東 京 近 郊  の 山  尾 根 歩 き
東 丹 沢 (マイナー尾根2)

 2013-2014の冬は東丹沢のマイナー尾根を、地図読み勉強を兼ね、蛭のいない冬場に歩いてみた。
 大山北尾根コースは、いつ歩こうか時期をうかがっていた。雪が積もってしまうとやっかいだ。ほかの人のブログを見ても、積もりたてだと歩く人が少ないので、ラッセルになってしまう。ルート探しの難易度も上がる。一方、トレースがついてしまうと読図の意味がなくなる。2月3月は雪が多い。できれば雪なしで歩きたいが、蛭の季節は困る。ということで、最初の降雪からしばらくたち、次の降雪まで間がある1月下旬から2月はじめを狙った。

このページ目次: 大山北尾根  日向薬師北  ヨモギ尾根  七沢山宝尾根  七沢山境界尾根

東丹沢マイナー尾根: エボシ山  小蓑毛  南山−仏果山  栂立尾根  棒ノ木丸  塔ノ岳西−小丸北−マルガヤ  ネクタイ尾根−諸戸尾根  ナベワラシ(ゴジラ尾根)  日高−西峰西尾根−東峰西尾根  コシバ沢  蛭ヶ岳南−市原新道−白馬尾根−棚沢ノ頭尾根  宮ヶ瀬尾根

西丹沢マイナー尾根: 日影山  大杉山  椿丸  シキリ尾根−屏風岩山  エビラ沢  伊勢沢ノ頭  袖平山  地蔵尾根−朝日尾根  同角山稜  ショチクボ沢ノ頭−権現山

東丹沢: 焼山登山口−焼山−姫次−蛭ヶ岳手前−姫次−東野  宮ヶ瀬−東峰−丹沢山−戸沢

丹沢主脈: 蓑毛−高取山−弘法山  東野−蛭ヶ岳−鍋割山−大倉  大山−ヤビツ峠−塔ノ岳塔ノ岳−鍋割山−雨山−高松山
    畦ヶ丸−加入道山−大室山−犬越檜洞丸−蛭ヶ岳−丹沢山−塔ノ岳
    畦ヶ丸−菰釣山−山中湖     篭坂峠−不老山



大山北尾根

2014年2月上旬
コース記録:  大山神社下社(ケーブル上)12:10−13:05大山山頂13:10−15:00一ノ沢峠(昼)15:10−物見峠16:10−煤ヶ谷16:55  一ノ沢峠まで道標なし

 今日はバリエーション歩きだから(と言い訳して)バスとケーブル使い登りをカット、やはり楽♪
 ちょうど節分、バス停からケーブル駅まで法被をはおった講中の人たちが大勢歩いている。下社に着くとまたまた大勢の人、ご祈祷も受け付けており祝詞の声も聞こえる。
 神社の敷地から大山への登山道入口にはそろいの紺の制服姿で山岳警備隊の人たちが詰めており、登ってゆく人をチェックして書き留めていた。



 この日は季節外れの高気温、暑くて袖をまくりあげさくさく登る。12時を回っているので、ぞくぞく下りてくる人とすれ違う。ところどころ、弁当を広げている人たちもいる。

 頂上に着くと急に風が強まり、さすがに寒い。ところどころ雪も残っている。ここでも大勢お弁当を食べていた。
 左上:大山阿夫利神社上社  右上:電波塔奥に、鹿柵を越える脚立がある。ここから大山北尾根道が始まる。左下:雪の残る道 道は明瞭  右下:モノレールが通っていた。林業用?





けっこう痩せ尾根も多い(左上)

右上:西沢ノ頭

上のほうはブナなど落葉広葉樹の森でいい感じ(左)

左下:南東方向へ、今下りてきた尾根を振り返る

右下:西の丹沢の尾根を望む







境沢ノ頭で県道に下りる分岐があるが、北へ尾根を直進。踏み跡はやや薄くなるが北へ続いている(左上)。
広い肩に出た(右上)。今までの経験から、こういう地形は下り口を間違えやすい。いちおうぐるりと下方を見て回り(すぐに踏み跡と赤テープを確認)、コンパスで方向も確認してOKを出す。地図にも左に引き込まれやすい、とある箇所がここと思われる。だまされないぞ(笑)!

