りになるところが2,3箇所あり、そこでは鎖を使うと楽だし安全だった
左下:竜頭神社   右下:鎖場





左上:狭い尾根道をゆく  右上:振り返ったところ

 神社のあたりで、ぱらぱら音がしはじめた。何か降っているが、岩を見ても水滴で濡れてゆくようすはない。落ち葉の音かな、と見ると白い粒が降っている。ずいぶん寒くなってきたが、この気温でさすがに雪はまだないだろう、とよく見ると細かいあられだった。坂本の東、小鹿野へ続く沢沿いは雲が垂れ込めはじめ、景色が見えない。南西側には雲はない。岩場で雨はいやだな、と先を急ぐ。
 西岳のあたりで、大キギの岩壁の上に紅葉した木々が乗り、美しい。北西には虹が出ている。さっそく写真に納めようとするが、なんとここでカメラの電池切れ。このため以降は写真なしとなる。

 朝から誰にも会わなかったのが、東岳あたりからぞくぞく登山者とすれ違うようになった。日向大谷から登り八丁峠から下りるのか、八丁峠から往復しているのか。逆コースだとほとんどの鎖場で下りになるので、登りより危険な気がする。山ガールはカップルで見た一人だけ、若い男子グループと男性単独が多い。グループ内で格好がばらけており、スニーカーに遠足リュックの人から、体にピッタリしたサポートタイツ/シャツに両ストック使い、幅広つばの全天候型ハットに紐を垂らし、雨蓋付ザックにトレッキングシューズとピークスあたりの山雑誌そのままの格好もいて、見ていて面白い。
 山頂にも大勢いたが、ちょうど1グループが立ち上がったのでその後に座って食事。ベテラン風の中年登山者が、両神山には山を始めたばかりの若い登山者が大勢来る、今出たグループも今年始めたばかりと言っていた、そういう連中が事故を起こしやすいと言う。

 山頂を下りるとすぐ暗い樹林帯の中を行く。両神神社奥社を過ぎ清滝小屋を過ぎ、だらだらと単調な下りが続く。途中、山道と書かれた分岐を見たが、天理尾根への道らしい。3時半前車道に出た。バスの時刻まで時間があるので両神山荘でビールとジュースをいただく。山荘の人は「4時になると山は怖い」と言っていた。

 バス停そばの小屋にも七滝沢コースで滑落事故が頻発している、両神山は危険箇所が多い、登山の難しさは標高ではありません、ときには撤退する勇気も必要です、といった内容の注意事項が書かれていた。
 町営バスに乗ると、運転手さんが親子連れを見なかったか聞く。一人が「会った、お母さんは途中で待っていた」と言う。私も頂上下で娘さんに会い、鎖場下でお母さんを見かけた。お母さんは「もうとても無理だからここで娘を待つことにした」と言っていた。「まだ下りてこないな、もう4時半だぞ、暗くなるぞ、大丈夫か」と運転手。「バスで来た人ですか?」と登山者の一人、「いや車の人だがちょうど着いたときに登るのを見たから。まだ車あるな」町営バスなので町職員として万が一が気になるのだろう。「みな山をなめとるな」と言いながら時刻になったのでバスを出した。
 小鹿野町役場前でバスを乗り換えようと下りると、待機していた交替の職員が私を見て「あれ、山行ってきた。雨大丈夫だったか」と言う。あられみたいのがぱらついたが降らなかった、と言うと、「山のが天気良かったんだな。こっちはかなり降ったぞ」という。確かに途中からずっと道路が濡れていたので、他の登山者らも「こっちは雨相当降ったみたいだ」と言っていた。

 今回、坂本から八丁峠までの道は道迷いに注意、八丁峠から西岳までは鎖場が多く滑落注意、と用心しながら入った。しかし、坂本から八丁峠までの道は赤テープも多く、注意深くしていれば迷うことはないと感じた。道がわからないと思ったら、左右、上のほうをきょろきょろする。すると必ず見える範囲に赤テープがある。鎖場も、基本的に登りは鎖不要と思う。一箇所一枚岩で手がかりがほとんどない感じのところがあり、そこは鎖を使った。下りは鎖を使ったほうが安全だろう。荷物が重ければそれだけ難しくなる。今回、日帰り装備で食料もほとんどなく荷は軽く、霧もかからず雨も降らずラッキーでもあった。

hidari.gif 信州峠から清里天理岳 migi.gif


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