左:このあたりから杉桧の人工林が出てきた。上まで枝打ちされた美林。ちゃんと間伐もされている。林道は谷底しか通っていないので、ということは、ここまでチェーンソー担いで登り、作業していることになる。
下:東には三峰山の尾根が平行して走る



左:巨木の森

下:巨木の朽ちた跡


大山北尾根は、全体的に急坂な道だった。東西両サイドも急斜面のところが多い。
左下:一ノ沢峠 ここから林道に下り物見峠へ向かう(右下)。目の前に見えるのは、鍋嵐の手前の山か



地図読みで見落としていたが、この林道、登りだった。水平道で楽勝と思っていたのに、とがっかりしつつ、日暮れまでに歩き終えたいのでさくさく進む。
それにしてもこの道、車っ子一台通らない。結局この日は大山山頂以降、林道含め誰にも会わなかった。

左:西を振り返り、丹沢の山脈を望む
左下:物見トンネル手前に、峠へ登る道がある
右下:物見峠






物見峠から縦走路へのトラバースは斜面が崩壊しているとの話だったが、通行止めにはなっていなかった(立て看に「注意して通行してください」と注意書きあり)。確かに崩壊箇所はあったが(左上)、充分歩けるレベル。山道管理、ご苦労様だ。

いかにも関東の冬、いい感じの道(右上)
左下:トラバースから煤ヶ谷への縦走路に合流したところ。杉桧の人工林の下を歩き、煤ヶ谷に出た(右下)




日向薬師北

梅ノ木尾根   2014年5月中旬
コース記録:日向バス停11:05−13:00大沢分岐13:10−浄発願寺本堂跡の岩屋14:00−日向バス停15:05

 春に脛を5針縫ったリハビリを兼ねて、日向薬師の北にある尾根道を歩いてみることにした。
左下:日向薬師から仁王門を越え上ってゆく  右下:このあたりはハイキングコース





浄発願寺本堂跡へ下る道との分岐から先は、多少バリエーションルートっぽくなる。
左上:二の沢ノ頭    右上、下:やせ尾根が続くが、楽しい尾根道 道は明瞭





左上:大沢分岐 当初、ここから弁天御髪尾根を下りる予定だった。しかし、しばらく進むと、尾根が崩れたような箇所がある(右上)。4月に鉈で脛を切り5針縫う怪我をしたばかりで、抜糸はすんでいたが、踏ん張るとまだ傷口が傷む。傷が開いても困るので、今回は無理せず戻ることにした。

途中の分岐から浄発願寺本堂跡へ下る。左写真は岩屋跡。寺は山津波にあったようで、現在の浄発願寺は日向薬師に近い川沿いに移転している。


弁天御髪尾根   2014年5月中旬
コース記録:広沢寺温泉入口9:10−上弁天尾根登り口10:45−弁天御髪尾根登り口11:00−弁弁天広場からの分岐11:50−12:10巨木の森分岐(お昼)12:20−大山縦走路13:10−唐沢峠北分岐13:30−不動尻14:20−広沢寺14:55

 一週間後、前回引き返した箇所を登りで歩いてみることにした。
 最初上弁天尾根から行こうと、左下写真のゲートから入った。登りの踏み跡を探すが、よくわからない。強行突破するにもかなりの急斜面、まだ傷の残る足では難しいと判断、弁天御髪尾根から行くことにした。
 右下:弁天御髪尾根への道





左上:明瞭な尾根道    右上:弁天広場から登る道と合わさるあたり 弁天広場から若いカップルが登ってきて、しばらく休んでいた
左下:採石場が見える   右下:日向キャンプ場から大山へ上る尾根





左:例の崩落箇所 登り側からだとあっさり通過できた

下:大山から三峰山への尾根道に出る


 三峰への主脈登山道を歩いていると、後ろのほうで若者男女が「ヤダー何これー」「コワーイ」、そしてケタケタ笑いながら「登れたー」と騒ぐ声がする。先ほどのカップルが、例の崩落箇所を無事通過したのに違いない。

左:滑落が多いのか、過剰に整備された尾根道

下:唐沢峠の少し先から、不動尻へ下る





左上:北に七沢山への尾根が見える
いずれここも歩いてみたい

右上:林道に出たあたり

左:茶畑が広がる
付近の集落は田植え準備の代掻きで忙しそうだった
関東だと通常は5月の連休に田植えのところが多いが、このあたりは中山間地のせいか多少遅いようだ




ヨモギ尾根

2014年5月中旬
コース記録:大倉9:35−11:50三ノ塔(お昼)12:10−ヨモギ平12:40−13:20札掛13:30−ヤビツ峠14:45  三ノ塔からの分岐以降道標なし

 前から気になっていた、三ノ塔尾根とヨモギ尾根を歩きに行った。
 下:大倉バス停からの道





左上:表丹沢林道と交差するところ。ここまで誰にも会わなかったが、林道の先から表尾根までの道で、カップル1組、若者2人連れも登っていた。マイナー道かと思ったが、結構歩いているようだ。道もわかりやすい。
右上:めざす表尾根が見える  左下:秦野、南東方向をのぞむ   右下:鹿柵脇をゆく道





左上:表尾根に出たところ 続々人が歩いている  右上:富士山が見える
下:休日の晴天、大勢の人で賑わう三ノ塔頂上





左上:表尾根からヨモギ尾根へ分岐するところ。こちらへ進んでいると、後ろを歩いていた若者カップルが「何これ、地図にないじゃん、私たちの知らない世界があるの?」と言った。
右上:踏み跡かと思ったが、道は明瞭
左下:モノレールが続く 林業用だろう  右下:登山道のようす
トレラン一人が追い越してゆき、ヨモギ平手前で中年夫婦が登ってくるのに出会う





上:ヨモギ平付近  蓬平には若夫婦が子供を連れてピクニックに来ており、ボスコキャンプ場へ戻って行った。確かにピクニックに最適の緑の広場だ。マイナー尾根と思いきや、結構人がいる。
左下:ヨモギ なるほど沢山ある   右下:登山道のようす 道は明瞭





左上:札掛に出るには渡渉する必要がある。札掛も蛭が多いと聞くので、蛭に気をつけつつ川を渡る。釣り客が3,4人いた。この日も蛭は見かけず、5月はまだ大丈夫なのかもしれない。

ヤビツ峠への県道は登りになる。天気がよいとカンカン照りで、5月でも暑い。
下:途中から旧道コースでショートカット。この道のほうがヨモギ平尾根などよりも荒れていた記憶がある。ヤビツ峠に着くと、ちょうどバスがあと数分で出発するところに間に合い、ラッキーだった。



 ところでモノレール、丹沢のものは林業用だろうが、桧原では数戸や一軒家へのアクセスにモノレールが利用されている場所がある。お爺さんが乗っているのをTVのドキュメンタリーで見たこともある。
 とある古民家空家を借り、ゆくゆくはお店しようというグループに参加している知人から聞いた話だが、その家は一番近い林道からも歩いて1時間以上かかるところにある。ただ、立地は非常によい。山中だが日当たり抜群の平らな地で、畑も作れる。車社会の現代では不便きわまりないが、自給自足の明治頃までなら非常に条件の良い土地だったろうという。村では、住民が住んでいないとモノレールを動かさない(住民がいれば動かしてくれる、モノレールはガソリンエンジン)。そこでメンバーの一部が住民票を移す予定だとのこと。カフェなどにして観光客がモノレールに乗って来る形にしたら面白いのでは、と言っていた(確かに、私も行ってみたい)。ただし、モノレールは事故もあり、モノレールから落ちて亡くなったお婆さんもいるという。台風などの倒木で動かせなくなることも多い(若い人出があれば自分たちで復旧できるだろうが、今や老人世帯ばかり)。

 話はさらにそれるが、この家の持主は麓集落に下りており、化学物質過敏症の人が都会から来て借りて住んでいた(車なし、排ガスもだめだったとのこと)。主が亡くなり残った家族は村の説得で山を下りた。長年畑の自給自足と宅配の取り寄せで生活していたため、ゴミが大量にたまっていたという。交通手段のない山中での自給自足暮らしを考える際、考慮すべき問題だ。



七沢山宝尾根

2014年12月下旬
コース記録:  煤ヶ谷11:25−七沢山13:30−13:50三峰山14:00−物見峠15:05−土山峠方向往復15:15−煤ヶ谷15:35



 煤ヶ谷から谷太郎林道に入る。宝の山の碑を探すが見当たらなかったので、地図からこの尾根と判断し、人工林西斜面を登る(左上)。急登だが、冬で下草もなく歩きやすい。尾根に出れば踏み後あり、尾根は広くさくさく登る。





 512mピークの先、広々とした気持ちのいい尾根をゆく。





 東方向の見晴らしがよい。これは楽勝かと思いきや、最後3分の1くらいがやせ尾根続きとなった。





 写真ではわかりにくいが、けっこう手ごたえがある。ロープの設置されている箇所は、登りの補助に使用するためというよりも、ルートを示すためのようだ。とあるナイフリッジで、踏み跡につられ南から回ると、ザレてつかまる根もなくかなり危険だった。北側にロープが設置されているのを見つけ、こちらから登るべきだったのかと判明。間違い踏み跡につられず、ロープの設置を見たり自らの目でどこから登るか判断する必要がある。





 右上:七沢山に出た。ここから大山三峰縦走路を南へ下る。右下:三峰山





 このコースも、三峰山前後に鎖場も多く、楽でない。



 右上:丹沢山方向

 最初土山峠コースへ行こうかと思ったが、結構アップダウンがありそうなので、おとなしく煤ヶ谷に下りることにした。

この日1日、山中では誰にも会わなかった(マイナー歩くと、そういうことが多い。奥多摩も丹沢も、人いるの?て感じ)





七沢山境界尾根

2015年1月中旬
コース記録:  煤ヶ谷9:15−林道終点9:55−28号11:00−11:40七沢山11:45−不動尻分岐12:00−唐沢峠12:30−13:30大山(昼)13:45−阿夫利神社14:20



 谷太郎林道を終点まで歩くと、七沢山への境界尾根の入り口がある。踏み跡は明瞭、このあたりの人工林の作業道のようで、枝打ちされた森をゆく。





 傾斜はけっこう急。左上写真、水平で撮れていないので、傾斜角度は45−50度くらいありそう





 境界標26号あたり、広々とした尾根で東の東京方面の見晴らしが良く、気持ちがいい





 左上:28号標識。このあとヤセ尾根が多くなり、白ザレで滑りやすくなる。最後七沢山直下の急登は道も明瞭(というか、えぐれている)手がかりも多く、少なくとも登りは心配ない感じだが、その少し手前に鞍部になったヤセ尾根がザレて危ないところがあった。





 右上:七沢山に出たところ 大山三峰縦走路に出ると、ちらほら人が歩いている。
 右下:不動尻への分岐箇所 何人か休んだり弁当を食べていた





 左上:865ピーク ここでうっかり、西へ直進しそうになった。どうもおかしいと登り返し、そばにいた人に道を聞くとここで南へ曲がるとのこと、しっかり道もついている。「道標ないからここは迷いやすいんだよね」と言うが、一般道で道迷いしかけるとは。トホホ・・・
 左下:唐沢峠 ここからは道がいい





 冬晴れの中、さくさく歩きます。夏は暑そうだが冬は暖かく見晴らしよく気持ちのいい尾根





 阿夫利神社上社に到着。湘南の海が光っています。
 山頂には大勢の人、下り始めるが、まだまだ登ってくる人もいる。中国語もよく聞こえてくる。





 帰りはケーブルカーで下山



hidari.gif 東丹沢マイナー尾根1東丹沢マイナー尾根3 migi.gif


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